内容紹介
日本における近代産業の中心的な担い手となった紡績業において、鐘淵紡績(現カネボウ)の武藤山治と、倉敷紡績(現クラボウ)の大原孫三郎は、労働者の問題を大胆かつ先進的に解決していった。武藤は製品品質の改善の為には勤労意欲の向上が不可欠であると認識し革新的な労務管理を創り出した。他方大原は過酷な労働条件の改善、福祉の増進は経営者の責任であると自覚した。二人のヒューマニズムに基づく思想と実践に目を向ける。
関連商品
- ビジュアル日本経営史 日本の企業家群像Ⅱ 7 高度経済成長期の革新的・創造的企業家 田口利八(西濃運輸)/飯田亮(セコム)
- ビジュアル日本経営史 日本の企業家群像Ⅱ 6 事業創造への意欲―「京都企業」のパイオニア 立石一真(オムロン)/塚本幸一(ワコール)
- ビジュアル日本経営史 日本の企業家群像Ⅱ 5 規制に対抗した反骨の経営者 松永安左エ門(電力の鬼)/出光佐三(石油王)
- ビジュアル日本経営史 日本の企業家群像Ⅱ 4 伝統的商業経験から純国産品の創製へ 鳥井信治郎(サントリー)/石橋正二郎(ブリヂストン)
- ビジュアル日本経営史 日本の企業家群像Ⅱ 3 健康と美に奉仕する産業の開拓者 福原有信(資生堂)/小林富次郎(ライオン)