カテゴリ別お知らせ

夏休みは楽しく自由研究特集!



いよいよ夏休み!新学期に備えて、夏休みの自由研究を楽しくする丸善出版刊行書籍をジャンル別にご紹介します。



データ盛りだくさん!調べ学習に活用しよう!!『理科年表』

『理科年表 2023』


実験&フィールドワーク

『鉱物ウォーキングガイド 全国版 北海道から九州まで厳選の24地点』

『東京湧水せせらぎ散歩』

『おうちの科学 暮らしに効く おいしい!うれしい!なるほど!サイエンス』

『もっと!おうちの科学 暮らしに効く55のおいしい知恵となるほどコラム』

『鉱物ハンティングガイド 知れば知るほど奥深い!鉱物採集の世界』

『日本の火山ウォーキングガイド』

『化石ウォーキングガイド 全国版 日本各地に眠る古生物の痕跡探し27地点』

『気象と気候のとらえ方 きまぐれな大気の物理を読み解く』

『知識ゼロからの京大講義 化石が語る サルの進化・ヒトの誕生』


その発見で、歴史が変わった!

『歴史を変えた100の大発見 数学 新たな数と理論の発見史』

『歴史を変えた100の大発見 宇宙 果てのない探索の歴史』

『歴史を変えた100の大発見 元素 周期表にまつわる5万年の物語』

『歴史を変えた100の大発見 物理 探究と創造の歴史』

『歴史を変えた100の大発見 脳 心の謎に迫った偉人たち』

『歴史を変えた100の大発見 生物 生命の謎に迫る旅』


生き物の魅力を知ろう!

『世界地図シリーズ 絶滅危機生物の世界地図』

『クモはなぜ糸をつくるのか? 糸と進化し続けた四億年』

『トンボの不思議』

『日本のタンポポとセイヨウタンポポ』

『クマを追う』

『北に生きるシカたち シカ、ササそして雪をめぐる生態学』

『シーラカンスは語る 化石とDNAから探る生命の進化』

『環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑』

『人類が滅ぼした動物の図鑑』


そのほかおすすめ書籍はこちら!

『エジソンと発明 努力とひらめきで失敗を成功につなげた偉人』

『35の名著でたどる科学史 科学者はいかに世界を綴ったか』

『見て楽しむ 数のふしぎショートストーリー200』

『ウェルズ 数理パズル358 思考力を鍛える実践トレーニング』

『京大人気講義シリーズ 新・霊長類学のすすめ』

『京大人気講義シリーズ 味覚と嗜好のサイエンス』

『知識ゼロからの東大講義 そうだったのか!ヒトの生物学』

『ジャンクDNA ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?』

『ビジュアル 顔の大研究』

データ盛りだくさん!調べ学習に活用しよう!!
『理科年表』


『理科年表 2023』

『理科年表 2023(机上版)』

国立天文台 編

通常版
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
その他・規格外・1208頁 ISBN:978-4-621-30736-6

机上版
定価:3,520円(本体3,200円+税10%)
A5・1208頁 ISBN:978-4-621-30737-3

気象災害、火山、地震の情報がこの一冊で網羅されており、その他各分野を最新データに更新し、これまで以上に信頼できる科学データブックとなっています。また、サイエンスに関するホットな話題が読める「トピックス」も盛りだくさん!

実験&フィールドワーク

『鉱物ウォーキングガイド 全国版 北海道から九州まで厳選の24地点』

松原 聰 著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

B6・178頁

ISBN:978-4-621-08267-6

『鉱物ウォーキングガイド』(2005年9月刊)に続く、鉱物産地を全国各地に拡大した第2弾。 現在、中高年を中心としたトレッキング(ウォーキング)がブームになっている。週末ともなると、登山の服装に身を包んだトレッカー(ハイカー)が、山や川を歩きながら、景色を眺めたり、名所旧跡を訪ねたり、草花や野鳥を観察したりと、目的は様々にトレッキングを楽しんでいる。本書は、山歩きの定番である草花や野鳥を観察するのではなく、「鉱物(石)」を見る(採集する)ことを目的としたフィールドガイド本。私たちが生活し足を踏みしめている大地=地球こそが、自然そのものであることに再認識し、頭と体を鍛えながら、トレジャーハント(宝探し)の楽しさまでをも兼ね備えたよくばりな一冊。関東甲信越地方に焦点をあてた第1弾から鉱物産地を全国各地にまで拡大、鉱物散策ができながらトレッキングスポットとしても楽しめる場所を厳選して紹介する。

