六価クロム
著者名 NEDO技術開発機構
産総研化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
小野 恭子
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年05月
判型 B5 257×182
ページ数 310ページ
ISBN 978-4-621-07988-1
Cコード 3343
NDCコード 574
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  詳細リスク評価書シリーズ

内容紹介

化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。

目次

要約
 第I章 序章
 第II章 環境中動態
 第III章 ヒト健康に関する有害性評価
 第IV章 6価Crの発生源と排出量
 第V章 環境中濃度と暴露レベル
 第VI章 大気中6価Cr濃度
 第VII章 ヒト健康リスク評価
 第VIII章 生態リスク評価
 第IX章 リスク削減対策
第I章 序論
 1.はじめに
 2.物理化学的性状
  2.1 Crの物理化学的特性と一般的な情報
  2.2 6価Cr化合物の物理化学的特性
  3.3 3価Cr化合物の物理化学的特性
 3.Crの用途
  3.1 6価Crの用途の概要
  3.2 金属Crの用途の概要
  3.3 3価Crの用途の概要
 4.Crの分析方法
 4.1 Crの測定に関連する法規
 4.2 Crの測定法
 4.3 大気中6価Cr濃度の測定法
 5.Crに関連する基準値
 6.諸外国のリスク評価
  6.1 WHO(1988):Environmental Health Criteria
  6.2 Environment Canada and Health Canada (1994):Canadian Environmental Protection Act. 
  6.3 US EPA (1998a), Toxicological Review of Hexavalent Chromium
  6.4 US EPA (1998b), Toxicological Review of Trivalent Chromium
  6.5 ATSDR (2000):Toxicological profile for Chromium
  6.6 EU (2005):European Union Risk Assessment Report, chromium trioxide;
sodium chromate;sodium dichromate;ammonium dichromate;
potassium dichromate.
 6.7 諸外国のリスク評価のまとめ
第II章 環境中動態
 1.Crの環境中運命
  1.1 Crの存在形態とpH および酸化還元電位の関係
  1.2 環境中の移動と分配
 2.価数変化
  2.1 価数変化の概要
   2.1.1 大気
   2.1.2 水
   2.1.3 底質と土壌
  2.2 産業活動とCrの価数変化
   2.2.1 フェロクロム製錬
   2.2.2 耐火れんが
   2.2.3 一般廃棄物焼却炉
   2.2.4 石炭火力発電所
   2.2.5 セメント製造
  2.3 本評価書における価数変化の取扱い
   2.3.1 大気
   2.3.2 水,土壌
 3.Crを含む大気中浮遊粉じんの粒径 
第III章 ヒト健康に関する有害性評価
 1.はじめに
 2.吸入暴露に伴う有害影響の確認
  2.1 発がん以外の健康影響
   2.1.1 呼吸器系
   2.1.2 心血管系
   2.1.3 消化官系
   2.1.4 血液系
   2.1.5 肝臓
   2.1.6 腎臓
   2.1.7 内分泌系
  2.2 免疫系とリンパ網内系への影響
  2.3 神経系への影響
  2.4 生殖への影響
  2.5 発生への影響
  2.6 遺伝毒性
  2.7 発がん影響
   2.7.1 クロム酸塩製造
   2.7.2 クロム酸顔料製造
   2.7.3 クロムめっき
   2.7.4 他の産業
   2.7.5 ヒト発がん性の判定
 3.吸入暴露に伴う有害影響に対する既存の基準値
  3.1 非発がん性の有害影響に対する基準値
   3.1.1 ATSDR
   3.1.2 U.S.EPA
   3.1.3 RIVM
  3.2 発がん影響の量―反応関係
   3.2.1 カナダ政府(Environment Canada and Health Canada)
   3.2.2 U.S.EPA
   3.2.3 WHO欧州
   3.2.4 RIVM
   3.2.5 Crumpら
   3.2.6 既報の発がんポテンシーのまとめ
 4.経口暴露に伴う有害影響の確認
  4.1 非発がん性の全身への影響
   4.1.1 消化管系
   4.1.2 血液系
   4.1.3 肝臓
   4.1.4 腎臓
  4.2 免疫系とリンパ網内系への影響
  4.3 神経系への影響
  4.4 生殖能への影響
  4.5 発生への影響
  4.6 遺伝毒性
  4.7 発がん影響
 5.経口暴露に伴う有害影響に対する既存の基準値
  5.1 非発がん性の有害影響に対する基準値
   5.1.1 U.S.EPA
   5.1.2 RIVM
 6.体内動態
  6.1 吸収
   6.1.1 吸入暴露
   6.1.2 経口暴露
  6.2 分布
   6.2.1 吸入暴露
   6.2.2 経口暴露
  6.3 代謝
  6.4 排泄
   6.4.1 吸入暴露
   6.4.2 経口暴露
 7.リスク評価のエンドポイントと量―反応関係
  7.1 吸入暴露
   7.1.1 非発がん性の有害影響
   7.1.2 発がん影響
  7.2 経口暴露
第IV章 6価Crの発生源と排出量
 1.本章の目的および対象とする範囲
 2.日本におけるCrおよび6価Crのマテリアルフロー
