『有機化学』ワークブック

『有機化学』ワークブック

巻矢印をつかって反応機構が書ける!
著者名 奥山 格
発行元 丸善出版
発行年月日 2009年10月
判型 B5 257×182
ページ数 64ページ
ISBN 978-4-621-08179-2
Cコード 3043
NDCコード 437
ジャンル 化学・化学工学 >  有機化学 >  基礎有機化学
化学・化学工学 >  有機化学 >  有機化学反応・有機合成

内容紹介

有機化学は有機物質の変換の化学であり、有機反応の理解が重要。有機反応は電子対の組換えで起こるため、電子がどのように動いて反応が進むのか巻矢印で表せる。巻矢印で電子の流れを表して、有機反応がどのように進むか、その感覚を身につけることができれば、有機化学を楽しめるようになる。本書では、その感覚を身につけるために、ルイス構造式で価電子を正しく示し、共鳴による電子状態の表現法を理解し、反応における電子の流れを巻矢印で表せるようになる、その技法を身につけることができる。有機反応を軸にしてまとめた新しい有機化学の教科書“奥山 格 監修 有機化学”とともに、このワークブックを副読本として活用していただきたい。問題解答は、ウェブサイト“奥山 格 監修 有機化学 plus on Web”に掲載。

目次

1 ルイス構造式
 1.1 ルイス構造式と有機反応
 1.2 有機分子のルイス構造式
  価電子/ルイス構造式/形式電荷/官能基/簡略化表記
 1.3 イオンとラジカルのルイス構造式
  結合の切断/カルボカチオン/カルボアニオン/ヘテロ原子イオン/ラジカル
2 共鳴法
 2.1 共鳴寄与式の書き方
  二つのルイス構造式/アリル系/共鳴寄与式の重要度/電荷分離した共鳴寄与式
 2.2 ベンゼンとその誘導体
  芳香族炭化水素/ベンジルアニオンと関連化合物/ベンジルカチオンと関連化合物/ベンゼニウムイオン
3 反応機構
 3.1 σ結合の切断と生成
 3.2 結合の切断と生成が同時に起こる反応
  酸塩基反応/SN2反応   
 3.3 二重結合への付加と脱離
  カルボニル基への付加と脱離/アルケンへの付加/ベンゼンの置換反応/アルケンを生成する脱離反応
 3.4 転位反応
 3.5 エノールとエノラートイオンの反応
  エノール化/エノールとエノラートの反応

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