『東京湧水せせらぎ散歩』

髙村 弘毅 著

定価:1,100円(本体1,000円+税10%)

A5・112頁

ISBN:978-4-621-08268-3

都内83箇所の湧水地を豊富な写真、由来等の解説とともに紹介。76箇所には、著者等が調べ続けている湧水水質調査による成分分析結果が一目でわかるグラフとして掲載されている。アクセスマップには、カーナビ時代に対応した各地の緯度・経度も紹介。各湧水地は公園を多く含む癒しの空間。環境を維持し、後世にまで残して生きたいスポットが満載。

『おうちの科学 暮らしに効く おいしい!うれしい!なるほど!サイエンス』

内田 麻理香 著

定価:1,320円(本体1,200円+税10%)

四六・128頁

ISBN:978-4-621-08474-8

本書「おうちの科学」は、中日新聞・東京新聞の連載をまとめた一冊。炊事・掃除・洗濯といった日々の暮らしに役立つサイエンスを、やわらかいタッチのイラストとともに54個紹介。「世の中の人にとって、科学の知識は必要か?」 知らなくてもとりあえずは困らない、ことばかり。しかし、新しい視点を得たことはわくわくする体験であり、科学を知ることの醍醐味がここにある。科学や技術は人にとって芸術や哲学や文学と同じように、個々人の「新しいめがね」になって、人をハッピーにする面もいまだに、そして今後も持ち合わせている。人々に災厄を与えるのも科学や技術だが、人々をその被害から救い、問題を解決するのも科学や技術。

『もっと!おうちの科学 暮らしに効く55のおいしい知恵となるほどコラム』

内田 麻理香 著
赤塚 千賀子 イラスト

定価:1,320円(本体1,200円+税10%)

四六・128頁

ISBN:978-4-621-08691-9

東京・中日新聞の好評連載をまとめた『おうちの科学』の続編。 「お手頃価格のお肉をおいしく食べるには」「生卵の鮮度を長く保つには」「ポテトサラダに二つの鉄則」など食生活にまつわる話から「冬が近づいてくるとどうして葉が落ちる?」「納豆のねばねばの正体は?」「使う布の違いじゃない?木綿豆腐とごし豆腐」といった身近な疑問まで、かわいいイラストを交えながら、生活の中のなるほど科学コラム55話を収録。

『鉱物ハンティングガイド 知れば知るほど奥深い!鉱物採集の世界』

松原 聰 著

定価:1,650円(本体1,500円+税10%)

B6・146頁

ISBN:978-4-621-08712-1

『鉱物ウォーキングガイド』(全国版・関東甲信越版)の著者による、鉱物「採集」を主目的としたテクニック本。前著『鉱物ウォーキングガイド』は、ウォーキングを主目的としているため、「準備(装備)」「採集(方法)」「保管」等の記述は必要最小限にとどめていたが、実際、歩くからには鉱物を採集したいし、できれば貴重なお宝をゲットしたいと思うのが人情。とはいえ、貴重なお宝はそうそう道端に転がっているわけでもなく、コツとテクニックが必要となる。本書では鉱物学の権威である著者が、鉱物探しのコツや採集のテクニックなどを長年の経験に基づきわかりやすく伝授する。コラムやこぼれ話なども掲載し、採集しなくても読むだけで十分に楽しむことができる。

『日本の火山ウォーキングガイド』

特定非営利活動法人 火山防災推進機構 編

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

B6・216頁

ISBN:978-4-621-08848-7

ウォーキングしながら、地球の息吹を感じ、地球科学の面白さと不思議を学ぶ「地球科学」×「ウォーキング」シリーズ第4弾。世界には約1,500の火山(活火山)があるとされ、そのうち110が日本に存在する、世界でも有数の火山大国である。各地では活発な火山活動や噴火により形成された特徴的な地形が数多く見られるが、そこに暮らす私たち日本人の多くは、火山活動によってつくられた日本列島の形成過程を知らない。一方、内閣府調査「この1年で行った運動・スポーツの種目」(平成25年)によると、ウォーキングは1991年以降第1位と根強い人気を誇り、現在のウォーキング推定人口は3,000万人以上とされる。本書は、人気のウォーキング・登山をしながら、火山噴火によってもたらされた肥沃な大地の形成について知識を深めることを目的とするガイドブック。

