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いよいよ新学期!スタートダッシュに最適な「定番テキスト・副教材」特集!
いよいよ新学期!進学/進級に際して、スタートダッシュに最適な丸善出版の「定番テキスト・副教材」を分野別にご紹介します。
生物
『マレー数理生物学 応用編 パターン形成の数理とバイオメディカルへの応用』
『知識ゼロからの京大講義 化石が語る サルの進化・ヒトの誕生』
化学
『ブラウン 一般化学 I 原書13版 〜物質の構造と性質〜』
『ブラウン 一般化学II 原書13版 〜反応・熱力学・化学の広がり〜』
物理
『生物』
原書名:CAMPBELL BIOLOGY, 11th edition
池内 昌彦 監訳
伊藤 元己 監訳
箸本 春樹 監訳
道上 達男 監訳
定価:16,500円(本体15,000円+税10%)
B5・1704頁
ISBN:978-4-621-30276-7
世界各国で高評価を受けている生物学テキスト、5年ぶりの改訂版
本書は国際生物学オリンピックの推薦図書でもあり、大学生はもちろん高校生や教員にとっても最適の教科書。生命の化学、細胞、遺伝学、進化のメカニズム、生物多様性の進化的歴史、植物・動物の形態と機能、生態学まで幅広く生命現象を解説する。
原書11版の特長
■5つの統一テーマ、組織化・情報・エネルギーと物質・相互作用・進化を明示し、生物学を貫く視点から各章を読み解く
■科学スキル演習では実際の研究データを題材に、結果の解釈、グラフ化、実験計画などのスキルを会得できる
■問題解決演習では、科学スキルを使って実生活の問題に対処する練習ができる
■新しい図ビジュアル解説ではモデルの読み取り方を学び、関連性を考えようでは生命現象を全体像として捉える
■図読み取り問題・描いてみようでは、図や写真を解釈する力、図示によって情報を伝える力を鍛える
原書名:Campbell Essential Biology 6th edition
池内 昌彦 監訳
伊藤 元己 監訳
箸本 春樹 監訳
定価:7,700円(本体7,000円+税10%)
B5・590頁
ISBN:978-4-621-30099-2
世界的な定番教科書『キャンベル生物学』のコンパクト版。フルカラーの美しい図や写真が満載で、高校生から読みこなせるよう丁寧に解説。細胞、遺伝学、進化と多様性、生態学の4部、全20章で構成。生化学の基礎からテクノロジーの最新知見、分子から進化・生態の分野まで、生物学のエッセンスが凝縮。「生物学と社会」「科学のプロセス」「進化との関連」といったコラムが充実。ヒトの病気や栄養の話題も豊富で、私たちの生活と結びつけて生物学を学べる。また、今版から5つの主題「進化」「構造と機能」「エネルギー変換」「情報の流れ」「システム内の相互連関」を柱に据え、生物を貫く視点から各章を読み解ける工夫が加えられた。セルフチェックや章末問題も充実、「データの解釈」問題を新設。初学者、高校生、生物学を専攻しない大学生の教科書・参考書として最適。生物学の重要な基本概念を理解し、自ら考える力を養うための助けとなる一冊。
原書名:Fundamentals of General, Organic, and Biological Chemistry (8th Edition)
菅原 二三男 監訳
倉持 幸司 監訳
上田 実 訳
紙透 伸治 訳
佐原 弘益 訳
定価:5,390円(本体4,900円+税10%)
B5・410頁
ISBN:978-4-621-30240-8
米国で高い評価を受けている“Fundamentals of General、Organic、and Biological Chemistry (第8版) ”の翻訳。「物理法則によって成り立つ化学」と「化学反応によって成り立つ生命活動あるいは現象」を関連づけながら学ぶことができる。『生化学編』では、生命現象とその背景にある有機化学が簡潔に示され、生命現象の“必然性”が理解できる構成。また、生化学的現象と日常生活との結びつきも多数例示し、興味関心が深まるよう工夫。バイオ系、生命科学系、食品系や理学系、工学系で、生命科学を学ぶ学生に理解してもらうことを目標に、視覚的な図や写真、ポイントを強調した化学式を使って解説。また、原書8版では生命現象のみならず、生化学と日常生活の中の化学との関連も強調して解説。生化学の要点をおさえ、かつ多面的に理解するのに非常に適した教科書。
