内容紹介
どうぶつ社書籍の復刻。トンボは南極や北極を除いてほぼ世界中に生息しており、世界で6,000種ほどが知られている。そのうち日本では200種類が記録されて、昆虫の中でもよく知られた生きものだが、その生態はあまり知られておらず、特に幼虫のヤゴについてはわからないことも多くある。本書は、40年以上も趣味でトンボを追い続けてきた著者がトンボの魅力を余すところなく語る。トンボは、幼虫時代は水中にすみ、成虫になると大空を飛び交いながら地上で暮らす生きもの。本書でも水中時代、空中時代に分け、空中編では空飛ぶトンボの不思議な生態を、水中編ではヤゴのほとんど知られていない奇妙な生態を、それぞれやさしく解説。誰でもわかる、身近なトンボ30種類の見分け方もイラストつきで紹介する。
目次
パート1 空中編
トンボ・クイズ/飛ぶための羽こそ命/宝石より美しい目/貧弱だけどないと困る/暮らしの目的/生まれ故郷にとどまらないわけ/アカトンボというトンボはいない/避暑旅行/その謎を解明するには/定説に疑問あり/海を渡るトンボの話/秩父までやって来る/死の原因/なぜ北を目指すのか/オスとメスとの出会いの場所/オスの戦略/シオカラトンボとムギワラトンボ/縄張りなどなくていい/まずはねぐらでメスを待つ/交尾のプロセス/紳士的な求愛方法/交尾を拒否する/浮気を防ぐ2つの方法/両方を使い分ける/様々な産卵方法/不可解な真夜中の事/1つの仮説/面白い止まり方/夜のトンボ/水浴びと身づくろい/天敵/冬の越し方/もう1つの冬の越し方/トンボ採り/トンボを上手に捕まえるには
パート2 水中編
「ヤゴ」とは何だ?/彼らの生活/ヤゴの飼い方/羽化の準備/羽化のドラマ/水中生活の第1歩/流水に住むヤゴ/止水に住むヤゴ/田んぼのトンボ/アキアカネの悲劇/変わった場所に住むヤゴ/謎の多いサラサヤンマ/ヤゴの形態/見分け方/ヤゴの食べ物/4つの暮らし/ヤゴの天敵/どのように身を守るか/死んだふり/流れを下る/なぜヤゴは川を下るか/干上がっても生きのびる/強いヤゴと弱いヤゴ/もう1歩、不思議な世界へ
パート3 30種類の見分け方
身近なトンボをマスターしよう/例外を承知の上で/オチンチンのあるのがオス/3つのグループ/ヤンマ科/オニヤンマ科/エゾトンボ科/トンボ科/サナエトンボ科/カワトンボ科/イトトンボ科/モノサシトンボ科/アオイトトンボ科
出版社からのメッセージ
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本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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