内容紹介
数値計算や統計処理を行うことが多い分析化学では、Excelを活用することにより効率的・効果的に学習や解析を進めることができる。また、滴定曲線の描画やクロマトグラフィーでの分離のシミュレーションなど、分析過程での化学種の挙動をExcelで予測することもできる。
本書は、分析化学でのExcelの利用を、Christianほか著"Analytical Chemistry, 7th ed."より抜粋し、まとめた。Excelの基礎的な使用方法から、ソルバー、ゴールシークなどの機能を用いた計算やシミュレーションまで多岐に渡る。学部での分析化学の講義や演習の副読本、学生の自習書、または実際に分析や分析法の開発を行っている大学院生や技術者の参考書としても、幅広く活用できる一冊。
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目次
1 導入
1.1 分析化学における表計算ソフトの利用
1.2 検量線の作成
1.3 傾き,切片,および決定係数
1.4 付加的な統計処理のためのLINEST関数
1.5 繰り返し計算の解を求めるためのExcelゴールシーク
1.6 統計計算のソフトウェアパッケージ
2 分析化学に関する統計処理
2.1 標準偏差
2.2 誤差の伝播
2.3 信頼限界
2.4 有意差検定
2.5 線形最少二乗法
2.6 相関係数および決定係数
3 化学平衡の一般概念
3.1 平衡定数を用いる計算
3.2 平衡計算の系統的な方法論
3.3 活量係数
4 酸塩基平衡
4.1 弱酸と弱塩基のpH
4.2 弱酸の塩,弱塩基の塩のpH
4.3 任意のpHにおける解離化学種の存在分立:α値
4.4 多塩基酸の塩
4.5 緩衝液のpH
4.6 対数濃度図:log C-pH図
4.7 pHの正確な計算
5 酸塩基滴定
5.1 強酸と強塩基の滴定
5.2 電荷均衡法による強酸と強塩基の滴定曲線の作成
5.3 弱酸と強塩基の滴定
5.4 炭酸ナトリウムと塩酸の滴定曲線の作成
5.5 多塩基酸の滴定
5.6 滴定曲線の微分から判定する当量点
6 その他の平衡反応および滴定
6.1 錯形成反応と滴定
6.2 重量分析と沈殿平衡
6.3 沈殿反応と滴定
6.4 酸化還元滴定と電位差滴定
7 機器分析におけるExcelの活用
7.1 クロマトグラフィーの数値的なシミュレーション
7.2 吸光光度法による混合物の測定
7.3 データ処理における回帰分析の利用
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▼ 補足資料
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