原書名:Fundamentals of General, Organic, and Biological Chemistry (8th Edition)
菅原 二三男 監訳
倉持 幸司 監訳
浪越 通夫 訳
宮下 和之 訳
矢島 新 訳
定価:4,950円(本体4,500円+税10%)
B5変・274頁
ISBN:978-4-621-30241-5
「Fundamentals of General, Organic, and Biological Chemistry,8th Ed. 」の翻訳。
『有機化学編』では、有機化学の簡潔な解説の随所で、関連する生命現象についての話題や、日常生活との関連が盛り込まれ、有機化学を学ぶ意味が理解できる。さらに、有機化学とその化学反応を理解する延長上で、生化学反応を理解できるように配慮。 バイオ系、生命科学系、食品系や理学系、工学系で、生命科学を学ぶ学生に理解してもらうことを目標に、視覚的な図や写真、ポイントを強調した化学式を使って解説。新たに“Hands-on Chemistry”が追加され、これまで以上に自分で体感しながら化学を理解しやすい構成となっている。 “生命の不思議”は連続的な化学反応の積み重ねといえる。本書を通して、その生命の不思議を理解する基礎となる有機化学を身につけることができる。
原書名:Mathematical Biology I: An Introduction 3rd edition
三村 昌泰 総監修
瀬野 裕美 監修
河内 一樹 監修
中口 悦史 監修
三浦 岳 監修
定価:8,580円(本体7,800円+税10%)
B5・468頁
ISBN:978-4-621-08674-2
数理生物学の基本的モデルである個体群生物学や生理学だけにとどまらず、数理生物学全般を解説する世界的に定評あるテキスト。複雑な生物システムに向けて数学モデルから解明するという数理生物学が、多くの例を交えて書かれており、既にポーランドやロシア等でも翻訳され、今や世界的に知られた数理生物学のバイブルになっている。著者は医学、心理学、生態学、疫学、発生生物学等、数理生物学の様々な分野において、実験家との共同研究を通して、モデルを構築し、その解析から、機構の解明、予測を行ってきた現在の数理生物学の確立に貢献する偉大な研究者の一人で、数理生物学の世界だけではなく、数学・数理科学がいかに生物学に貢献しているかという学際的な視点から情熱を注いでいる研究者です。
『マレー数理生物学 応用編 パターン形成の数理とバイオメディカルへの応用』
原書名:Mathematical Biology II: Spatial Models and Biomedical Applications
三村 昌泰 総監修
定価:10,120円(本体9,200円+税10%)
B5・658頁
ISBN:978-4-621-30062-6
世界で数理生物学のスタンダードなテキストとして使われる邦訳版の第2弾。数理生物学の基本的モデルである個体群生物学や生理学だけにとどまらず、数理生物学全般を解説する。第1弾『マレー数理生物学入門』では、おもに「数学」に重点を置き解説されていたが、本書ではさらに幅広い分野・現象に対して応用し、とくに発生学、進化学、医学といった生物学の重要な問題について取り上げる。問題がより具体的になったことで、原著者の独創的な研究がさらに際立っているのが特徴で、また古典的な数理モデルから最新のトピックスまでをわかりやすく丁寧に解説しており、生物学や医学を志す学生にとって有用な一冊である。
岡 良隆 著
神谷 律 著
久保 健雄 著
竹井 祥郎 著
定価:4,180円(本体3,800円+税10%)
B5・242頁
ISBN:978-4-621-30774-8
待望の「動物生理学」を俯瞰する一冊
本書は、長く動物学分野で生理学の教育に携わってきた4名の著者によって、動物の生体が示す生命活動機能的側面について分子から個体のレベルまで通して理解し、さらに種の多様性について洞察を深める一助となる教科書となるよう構成された一冊.
理学部だけでなく、工学部や農学部などさまざまな学部で生物科学を学ぶ3・4年生、さらには大学院生や研究者に活用されることを想定している.
本書では最近の分子、細胞レベルの研究成果を多く取り入れ、
1章では全章の理解の基礎となる細胞の機能について
2章から4章では動物の特徴である感覚受容、運動機能、中枢神経系について
5章では生理学の理解に必要な生化学的基礎について
6章では循環調節、体液調節、呼吸調節、体温調節などのホメオスタシスについてを それぞれ生理学の観点から概説した.