『化石ウォーキングガイド 全国版 日本各地に眠る古生物の痕跡探し27地点』

相場 博明 編著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

B6・200頁

ISBN:978-4-621-08957-6

ウォーキングは、いまやダイエットや健康維持を目的として国民的ブームとなっている。自宅付近でウォーキングするのもよいが、せっかくなら空気の美味しい自然の豊かな地で行いたい。欲をいえば何か目的をもってウォーキングしたほうがさらに楽しい。そんな趣旨から誕生した『〇〇ウォーキングガイド』シリーズの第5弾、ウォーキングを楽しみながら、化石を観察・採集までしてしまうガイドブック。「化石」は地質時代に生息していた生物の痕跡であり、知る手立ては発掘のみ、いまだ発見されていない生物がまだ地中のどこかでひっそりと、その機会を待っているかもしれない。新発見は時の運、専門家だけでなく誰しもがその可能性を持っている。そこに化石探しの大きな魅力とロマンがある。全国各地で見られる特徴的な化石スポットを、専門家が実際に歩いて調査し厳選、一般の人も気軽にウォーキングを楽しみながら、化石の魅力に触れることができる一冊。

『気象と気候のとらえ方 きまぐれな大気の物理を読み解く』

原書名:Making Sense of Weather and Climate ―The Science Behind the Forecasts

保坂 直紀 訳

定価:3,740円(本体3,400円+税10%)

A5・336頁

ISBN:978-4-621-30320-7

なぜ穏やかで安定した天気と激しい雨を降らす不安定な天気があるのか。最新のスーパーコンピューターで計算した天気予報が外れることがあるのはなぜか。本書は、そういった素朴な疑問に、背景にある物理を説明する形で答える。しかも数式を使わずに。 熱、大気循環、海流、…いろいろな現象が影響しあう気象。予測にはデータ収集や統計も欠かせない。天気のしくみや気象予報にとどまらず、幅広いテーマを扱いながらも、その根本にある大切な原理をつかむことを目指して書かれている。 数式の多い気象の本で学んだ人には深い理解を、豆知識的に気象に親しんだ人には「なぜ」の理由を。気象に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。

『知識ゼロからの京大講義 化石が語る サルの進化・ヒトの誕生』

高井 正成 著
中務 真人 著

定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

四六・220頁

ISBN:978-4-621-30727-4

化石からわかる!サル・ヒトの進化
“四足歩行のサルから二足歩行のヒトへと進化した”と教科書にはあっても、
実際のサル・ヒトの進化過程には知らないことがたくさん!

・一番最初のサルはいつ、どこで生まれた?
・メガネザルの眼はなぜ大きい?
・土踏まずがあるのはヒトだけ?
・チンパンジーはいつかヒトに進化する?
・イエティやビックフットは本当にいない?
……などなど

京都大学での講義中や、研究室に寄せられた質問を中心に
古生物学者と古人類学者の「化石屋さん」二人が答えました!

そのほか、化石を研究するための基礎知識や、実際の発掘調査の様子、
最新の研究技術などについても盛りだくさんで解説します。
高校生から大人まで予備知識がなくても、化石からわかるサル・ヒトの進化を楽しく学べる1冊です。

その発見で、歴史が変わった!

