亜鉛
著者名 NEDO技術開発機構
産総研化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
内藤 航
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年05月
判型 B5 257×182
ページ数 280ページ
ISBN 978-4-621-07987-4
Cコード 3343
NDCコード 436
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  詳細リスク評価書シリーズ

内容紹介

化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。

目次

要約
 1.はじめに
 2.基本情報
  2.1 亜鉛のマテリアルフローと用途
  2.2 亜鉛の消費量の経年変化
  2.3 亜鉛の法規制等
  2.4 公的機関の評価文書の概要
 3.発生源の同定と環境排出量の推定
 4.環境中濃度の把握
 5.生態リスクの定量化
  5.1 亜鉛のリスク評価の考え方
  5.2 リスク判定値の導出
  5.3 リスク判定
 6.高濃度地点の暴露濃度解析
 7.リスク削減対策の費用効果分析
 8.亜鉛の生態リスク管理・対策のあり方
 9.今後の課題
第I章 序論
 1.はじめに
 2.本評価書の目的と特徴
 3.本評価書の構成
第II章 基本情報
 1.はじめに
 2.亜鉛の歴史
 3.亜鉛鉱山
 4.亜鉛の物理化学的特性
 5.亜鉛の生産と用途
  5.1 亜鉛のマテリアルフロー
  5.2 亜鉛の用途
  5.3 亜鉛消費量の経年変化
 6.亜鉛の法規制
  6.1 日本における亜鉛の法規制
  6.2 水生生物の保全に係る亜鉛の水質環境基準と排水規制
  6.3 諸外国における水生生物保全に係る亜鉛の水質目標値等
 7.公的機関の評価文書の概要
  7.1 US EPA
  7.2 WHO/IPCS
  7.3 EU
 8.まとめ
第III章 発生源の同定と環境排出量の推定
 1.はじめに
 2.対象とした亜鉛の発生源・排出経路
 3.PRTRによる排出・移動量の概観
 4.亜鉛の各ライフステージからの環境排出量:点源からの排出
  4.1 鉱山および生産段階からの排出
   4.1.1 亜鉛の採鉱・選鉱と排出
   4.1.2 亜鉛の製錬と排出
   4.1.3 亜鉛の生産段階からの排出量の把握
  4.2 休廃止鉱山からの排出量の推算
  4.3 各種製造業および化学工業からの排出量
  4.4.廃棄物処理業からの排出量
  4.5 下水処理場からの排出量
  4.6 その他の業種からの排出量について
  4.7 PRTRにおける排出量と排出量総合調査による推定排出量との比較
 5.亜鉛含有製品の使用等非特定汚染源からの排出
  5.1.自動車等のタイヤの摩耗に伴う亜鉛排出量の推計
   5.1.1 推計方法
   5.1.2 入力データとパラメータ
   5.1.3 タイヤ摩耗由来の亜鉛排出量推計結果
   5.1.4 タイヤ摩耗由来の亜鉛の河川への到達量
  5.2 亜鉛めっき製品の腐食・流出に伴う亜鉛排出量の推計
   5.2.1 推計方法
   5.2.2 亜鉛めっき製品の蓄積暴露表面積の算出
   5.2.3 腐食・流出速度係数
   5.2.4 亜鉛めっき製品由来の亜鉛排出量推計結果
   5.2.5 亜鉛めっき製品由来の亜鉛の河川への到達量
  5.3 生活系からの排出
  5.4 家畜由来
  5.5 大気からの沈着
  5.6 農薬由来
 6.自然由来等その他の発生源について
 7.排出量推定に関連する不確実性の考察
 8.亜鉛の発生源と排出量のまとめ
第IV章 環境中濃度の把握
 1.はじめに
 2.モニタリングデータの把握
  2.1 水質
   2.1.1 水質モニタリングデータとその整備
   2.1.2 水質モニタリングデータの特徴
  2.2 堆積物(底質)
  2.3 土壌
  2.4 生物蓄積
 3.公共用水域の亜鉛濃度分布
  3.1 淡水域のモニタリングデータの分布
  3.2 海域のモニタリングデータの分布
 4.亜鉛高濃度地点の類型化分析
  4.1 亜鉛高濃度地点の定義
  4.2 亜鉛高濃度地点の分類
   4.2.1 分類に用いた資料
