トリブチルスズ
| 著者名 | NEDO技術開発機構 編 産総研化学物質リスク管理研究センター 編 中西 準子 著 堀口 文男 著 |
|---|---|
| 発行元 | 丸善出版 |
| 発行年月日 | 2006年03月 |
| 判型 | B5 257×182 |
| ページ数 | 214ページ |
| ISBN | 978-4-621-07704-7 |
| Cコード | 3343 |
| NDCコード | 574 |
| ジャンル | 化学・化学工学 > シリーズ化学・化学工学 > 詳細リスク評価書シリーズ |
内容紹介
化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。
目次
要約
１．はじめに
２．排出源の推定
３．環境水中濃度
４．環境水中濃度分布の推定
５．有害性評価
６．リスク評価
７．リスク管理と対策費用推計
８，まとめ
第I章 序論
１．はじめに
１．１ 調査の目的
１．２ 調査範囲
１．３ 本評価書の構成
１．４ 特記事項
１．４．１ 濃度表記と換算
１．４．２ 濃度単位と略称
２．国内および国際的な動向
３．物性
３．１ 物性概要
３．２ 同定情報
３．３ 一般情報
３．４ 物理化学的性状
４．環境中での動態
４．１ 水中での存在形態と分配係数
４．２ 環境中での分解
４．２．１ 化審法既存点検試験結果
４．２．２ 光分解
４．２．３ 水中での分解
４．２．４ 堆積物中での分解
４．２．５ 海面からの揮散
４．３ 生物体への蓄積性
４．３．１ 化審法試験結果
４．３．２ 懸濁粒子への吸着
４．３．３ 堆積物への蓄積性
４．３．４ 生物への蓄積性
５．諸外国のリスク判定方法
５．１ ＥＵ（欧州連合）
５．２ ＯＥＣＤ加盟国
５．３ 米国
５．４ 日本
第II章 排出源の推定
１．有機スズ化合物
１．１ 有機スズ化合物の性質
１．２ 有機スズ化合物の産業用途
１．３ 有機スズ化合物の生産量
２．用途と生産量
３．排出源
３．１ 移動商船と商業港
３．２ 漁港とマリーナ
３．３ ドライドックと造船所
３．４ 火力・原子力発電所などの冷却施設
３．５ 養殖場と定置網
３．６ 不特定多数の取り扱い施設
３．６．１ ブチルスズ化合物の製造
３．６．２ ブチルスズ類を含む製品の製造
３．６．３ 防腐剤・防かび剤としてのＴＢＴ類の使用
３．６．４ ブチルスズ類を含む製品使用
３．６．５ 都市下水・廃棄処理
３．７ 港湾内の底泥
４．排出源の検討
第III章 環境水中濃度
１．水中および底泥中濃度
２．海洋生物中のＴＢＴ体内濃度（海産無脊椎動物）
第IV章 環境水中濃度分布の推定
１．対象海域
１．１ 対象海域
１．２ 東京湾におけるＴＢＴ濃度
１．２．１ 水質
１．２．２ 底質
１．３ 東京湾におけるアサリのＴＢＴ濃度
２．数値モデルおよびパラメータ
２．１ モデルを使う効用
２．２ 解析モデルの概要
２．３ 化学物質運命予測モデルの定式化
２．４ パラメータ
３．東京湾の環境水中濃度推定
３．１ 暴露解析の前提条件
３．１．１ 流動モデル
３．１．２ 水質・生態系モデル
３．１．３ 無機態ＳＳ拡散モデル
３．２ 船底塗料からのＴＢＴ溶出量
３．２．１ 船底からの溶出速度
３．２．２ 停泊中の溶出量算出方法
３．２．３ 航路の設定
３．２．４ 航行中の溶出量データ
３．３ 暴露濃度解析
３．３．１ 計算条件
３．３．２ 計算結果
３．４ モデルの検証
第V章 有害性評価
１．海洋生物に対するＴＢＴの影響
２．対象生物の選定
３．対象生物の評価エンドポイントの特定
第VI章 リスク評価
１．リスク評価の方法
２．アサリ，マガキのリスク評価
２．１ ＮＯＥＣの算出
２．２ ＭＯＥの算定
３．東京湾における2000年および2007年のリスク評価
３．１ 負荷量および暴露濃度の推定方法
３．２ モデルの検証
３．３ アサリ，マガキのリスク評価
第VII章 リスク管理と対策費用推計
１．各国における規制状況
２．リスク管理
３．代替化学物質
３．１ 代替化学物質の特徴
３．２ 我が国における代替化学物質を利用した船底塗料開発の現状
４．代替化学物質の対策費用推計
４．１ 船舶の運用にかかる費用
４．１．１ 海外におけるコスト評価の事例
４．１．２ 国内におけるコスト評価
４．２ 塗料市場の動向について
５．代替化学物質の環境への影響
第VIII章 まとめ
第IX章 レビュアーの意見書と筆者らの対応
鈴木輝明レビュアーの意見書と筆者らの対応
千田哲也レビュアーの意見書と筆者らの対応
中村由行レビュアーの意見書と筆者らの対応
山田 久レビュアーの意見書と筆者らの対応