『歴史を変えた100の大発見 数学 新たな数と理論の発見史』

原書名:MATHEMATICS An Illustrated History of Numbers

冨永 星 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・156頁

ISBN:978-4-621-08829-6

科学の進歩の歴史を、豊富な図とイラストでビジュアルに見せた新しい図鑑シリーズの第一巻。各トピックスはコンパクトであり読みやすく、かつ、古代から最先端の話題まで網羅しているので、まるで博物館をめぐるように学問の進歩を知ることができる。数学の歴史を100のトピックスを通じて追うことで、数やその理論が人類にもたらした恩恵や、まだまだ謎に満ち溢れた数学という学問の深遠さを感じられる一冊。

『歴史を変えた100の大発見 宇宙 果てのない探索の歴史』

原書名:The Universe: An Illustrated History of Astronomy

平松 正顕 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・154頁

ISBN:978-4-621-08857-9

この世界はどのような姿をしているのか。わたしたちはどこから生まれてきたのか。人は古来より、天を眺めながら、この世界、そしてわたしたち自身について考えを巡らせてきた。これまで地球の重力を脱した人類は、500人ほどに過ぎない。だが、たくさんの天才たちが星の動きをつぶさに観察し、ニュートンやアインシュタインの理論をもとに分析を重ねた結果、今や宇宙のさまざまなことが、まるで見てきたかのように理解されてきている。本書は、一年の長さの発見から「第2の地球」探しまで、「この世界を理解したい」と願った人たちの、先史時代から現代へ、そして未来に続く挑戦を豊富な写真とイラストでたどる。

『歴史を変えた100の大発見 元素 周期表にまつわる5万年の物語』

原書名:THE ELEMENTS An Illustrated History of the Periodic Table

大森 充香 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・154頁

ISBN:978-4-621-08917-0

大昔の科学者は「すべての物質は土、空気、水、火の組合せでできている」と考え、人類は、物質をより上手に扱い、望みのものを手に入れるために、元素の正体を知ろうと試行錯誤を繰り返してきた。そして、多くの一見「見当はずれのような理論」を積み重ね検証を続けた結果、徐々にその性質が明らかになってきた。 本書では、そのような、人類が物質の正体に迫っていった5万年の歴史を100のトピックスにまとめビジュアルに紹介する博物館のような図鑑。付録として、化学の偉人紹介や歴史年表、未解決問題も紹介する。

『歴史を変えた100の大発見 物理 探究と創造の歴史』

原書名:PONDERABLES 100 Breakthroughs That Changed History

新田 英雄 監訳
Wolfgang Voegeli 訳
フォグリ 未央 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・154頁

ISBN:978-4-621-30134-0

科学の歴史を100のトピックスと美しいビジュアルでたどる『歴史を変えた100の大発見』シリーズの第4弾。本書では、古代ギリシアの哲学から、2016年に報告された重力波の観測まで、物理学史に残る100の大発見を豊富な図版とともに紹介。それぞれの発見の意義だけでなく、発見に至る過程や、偉人たちの興味深いエピソードも多数掲載している。自然界の真理を一つずつ解明し、そこから新たな技術を創造してきた人類の英知に触れることができる一冊。中学・高校の授業の副読本にも最適。

『歴史を変えた100の大発見 脳 心の謎に迫った偉人たち』

原書名:PONDERABLES: 100 Breakthroughs That Changed History Who Did What When The Brain A Illustrated History of Neuroscience

石浦 章一 監訳
大森 充香 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・156頁

ISBN:978-4-621-30202-6

科学の歴史を100のトピックスと美しいビジュアルでたどる『歴史を変えた100の大発見』シリーズ第5弾。「心とは何なのか」「自分の外の世界を認識できるのはなぜなのか」私たちの根源にかかわるこれらの問いに、人は古代から向き合い続けてきた。 さまざまな奇病や不慮の事故、限られた知識と技術のなかで積み重ねられてきた試行錯誤の歴史から、脳の謎に迫ってきた道のりをたどる。

『歴史を変えた100の大発見 生物 生命の謎に迫る旅』

原書名:Biology: An Illustrated History of Life Science

山野井 貴浩 監訳
日髙 翼 訳
菅野 治虫 訳

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

A4変・156頁

ISBN:978-4-621-30462-4

科学の歴史を100のトピックスと美しいビジュアルでたどる『歴史を変えた100の大発見』シリーズの第6弾
ギリシア時代から現代の最先端研究まで100のトピックを取り上げ、人類が「生命」について理解を深めてきた道のりを、さまざまな実験や発見、科学者のエピソードとともに掲載。科学者と一言で言っても、ベイエリンクやガモフのような天才型やそうでない人と多様であり、偉人たちのエピソードはとても興味深い。生物学史上の多くの発見をコンパクトに概観できる一冊であり、中学・高校の授業の副読本にもおすすめ。

生き物の魅力を知ろう!