   4.2.2 亜鉛高濃度地点の主たる亜鉛負荷源
   4.2.3 高濃度地点の分類
  4.3 各分類の特徴
   4.3.1 鉱山による影響の特徴
   4.3.2 工場・事業場
   4.3.3 下水処理場
   4.3.4 工場・事業場と下水処理場
   4.3.5 負荷源が不明な地点の特徴
   4.3.6 類型化した各亜鉛高濃度地点の特徴
 5.まとめ
付録 環境中亜鉛濃度の推定に用いたモニタリングデータの処理法
第V章 水生生物に対するリスクの定量化
 1.はじめに
 2.問題設定
 3.影響評価
  3.1 急性毒性
   3.1.1 淡水域の生物
   3.1.2 海域の生物
   3.1.3 急性毒性まとめ
  3.2 慢性毒性
   3.2.1 淡水域の生物
   3.2.2 海域の生物
 4.個体レベルの種の感受性分布作成とリスク判定値の決定
  4.1 種の感受性分布のデータ選択
  4.2 毒性と硬度
  4.3 個体レベルの種の感受性分布
 5.個体群レベルの種の感受性分布作成とリスク判定値の決定
  5.1 各種での閾値濃度の算出
   5.1.1 藻類
   5.1.2 微生物
   5.1.3 タマミジンコ
   5.1.4 魚類
  5.2 個体群レベルの種の感受性分布の作成
 6.リスク判定
  6.1 リスク判定結果
  6.2 HC5超過地点の特徴
  6.3 PHC5超過地点の特徴
  6.4 有機物の影響
 7.まとめ
付録 実環境における亜鉛の水生生物への影響
 付録1 野外において観察される亜鉛の影響
 付録2 抵抗性
 付録3 Biotic Ligand Model
第VI章 高濃度水域の詳細暴露解析
 1.はじめに
 2.高濃度水域の暴露解析
  2.1 石津川
   2.1.1 石津川の概要
   2.1.2 流量と亜鉛負荷量の変化と負荷源別寄与率
   2.1.3 排水基準の強化による河川中亜鉛濃度および生態リスクの変化
 2.2 粕川
  2.2.1 粕川の概要
  2.2.2 流量と亜鉛負荷量の変化と負荷源別寄与率
  2.2.3 排水基準の強化による河川中亜鉛濃度および生態リスクの変化
 2.3 碓氷川
  2.3.1 碓氷川の概要
  2.3.2 流量と亜鉛負荷量の変化と負荷源別寄与率
  2.3.3 排水基準の強化による河川中亜鉛濃度および生態リスクの変化
 2.4 境川
  2.4.1 境川の概要
  2.4.2 晴天時における亜鉛負荷の評価
  2.4.3 雨天時における亜鉛負荷の評価
 3.まとめ
第VII章 リスク削減対策の費用効果分析
 1.はじめに
 2.事業場における対策
  2.1 工程内対策
  2.2 エンドオブパイプ対策
   2.2.1 凝集沈殿法
   2.2.2 吸着法(イオン交換法・キレート樹脂吸着)
   2.2.3 磁気分離法(フェライト法)
  2.3 事業場における亜鉛含有排水の処理の実態
   2.3.1 電気めっき事業場
   2.3.2 溶融亜鉛めっき事業場
   2.3.3 非鉄金属鉱業
   2.3.4 日本鉄鋼連盟
   2.3.5 日本化学工業協会(日本無機薬品協会)
  2.4 事業場における排水中亜鉛濃度削減対策の費用対効果
   2.4.1 事業場当たりの費用
   2.4.2 業種別の費用対効果
   2.4.3 既往報告にみる業界における亜鉛削減対策の効果
  2.5 高濃度地点の亜鉛濃度削減に対する費用対効果
  2.6 河川中濃度削減対策効率の指標化
 3.事業場以外の主たる負荷源における対策の可能性
  3.1 休廃止鉱山
  3.2 非点源
  3.3 下水処理場
  3.4 未処理生活排水対策
 4.まとめ
第VIII章 結論
 1.はじめに
 2.本評価書のまとめ
 3.総括:亜鉛の生態リスク管理・対策のあり方について
 4.今後の課題
第IX章 外部レビュアーからのコメントと筆者の対応
 菊地幹夫レビュアーからのコメントと筆者の対応
 田中宏明レビュアーからのコメントと筆者の対応
 長谷川眞理子レビュアーからのコメントと筆者の対応
 福島武彦レビュアーからのコメントと筆者の対応
 山本光修レビュアーからのコメントと筆者の対応

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