ウイルス

ウイルス

ミクロの賢い寄生体
原書名 Viruses : A Very Short Introduction
著者名 永田 恭介 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2014年04月
判型 新書 174×112
ページ数 256ページ
ISBN 978-4-621-08816-6
Cコード 0345
ジャンル 科学一般 >  シリーズ科学一般 >  サイエンス・パレット
生物・生命科学 >  生物一般
新書 >  サイエンス・パレット

シリーズ紹介

学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。

内容紹介

我々の歴史はウイルスとともにあるといっても過言ではない。天然痘、黄熱病、SARS、AIDSなどの感染症の流行は人類社会に大きな影響を及ぼしてきた。人類はウイルス感染から身を守る免疫システムを発達させ、ワクチンをはじめとした予防法や治療法を開発する一方、ウイルスも急速な変異でその裏をかく戦略を展開し、互いに進化している。 本書では、人類のウイルス観の変遷、感染のしくみ、さまざまな感染症の起源と現状、治療技術の進歩、ウイルスの地球生命圏における役割、そして我々とウイルスとのこれからの付き合い方に関する提言まで、ウイルスの全体像を描き出す。この小さな賢い寄生体がどこから来て、本当は何がしたくて、どこへ向かうのか。それを考えることのできる一冊。

目次

1 ウイルスとは?  
 病気の原因、「微生物」/「ろ過されざるもの」の正体/ウイルスの構造/ウイルスには宿主が必要/レトロウイルスの戦略/ウイルスでは変異こそが生命線/ウイルスの誕生をめぐる説/ウイルスの分類
2 世界中ウイルスだらけ  
 地球を席巻するウイルス/生態系における大切なはたらき/持ちつ持たれつ/宇宙にもウイルスはいる?
3 殺すか殺されるか  
 生き残りのための進化と適応/さまざまな媒介/ウイルスに対する防御戦略/免疫のしくみ/ウイルスが生体防御から逃れるメカニズム
4 新興ウイルス感染症  
 新興ウイルスの伝播――SARSを例に/HIV制御の問題点/感染までのハードル/エピデミックからパンデミックへ――インフルエンザを例に/動物が媒介する侵入/昆虫が媒介する伝播/社会発展によるウイルスの再分布
5 流行と大流行  
 農耕のはじまりが流行のはじまり/歴史上最悪のウイルス――天然痘ウイルス/空気感染するウイルス――はしか、風疹、おたふくかぜ/いろいろなかぜ/糞口感染―ロタウイルス、ノロウイルス/完全制圧できない現代の病気、ポリオ/完全制圧された牛疫/院内感染
6 持続感染ウイルス  
 ヘルペスウイルス科/レトロウイルス科/HIV-1とエイズ/肝炎ウイルス
7 腫瘍ウイルス  
 ヒト腫瘍ウイルス/発がん性レトロウイルス/ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)/ヘルペスウイルス/肝炎ウイルス/パピローマウイルス/ヒット エンド ラン?
8 形勢逆転  
 天然痘予防とそのウイルスの排除/ジェンナーの革新/パスツールと狂犬病ワクチン/ポリオは根絶できるか?/ワクチンを使うべきかそうせざるべきか/HIVワクチンの試み/抗ウイルス剤/持続性肝炎ウイルスの排除/ウイルス診断
9 ウイルスの過去、現在、未来  
 歴史を動かしたウイルス/私たちはウイルスの未来に何を期待しているのか?/ウイルスを悪用することもできる/おわりに

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定価:本体1,000円+税
在庫:在庫あり

▼ 補足資料