『世界地図シリーズ 絶滅危機生物の世界地図』

原書名:The Atlas of Endangered Species

武田 正倫 訳
川田 伸一郎 訳

定価:2,860円(本体2,600円+税10%)

B5変・130頁

ISBN:978-4-621-07643-9

鮮やかな写真や世界地図と共に、地球上の絶滅危惧生物の分布やそれを取り巻く状況を解説。単に危惧種を取り上げるだけではなく、生物多様性のもろさや品種改良された家畜の運命、貴重な動植物の輸出入の実態についても、IUCNのレッドデータなどを元に分かりやすく解説。様々なテーマごとに色分けされ、各種のデータや資料が付された世界地図を通して、地球上の絶滅危惧生物やそれを取り巻く状況が一目で分かる。解説文を読めば、人間が生態系に与えた影響や国際的な保護への取組み等についても一層深く知ることができる。各国の絶滅危惧種の種数や保護区に指定されている場所のデータも収録。環境問題や絶滅危惧種に関して調べたい人にとって必携の書であることはもちろん、イラストや美しい写真がふんだんにあり、見るだけでも楽しめる一冊。

『クモはなぜ糸をつくるのか? 糸と進化し続けた四億年』

原書名:Spider Silk Evolution and 400 Million Years of Spinning, Waiting, Snagging, and Mating

三井 恵津子 訳
宮下 直 監修

定価:2,530円(本体2,300円+税10%)

四六・270頁

ISBN:978-4-621-08638-4

我々にとって身近な虫の一つであるクモ。いたるところにいるクモだが、その種の数は確認されただけでも総勢四万種。動物の中では三番目に種数が多い。また、クモは生き方も多様で、円い網を張るクモだけでなく、地下に潜んだり、糸を投げたり、擬態をしたり、糸で空を飛ぶものもいる。なぜ、クモはそんなにも繁栄できたのか。本書は、クモの糸を手がかりとして、クモの四億年の進化を、最新の分子生物学や生態学の知見をもとに紐解いていく。またその過程で、自然選択の理論や革新的な性質の起源についての分子的な仕組みなど、生物進化の醍醐味を集めた話題が続々と登場する。クモと糸の四億年の物語を通じて、自然の奥深さと、生命の進化の巧妙さを感じることができる一冊。

『トンボの不思議』

新井 裕 著

定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

四六・170頁

ISBN:978-4-621-08789-3

どうぶつ社書籍の復刻。トンボは南極や北極を除いてほぼ世界中に生息しており、世界で6,000種ほどが知られている。そのうち日本では200種類が記録されて、昆虫の中でもよく知られた生きものだが、その生態はあまり知られておらず、特に幼虫のヤゴについてはわからないことも多くある。本書は、40年以上も趣味でトンボを追い続けてきた著者がトンボの魅力を余すところなく語る。トンボは、幼虫時代は水中にすみ、成虫になると大空を飛び交いながら地上で暮らす生きもの。本書でも水中時代、空中時代に分け、空中編では空飛ぶトンボの不思議な生態を、水中編ではヤゴのほとんど知られていない奇妙な生態を、それぞれやさしく解説。誰でもわかる、身近なトンボ30種類の見分け方もイラストつきで紹介する。

『日本のタンポポとセイヨウタンポポ』

小川 潔 著

定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

四六・136頁

ISBN:978-4-621-08790-9

どうぶつ社書籍の復刻。日本にはもともと在来種タンポポが生育しているが、都市部を中心にタンポポといえば外来種ばかりという地域も少なくない情況となってきた。同一地域内における外来種タンポポの分布拡大と、在来種タンポポの減少は、在来種から外来種へと種が交代していくように見える。本書では、この交代現象の実態を明らかにし、その原因をタンポポという植物自体の特性と、生育環境、とりわけ人間の関与した生育地特性との関係からとらえている。

『クマを追う』

米田 一彦 著

定価:2,640円(本体2,400円+税10%)