より専門的な内容や関連する興味深いトピックは当社HPに掲載する.
生化学の基礎をわかりやすく解説した入門書。高校で生物を履修せず、大学で初めて生物学を学ぶ学生にも理解しやすいように、各章のはじめに学習テーマを明記し、学ぶべきポイントを整理した。また、専門用語、複雑な化学式、難しい表現を極力避け、身近な例をひきながら生化学の基本となる考え方やおもしろさが伝わるように構成。本文では細胞の機能や遺伝子発現調節といった基礎事項からオレキシン、ゲノム編集、再生医療とiPS細胞、シュワネラ菌多剤耐性菌などの最新情報も紹介。高校生物レベルから大学の講義で学ぶ内容までを網羅。
原書名:Community Ecology, Second edition
門脇 浩明 訳
山道 真人 訳
内海 俊介 訳
定価:10,780円(本体9,800円+税10%)
B5・380頁
ISBN:978-4-621-30797-7
群集とは、ある空間における個体群の集合をさす。群集生態学は、捕食や競争のような、群集の構造や成り立ちに影響する種間相互作用を研究する学問である。基礎生態学の一領域でありながら、保全生物学や復元生物学といった応用分野のベースとなる領域でもある。
本書は、群集生態学研究で評価の高い著者が、基礎的な考え方から、豊富なケーススタディの説明、未解決問題の今後の方向性までを学べるよう包括的にまとめられた教科書。
病気がわかる!今日から活かせる!
文系学生に大人気の生命科学講義
花粉症、インフルエンザ、がん、糖尿病、うつ、認知症など
現代に生きる私たちの誰もがなりうる病気を題材に講義が展開。
ヒトのからだにまつわる身近な疑問に、分子と生理の観点から
そうだったのか!と納得の解説で応えてくれます。
DNAや細胞といった基本的な事柄はもちろん、
免疫、ホルモン、エピジェネティクスなどのちょっと高度な話もわかりやすく解説。
がん、糖尿病、認知症のメカニズムや最新治療についても知ることができます。
科学者たちの面白エピソードやノーベル賞の裏話といった講義中の余談はそのままに、
腸内細菌のパワー、愛着を生み出すホルモン、食欲調節のしくみなど
今日から生かせる話題も盛りだくさん。
東大講義といえども予備知識はゼロでOK!
生命科学と医療の最新知識を、高校生から大人までやさしく学べる1冊です。
『知識ゼロからの京大講義 化石が語る サルの進化・ヒトの誕生』
高井 正成 著
中務 真人 著
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
四六・220頁
ISBN:978-4-621-30727-4
化石からわかる!サル・ヒトの進化
“四足歩行のサルから二足歩行のヒトへと進化した”と教科書にはあっても、
実際のサル・ヒトの進化過程には知らないことがたくさん!
・一番最初のサルはいつ、どこで生まれた?
・メガネザルの眼はなぜ大きい?
・土踏まずがあるのはヒトだけ?
・チンパンジーはいつかヒトに進化する?
・イエティやビックフットは本当にいない?
……などなど
京都大学での講義中や、研究室に寄せられた質問を中心に
古生物学者と古人類学者の「化石屋さん」二人が答えました!
そのほか、化石を研究するための基礎知識や、実際の発掘調査の様子、
最新の研究技術などについても盛りだくさんで解説します。
高校生から大人まで予備知識がなくても、化石からわかるサル・ヒトの進化を楽しく学べる1冊です。
『化学』
東京大学工学教程編纂委員会 編
中川 裕志 著
定価:2,860円(本体2,600円+税10%)
B5・254頁
ISBN:978-4-621-30647-5
化学は暗記科目であるという人がいる.これは一見正しいが,根本的には間違いである.「なぜそうなるのか」という化学の本質の理解と,基盤となる物理・数学の知識があれば,事項の暗記は必要ない.
本書は,高校での化学,物理,数学の学習状況が様々な読者を想定し,大学の化学の基礎を解説した教科書である.第1編「化学の基礎」では,高校化学を出発点とし,物理化学を基本として「なぜそうなるか」を理解できる内容とした.また,実験に関する章も盛り込んだ.第2編,第3編では,化学の真の理解に必要な物理・数学の知識を簡潔にまとめた.必要に応じ参照して知識を補い,化学の理解を深めることができる.