  2.1 Crのマテリアルフロー
  2.2 Cr化合物のマテリアルフロー…100
 3.PRTRデータにおける排出量
  3.1 届出対象事業所からの排出量
  3.2 届出対象外事業所からの推計排出量
   3.2.1 すそきり以下の排出量
   3.2.2 非対象業種における排出量推計値
 4.PRTR届出排出量に関する考察
  4.1 排出量等算出マニュアルのまとめ
  4.2 塗装工程
   4.2.1 大気への排出量
   4.2.2 水域への排出量
  4.3 顔料製造
  4.4 Crめっき
   4.4.1 大気への排出量
   4.4.2 水域への排出量
  4.5 クロメート処理
   4.5.1 大気への排出量
   4.5.2 水域への排出量
  4.6 下水道業
   4.6.1  大気排出量および下水汚泥中の6価Crの移動量
   4.6.2 水域への排出量
  4.7 廃棄物処理業
  4.8 Cr化合物の製造工程
  4.9 触媒製造
  4.10 繊維工業
  4.11 CCA防腐剤
  4.12 各業種の大気排出量
 5.Crおよび3価Cr化合物の取り扱いに関連する6価Crの排出
  5.1 Crおよび3価Cr化合物に関するPRTR届出排出量
  5.2 フェロアロイ製造工程
  5.3 ステンレス製造工程
  5.4 アーク溶接
  5.5 皮革なめし剤
  5.6 耐火れんが
  5.7 セメント
   5.7.1 大気への排出量
   5.7.2 6価Crの溶出
  5.8 石油・石炭の燃焼
  5.9 各工程からの6価Cr排出量
 6.一般廃棄物焼却からのCrの大気排出量推定
  6.1 廃棄量の推定
   6.1.1 国内供給量の推定
   6.1.2 国内供給量の経年変化
   6.1.3 ストック量および廃棄量の計算方法
   6.1.4 推定結果
  6.2 処理量の推定
   6.2.1 設定した処理方法
   6.2.2 処理方法別処理量の推定結果
  6.3 大気排出量
   6.3.1 排出量算出に用いたデータ
   6.3.2 大気排出量の推算結果と考察
  6.4 廃棄物処分場からの浸出水
   6.4.1 一般廃棄物埋立処分場からの浸出水に含まれる6価Crの現状
   6.4.2 一般廃棄物埋立処分場からの浸出水によるCr排出量の推算
 7.まとめ
第V章 環境中濃度と暴露レベル
 1.大気中濃度
  1.1 有害大気汚染物質モニタリングにおけるCr全量(T-Cr)の濃度
  1.2 大気中6価Cr濃度
  1.3 室内空気中6価Cr濃度
 2.水域
  2.1 公共用水域モニタリング
  2.2 その他の測定事例
  2.3 底質
 3.土壌
 4.飲料水中濃度
 5.食品からの摂取量
 6.まとめ
第VI章 大気中6価Cr濃度
 1.大気中6価Cr濃度の実測
  1.1 試料採取方法,分析方法の概略
   1.1.1 試料採取方法  
   1.1.2 6価Crの定量方法
   1.1.3 Cr全量(T-Cr)の定量方法
  1.2 試料採取地点
  1.3 測定結果と考察
   1.3.1 測定日の気象データ
   1.3.2 大気中濃度の測定結果
 2.大気中6価Cr濃度推定
  2.1 実測値とモデル推定値の整合性の検討
   2.1.1 推定に用いたツールおよび計算条件
   2.1.2 排出量データ
   2.1.3 推定結果
  2.2 長期平均値の推定
 3.まとめ
第VII章 ヒト健康リスク評価
 1.本章の概要
 2.リスク判定
  2.1 吸入暴露
   2.1.1 有害影響
   2.1.2 吸入暴露のリスク
 2.2 経口暴露
   2.2.1 6価Cr
   2.2.3 3価Cr
第VIII章 生態リスク評価
 1.はじめに
  1.1 EHCによる評価
  1.2 カナダ評価書による評価
  1.3 EUリスク評価書による評価
 2.水生生物に対するリスク評価
  2.1 毒性影響に関する既存の文献値
   2.1.1 藻類および水生植物
   2.1.2 水生無脊椎動物
   2.1.3 魚類
   2.1.4 その他の生物
   2.1.5 生態リスク評価に用いる水生生物の毒性値
  2.2 水生生物に対する暴露濃度
   2.2.1 既存の情報の整理
   2.2.2 6価Crの暴露濃度
   2.2.2 3価Crの暴露濃度
  2.3 リスク判定
   2.3.1 日本の平均的な水域に対する判定
   2.3.2.6価Crおよび3価Crが検出される地点に対する考察
 3.陸生生物に対するリスク評価
  3.1 毒性影響に関する既存の文献値
   3.1.1 陸生植物
   3.1.2 土壌無脊椎動物
  3.2 土壌生物毒性値
  3.3 発生源周辺における6価Crの土壌沈着量の推定
   3.3.1 仮定したモデル排出源の概要
   3.3.2 土壌中濃度増分の推計
   3.3.3 暴露評価
   3.3.4 リスク判定
 4.まとめ
第IX章 リスク削減対策
 1.はじめに
 2.6価Crの代替化の現状
  2.1 クロメート処理
  2.2 6価Crめっきの代替
  2.3 塗料中に含まれる6価Crの代替動向
   2.3.1 防錆塗料
   2.3.2 路面標示
 3.6価Crの発生源における対策の現状
  3.1 Crめっき主剤の排水処理
  3.2 その他
第X章 結論
 1.ヒト健康リスク評価のまとめ
  1.1 吸入暴露
  1.2 経口暴露
 2.生態リスク評価のまとめ
 3.今後の課題
第XI章 外部レビュアーの意見書と筆者らの対応
 今井田克己レビュアーの意見書と筆者らの対応
 大前和幸レビュアーの意見書と筆者らの対応
 貴田晶子レビュアーの意見書と筆者らの対応
 津崎昌東レビュアーの意見書と筆者らの対応
 三森国敏レビュアーの意見書と筆者らの対応
 吉岡義正レビュアーの意見書と筆者らの対応
 米田稔レビュアーの意見書と筆者らの対応

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