四六・280頁

ISBN:978-4-621-08793-0

どうぶつ社書籍の復刊。秋田県の鳥獣保護センターの職員であった著者が、わが国最強の猛獣であるクマに出会い、その魅力に取りつかれ、夏山に冬山に、命がけでクマを追う。 マタギのクマ狩りへの同行、電波発信機での追跡など、圧倒的なスケールで野生のクマの生態を生き生きと活写している。本格的なツキノワグマ観察記録。

『北に生きるシカたち シカ、ササそして雪をめぐる生態学』

高槻 成紀 著

定価:2,640円(本体2,400円+税10%)

四六・270頁

ISBN:978-4-621-08794-7

どうぶつ社書籍の復刻。春の出産、夏の育子、秋の繁殖、そして冬の雪との闘い。シカはそれぞれの自然と深くかかわって生きている。調査地は、岩手県五葉山。その地は、ホンシュウジカの北限といわれている。シカは、その地で、どのように植物的自然とかかわり、どのように暮しているか。10年余の山歩きをとおして、生態研究の基礎項目を一つ一つ解き明かしていくとともに、今、増えやすく減りやすい彼らの保護のための具体的な指針を示す。

『シーラカンスは語る 化石とDNAから探る生命の進化』

大石 道夫 著

定価:1,760円(本体1,600円+税10%)

四六・182頁

ISBN:978-4-621-08932-3

生命の設計図であるDNA。生命進化も当然、そのDNAの変化によって引き起こされるため、その謎に迫るべく、近年さまざまな研究が進められている。 なかでも注目を集めているのは、古代から姿を変えていない生物「生きている化石」のDNAの研究だ。特にシーラカンスは、肢のようなヒレを持つことから生物の陸上進出の謎をとく鍵を握るとも言われており、そのDNAの解析が待たれていました。そして2013年、ついに、シーラカンスの全ゲノム配列が解読された。本書では、そんなシーラカンスの全ゲノム解析の結果をはじめとした、近年のDNA研究による生命進化についての知見を解説します。形の変化だけでない、生命進化の本質を知ることができる一冊。

『環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑』

岩槻 邦男 編
太田 英利 編

定価:4,180円(本体3,800円+税10%)

B5変・350頁

ISBN:978-4-621-30558-4

・好評をいただいた『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』(現在品切未定)の日本版
・動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類、貝類、甲殻類)、植物、菌類から幅広く紹介
・「環境省レッドリスト」に準拠。掲載されている種がいまどれだけ危機に瀕しているかがひと目でわかる
・約300種の生き物について、生態がわかる魅力的な写真が満載
・いま,自分の身の回りにある自然のかけがえのなさを知ることができる図鑑
・学校での調べ学習や学生の自由研究など多くのシーンで活用できる図鑑です
・その種の特徴と生態、分布域、絶滅危惧の原因、保全のための取組、日本文化との関わりをそれぞれ解説
・本編の後には、解説文も充実。生物多様性の捉え方、種の認識、日本列島の自然、日本人と生き物の共生、絶滅危惧種に対する国際機構や自治体および個人としての役割などについて、理解を深めることができます。

『人類が滅ぼした動物の図鑑』

原書名:Atlas of Extinct Animals

的場 知之 訳
長谷川 政美 監修

定価:5,280円(本体4,800円+税10%)

A4・96頁

ISBN:978-4-621-30629-1

「そして、その後もみな幸せに暮らしましたとさ。めでたし。めでたし。」
こう結ばれるおとぎ話は数多く存在するが、ここで紹介する41の物語の主人公たちには通用しない。幸せな結末を迎えることなく、滅ぼされてしまったのである。ほかならぬ我々人類の手によって。
なぜ、どのように絶滅してしまったのか。また、絶滅の危機に瀕した生物を目の前にしたとき、どのような対処をしてきたのか。本書では美しいイラストとともに解説されている。現在でも決して少なくない数の生物種が、絶滅の危機に瀕している。私たちは過去の物語を知ることで、未来をより良いものに変えることができるはずである。
原書は、ミュンヘン国際児童図書館が選ぶ国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」2020年版選定作、2020年チェコの児童文学賞「Zlatá stuha(金のリボン賞)」を受賞している。

そのほかおすすめ書籍はこちら!