化学科,応用化学科の学生はもちろん,他の理工系学部や教育学部,教養課程等で化学を学ぶ学生,発展的な学習を進めたい高校生に,ぜひ活用いただきたい.
『ブラウン 一般化学 I 原書13版 〜物質の構造と性質〜』
原書名:Chemistry:The Central Science
荻野 和子 監訳
上野 圭司 訳
鵜沼 英郎 訳
鹿又 宣弘 訳
定価:3,300円(本体3,000円+税10%)
B5・402頁
ISBN:978-4-621-30010-7
1977年の初版刊行以降、世界各国で教科書として用いられている一般化学の教科書。概念の理解を重視し、豊富な図表と写真を用いて、学生が抽象的な化学の諸概念を理解できるよう工夫が凝らされている。また、原書の副題である“The Central Science”のとおり、読者が化学という学問分野の広がりや、大切さを認識できるよう意図されて作られている。章末には、概念を視覚化するような問題を掲載。
『ブラウン 一般化学II 原書13版 〜反応・熱力学・化学の広がり〜』
原書名:Chemistry:The Central Science
荻野 和子 監訳
上野 圭司 訳
鵜沼 英郎 訳
鹿又 宣弘 訳
定価:3,520円(本体3,200円+税10%)
B5変・402頁
ISBN:978-4-621-30011-4
1977年の初版刊行以降、世界各国で教科書として用いられている一般化学の教科書。概念の理解を重視し、豊富な図表と写真を用いて、学生が抽象的な化学の諸概念を理解できるよう工夫が凝らされている。また、原書の副題である“The Central Science”のとおり、読者が化学という学問分野の広がりや、大切さを認識できるよう意図されて作られている。章末には、概念を視覚化するような問題を掲載。
分析化学の基礎から機器分析法、応用分野まで、丁寧に記述、解説した分析化学の教科書。多くの例題に加え、「発展」として、実際の分析事例をもとにした問題や例題を掲載しており、実際に分析を行う際のイメージも広げることができる。 基礎編では、「そもそも、どのような目的で分析を行うのか」という問いから、分析器具の取扱い方法、統計の基礎、平衡反応やそれを利用した滴定、電気化学的な分析について解説。 今版からB5判、2色刷りとなり、さらに学びやすくなった教科書。
原書名:Analytical Chemistry 7th Edition
今任 稔彦 監訳
角田 欣一 監訳
定価:4,620円(本体4,200円+税10%)
B5変・392頁
ISBN:978-4-621-30110-4
分析化学の基礎から機器分析法、応用分野まで、丁寧に記述、解説した分析化学の教科書。多くの例題に加え、「発展」として、実際の分析事例をもとにした問題や例題を掲載しており、実際に分析を行う際のイメージも広げることができる。機器分析編では、分光分析やクロマトグラフィー、質量分析といった内容について、原理から実際の機器の特徴、取り扱う際の注意点などを詳しく掲載。分析化学を専門とする学生はもちろん、分析機器のユーザーにとっても非常に有用な内容となっている。今版からB5判、2色刷りとなり、さらに学びやすい教科書となった。
数値計算や統計処理を行うことが多い分析化学では、Excelを活用することにより効率的・効果的に学習や解析を進めることができる。また、滴定曲線の描画やクロマトグラフィーでの分離のシミュレーションなど、分析過程での化学種の挙動をExcelで予測することもできる。
本書は、分析化学でのExcelの利用を、Christianほか著"Analytical Chemistry, 7th ed."より抜粋し、まとめた。Excelの基礎的な使用方法から、ソルバー、ゴールシークなどの機能を用いた計算やシミュレーションまで多岐に渡る。学部での分析化学の講義や演習の副読本、学生の自習書、または実際に分析や分析法の開発を行っている大学院生や技術者の参考書としても、幅広く活用できる一冊。
原書名:An Introduction to Environmental Chemistry, Second Edition
渡辺 正 訳
定価:3,080円(本体2,800円+税10%)
A5・328頁
ISBN:978-4-621-06126-8
いまクローズアップされている地球環境問題の根元には、さまざまな物質の織りなす化学の世界がある。本書は高校レベルの化学知識から出発し、基礎を復習しながらたくさんの図表や写真を使い、環境をつくリ上げている物質たちの顔つきと変身を描き出す。地球環境を大気・陸地・陸水・海に分け、それぞれの化学的特性と互いの間で進む物質のやりとりを浮き彫りにしているところも類書にない大きな特徴だといえる。地球のすがたをしっかりつかみ、根拠のない怯えは捨てるうえで有益な書。
原書名:The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms,3nd ed.