『エジソンと発明 努力とひらめきで失敗を成功につなげた偉人』

原書名:Thomas Edison: His Life and Ideas, with 21 Activities

大森 充香 訳

定価:3,080円(本体2,800円+税10%)

B5・194頁

ISBN:978-4-621-08554-7

電気の実用化において多大なる貢献をしたアメリカ人発明家トーマス・エジソンの、ドラマチックな生涯を紹介するとともに、時代背景やエジソンの考案した発明品などについて豊富な写真と挿絵を通してわかりやすく解説する。テーマと関連性のある21の体験学習コーナー<ためしてみよう!>では、実際に簡単な電信機や蓄音機を作って発明の原理や機械の仕組みを追体験できる。一般的な伝記とは一味違った構成で好評の、ジュニア・サイエンスシリーズ、第3弾。

『35の名著でたどる科学史 科学者はいかに世界を綴ったか』

小山 慶太 著

定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

四六・216頁

ISBN:978-4-621-30370-2

『プリンキピア』、『種の起原』、『二重らせん』……
タイトルは一度は聞いたことのある科学の名著。
それぞれの書籍は執筆した科学者の業績とともに教科書に載るほど有名なものも多く存在する。
では実際にそれらの本には何が書かれていて、科学者たちはどのように自分の研究のことを書いているのか、までは案外知らないのではないか。本書では科学の一大転換点である16世紀からはじまり、現代へつながる科学史において重要な名著を35冊取り上げ、その内容と書かれた時代背景、刊行後にどのような影響を与えたのかを解説。
案外知らない名著の内容を知るだけでなく、科学の歴史の表舞台とその裏側にあった、科学者たちの人間らしい一面も垣間見える、科学の名著の世界を案内する。

『見て楽しむ 数のふしぎショートストーリー200』

原書名:NUMBERS IN MINUTES: The quickest explanation of maths, in 200 essential numbers

宮崎 興二 訳

定価:2,640円(本体2,400円+税10%)

四六・242頁

ISBN:978-4-621-30752-6

自然数から小数,分数,負数,無理数,超越数,さらには無限大に至るまで,数(すう)にまつわる興味つきないエピソードの数かずを,ひと目見てわかるように,ユニークな図を添えて簡潔明瞭に解説する数学びっくり短編集.身のまわりにある実用的で深い意味を持った背景がわかると,数の世界はますますおもしろくなる!

『ウェルズ 数理パズル358 思考力を鍛える実践トレーニング』

原書名:Can You Solve These?: Mathematical Problems to Test Your Thinking Powers, Series 1,2,3

宮崎 興二 監訳
日野 雅之 訳

定価:2,970円(本体2,700円+税10%)

B6・416頁

ISBN:978-4-621-30519-5

平面図形問題,立体図形問題,クロスナンバーなどの計算問題から数列問題,方程式,魔方陣,組合せ問題,確率問題に至るまで,ありとあらゆる種類を集めた数理パズル集の決定版。
●ウェルズによる独創的で新鮮なパズル集
●やさしい問題から難問まで様々なレベルを収録
●初学者でも解法が理解できるよう訳注〔解説〕も充実

『京大人気講義シリーズ 新・霊長類学のすすめ』

京都大学霊長類研究所 編

定価:2,310円(本体2,100円+税10%)

四六・224頁

ISBN:978-4-621-08533-2

「霊長類わらわれヒトは、紛れもなく霊長類の一種。したがって、種々の霊長類を調べることにことによって、「人間とは何か」という命題に迫ることが可能となる。「霊長類学」とは簡単に言ってしまえばこのような研究を行うことを目的とする。日本で唯一の京大霊長類学研究所は、言うまでもなくこの分野では世界をリードする研究所。本書では行動生態学・脳生理学・比較認知科学・高次脳機能など、それぞれの分野からアプローチしている最先端の研究者たちが、これまでの研究成果を、具体事例(実験・フィールドワーク)を盛り込みながら興味深く紹介。