奥山 格 訳
定価:5,500円(本体5,000円+税10%)
A5・434頁
ISBN:978-4-621-30782-3
The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms,3nd ed.の翻訳書。
どのような有機反応に出合っても合理的な反応機構が書けるようになるための書。読者対象は初学者ではない有機化学を学ぶ人。“反応機構は出発物と反応条件によって決まる第1段階が重要である”という考えにより、反応条件ごとに章立てしている。各反応を電子の流れで示すことで、メカニズムと電子論が理解でき、有機合成反応に対する幅広い知識を習得。遷移金属介在反応と遷移金属触媒反応についても取り上げ、有機反応機構の立場から有機金属化学の考え方を解説。有機化学を志す人にとって大きな助けになるだろう。改訂版では、表現の改善のほか,生化学反応の機構やC-H活性化などを加筆。
本書により、電子の動きによる反応機構の書き方を理解することで、初見の有機反応に対して「合理的な反応機構」が書けるようになる。分子軌道に基づく化学結合論から軌道相互作用に基づく立体電子効果も取り入れて、反応機構をわかりやすく解説。反応形式ごとにまとめてあるため、反応が、なぜ、どのように起こるのかも理解できる。
私たちのまわりは有機物質で満ちあふれており、私たちの身体を作っているのも有機化合物。私たちの生活を豊かにしている種々の工業製品が有機反応で作られており、生命の営みも有機反応に基づいている。この多様な有機化学を学ぶためには、有機化合物をつくりあげる化学結合の基本原理と、その結合の組み替えである有機反応を支配する電子の流れとを理解することが重要。 本書はコンパクトに基礎的な事項をまとめているが、たんに有機化学の一端に触れるという一般教養としての有機化学教科書ではない。化学結合の原理に基づき有機反応がどのように起こるのか、電子の流れで反応を理解するという形をとっているので、有機化学を専門とはしないが、将来その応用分野に携わる可能性のある生命科学系および理工系専攻の基礎有機化学の教科書に適している。また、短時間に有機化学の骨組みと全体像をつかみつつ、さらに深く有機化学を学ぼうとする時の入門書。
有機化学は有機物質の変換の化学であり、有機反応の理解が重要。有機反応は電子対の組換えで起こるため、電子がどのように動いて反応が進むのか巻矢印で表せる。巻矢印で電子の流れを表して、有機反応がどのように進むか、その感覚を身につけることができれば、有機化学を楽しめるようになる。本書では、その感覚を身につけるために、ルイス構造式で価電子を正しく示し、共鳴による電子状態の表現法を理解し、反応における電子の流れを巻矢印で表せるようになる、その技法を身につけることができる。有機反応を軸にしてまとめた新しい有機化学の教科書“奥山 格 監修 有機化学”とともに、このワークブックを副読本として活用していただきたい。
“有機化学 改訂2版”、“『有機化学 改訂2版』問題の解き方 ”、“『有機化学』ワークブック-巻矢印をつかって反応機構が書ける!”とともに有機化学をより理解するためのワークブックの第二弾。 有機化学は有機物質の変換の化学であり,有機反応を理解することが重要である。第一弾のワークブックでは(1)ルイス構造式を正しく書き(2)電子の流れを巻矢印で示し(3)結合の切断と生成を表すことによって反応機構が理解できることを説明。その続編である本書は、有機反応機構の書き方をさらに学ぶためにまとめたものであり、反応の種類別に系統的に考え、有機反応の枠組みを理解できるように工夫した反応機構への入門書でもある。
分子構造模型のベストセラーHGS分子構造模型が再発売された。高校で化学を履修しなかった有機化学・生化学に携わる学生向けに最適なセット。高校の教科書に出てくる化学式の約90%が組み立てられる。 本商品は、以前(株)日ノ本合成樹脂製作所で製作していた製品をベースに、日本国内の工場にて、新たにより精度の高い製法を用いて製作した。
『物理』
原書名:Introduction to Solid State Physics