『京大人気講義シリーズ 味覚と嗜好のサイエンス』

伏木 亨 著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

四六・166頁

ISBN:978-4-621-07971-3

「味覚」と「嗜好」は食行動を考えるための『基本』であるが内容は大きく異なる。「味覚」は口腔内での信号の受容と脳への伝達という単純な生理学的現象であるが、一方「嗜好」は食物に対する好悪の判断や長期的な学習・記憶による総合的な判断基準を指す。「おいしさ」は個人の嗜好から生まれる。嗜好の個人差には著しいものがあるが、その要因を整理してみると科学的に捉えることも可能となってくる。本書では「食を考える地平を確立する」という目的で、味覚と嗜好から、おいしさに至る感性の世界を生理学・行動学・脳科学・食文化・食品科学などの幅広い視点から興味深く解説。

『知識ゼロからの東大講義 そうだったのか!ヒトの生物学』

坪井 貴司 著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

四六・272頁

ISBN:978-4-621-30451-8

病気がわかる!今日から活かせる!
文系学生に大人気の生命科学講義

花粉症、インフルエンザ、がん、糖尿病、うつ、認知症など
現代に生きる私たちの誰もがなりうる病気を題材に講義が展開。
ヒトのからだにまつわる身近な疑問に、分子と生理の観点から
そうだったのか!と納得の解説で応えてくれます。

DNAや細胞といった基本的な事柄はもちろん、
免疫、ホルモン、エピジェネティクスなどのちょっと高度な話もわかりやすく解説。
がん、糖尿病、認知症のメカニズムや最新治療についても知ることができます。
科学者たちの面白エピソードやノーベル賞の裏話といった講義中の余談はそのままに、
腸内細菌のパワー、愛着を生み出すホルモン、食欲調節のしくみなど
今日から生かせる話題も盛りだくさん。

東大講義といえども予備知識はゼロでOK!
生命科学と医療の最新知識を、高校生から大人までやさしく学べる1冊です。

『ジャンクDNA ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?』

原書名:JUNK DNA: A Journey Through the Dark Matter of the Genome

中山 潤一 訳

定価:3,080円(本体2,800円+税10%)

四六・424頁

ISBN:978-4-621-30003-9

ヒトゲノムが2000年に解読された結果、私たちのゲノムの中でタンパク質をコードしている配列がたった2%しか存在せず、残りの98%は機能のわからない配列で占められているという事実だった。「遺伝子はタンパク質をコードするDNA配列」と定義されていたため、残りの部分は「ジャンク(ガラクタ)」とよばれ、その存在意義は長い間不明なままだった。本書は、私たちにとって比較的身近ながんや筋ジストロフィーなどの遺伝病を通して、この「ジャンク」の機能に切り込む。本書の中で紹介されている約40種の病気は、これまで重要だと考えられていた「タンパク質コード領域」ではなく、いわゆるジャンクDNAの中の変化が原因となっている。本書では、最新の研究成果やトピックを取り上げていることに加え、その背景にある生物学の基礎も丁寧に説明。ユニークな比喩を用いた説明に定評のある著者が、世界的に注目が集まるゲノムの未踏領域に踏み込む。

『ビジュアル 顔の大研究』

原島 博 監修
馬場 悠男 監修
輿水 大和 監修
こどもくらぶ 編

定価:4,620円(本体4,200円+税10%)

A4変・96頁

ISBN:978-4-621-30557-7

どこまでが「顔」なのでしょうか。
髪のはえぎわまで? 髪が薄くなると顔は大きくなるの?
では「おでこ」は顔? ……それとも頭だろうか?

だれもがもつ顔。しかし、顔について知らないことはたくさんありそうです。
この顔について、さまざまな角度から調べ、おもしろい発見をつめこんだのがこの本です。
いろんな9つの学問分野から見た「顔」。もちろん顔をもつのは人だけではありません。
身の周りには、動物や車、仮面やコンピュータ、デフォルメした似顔絵……たくさんの顔(と、顔に見えるもの)があふれています。
身近で当たり前にあると思っていた顔は、じつは奥深い世界につながっているのです。
さあ、「顔学(かおがく)」の扉をひらいてみましょう!


 

◆関連記事

 

【書店・生協様向け情報】

夏休みは楽しく自由研究!フェアはこちら

 

 

お問い合わせは、お問い合わせフォームよりお知らせください。

関連商品

▲ ページの先頭へ