宇野 良清 訳
津屋 昇 訳
新関 駒二郎 訳
森田 章 訳
山下 次郎 訳
定価:3,740円(本体3,400円+税10%)
A5・392頁
ISBN:978-4-621-07653-8
高い評価を得ている固体物理学の定番教科書の最新改訂版。上下2分冊版の上巻。 初級的性格を保持しつつ注目すべき新たな分野を取り入れるという本書の特色をこの版でも生かし、物理的基礎をきちんと押えつつ、実体的・実用的に役立つ教科書となっている。各章の主題の理解をすすめるような演習問題も工夫されている。第8版では、第7版以降の進展を取り入れるとともに、ナノ構造についての新しい章を加え、また、章の順序を入れ替えて、発展の著しい超伝導と磁性体についての章を早い段階で学習するように改められている。
原書名:Introduction to Solid State Physics
宇野 良清 訳
津屋 昇 訳
新関 駒二郎 訳
森田 章 訳
山下 次郎 訳
定価:3,960円(本体3,600円+税10%)
A5・392頁
ISBN:978-4-621-07654-5
高い評価を得ている固体物理学の定番教科書の最新改訂版。上下2分冊版の下巻。 初級的性格を保持しつつ注目すべき新たな分野を取り入れるという本書の特色をこの版でも生かし、物理的基礎をきちんと押えつつ、実体的・実用的に役立つ教科書となっている。各章の主題の理解をすすめるような演習問題も工夫されている。第8版では、第7版以降の進展を取り入れるとともに、ナノ構造についての新しい章を加え、また、章の順序を入れ替えて、発展の著しい超伝導と磁性体についての章を早い段階で学習するように改められている。
熱物理学の概念を明確にし,理工学への応用をギブスの方法を用いて例示.特にエントロピーや同一粒子からなる系の分布則の簡単な導出,化学ポテンシャルを強調することにより,物理的方法と化学的方法との統合化を計っている.
末廣 一彦 著
斉藤 準 著
鈴木 久男 著
小野寺 彰 著
定価:2,970円(本体2,700円+税10%)
B5・302頁
ISBN:978-4-621-08910-1
大学1年生向けの物理学概論の教科書。物理学科の学生はもちろん、物理学科以外の学生あるいは入試科目として物理学を選択していない学生を含めて、物理学の基礎からその概念や手法を学ぶことができるよう構成し、図とイラストを多用してフルカラーで解説。高校物理学の履修を前提とせず、一方、高校物理学履修者も興味を持って体系的に学べるよう配慮し、各節および例題や演習問題のレベルを記号で明示し、履修クラスや読者がそれぞれのレベルに合わせて学習を進められるようになっている。本文には多数の例題や章末問題も豊富に盛り込み、その解答・解説も丁寧にされている。
末廣 一彦 著
斉藤 準 著
鈴木 久男 著
小野寺 彰 著
定価:2,970円(本体2,700円+税10%)
B5・292頁
ISBN:978-4-621-30027-5
大学1年生向けの物理学概論の教科書。物理学科以外の学生あるいは入試科目として物理学を選択していない学生を含めて、物理学の基礎からその概念や手法を学ぶことができるよう構成し、図とイラストを多用してフルカラーで解説。 高校物理学の履修を前提とせず、一方、高校物理学履修者も興味を持って体系的に学べるよう配慮し、各節および例題や演習問題のレベルを記号で明示し、履修クラスや読者がそれぞれのレベルに合わせて学習を進められるようになっている。本文には多数の例題や章末問題も豊富に盛り込み、その解答・解説もていねいにされている。II巻では熱力学、電磁気学、光学など日常生活や産業にも関わりの深い分野について、各体系の特徴とその基礎的手法を学ぶ。
「キッテル固体物理学入門」に準拠した演習書の改訂版。「キッテル固体物理学入門」の原著第8版の翻訳版が出るのに合せて、それに沿って問題を修正・追加するとともに、用語や定数などを新しいものに改めたり、また、文章の見直し、図の追加などで、さらにわかりやすい解答・解説になるよう修正を加えた。さらに、問題を解くためのヒントを前半部の基礎事項としてまとめ、自らしっかり考えて学習するための教材として作成。