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魚豊氏（『チ。地球の運動について』）推薦！ サイエンス・パレット 科学革命』
第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞し、シリーズ累計発行部数は250万部を超え、さらにアニメ化も発表された超話題作、『チ。―地球の運動について―』（小学館）作者の魚豊氏から、『サイエンス・パレット 科学革命』（丸善出版）への推薦コメントをいただきました。
魚豊氏が『チ。―地球の運動について―』の作劇の際に繰り返し読んだ、近代科学のはじまりを簡潔に知ることができる1冊です。
原書名：The Scientific Revolution: A Very Short Introduction
Lawrence M.Principe 著 菅谷 暁・山田 俊弘 訳
定価1,100円（税込） ISBN978-4-621-08772-5
科学にも歴史がある。
それが撞着語法ではない事を教えてくれた本です。
元来勉強嫌いの私は、教室で習う全てが
自分とは無関係な記号に過ぎず、
放課後にしか世界の豊かさはないのだと信じていました。
しかし、本書が私の中で分断されていた
記号と意味を接続し、自然と人文を接続し
さらには、放課後と教室を接続し、科学の複雑さ、歴史の分厚さ、
そして世界のさらなる豊かさの一端を
この狭了な脳髄に垣間見せてくれました。
とても思い出深い一冊です。
魚豊（「チ。」作者）
今となっては不便な方法。
今となっては日陰の発想。
今となってはくたびれた、偉大な人類の伴走者。
しかし、彼らは死なず。
暫定的真理の座を明け渡して尚、
嘗てあった研究は、今ここにある文化へと
過去にあった可能性が、未来の想像力へと
変遷を遂げ、社会へ息衝く。
果てしない挑戦の物語。
寄せては返す、思考の波止場。
教室では出会わなかった(見過ごした？)言葉。
「科学史」という見方。
新鮮精密。濃厚凝縮。しかも何より面白い。
魚豊（「チ。」作者）
『サイエンス・パレット 科学革命』を読むことで、『チ。―地球の運動について―』の時代背景をよりよく理解することができます。
ぜひ合わせてご覧ください。
買って，読んで，お楽しみあれ．(eme,lege, fruere.)
コペルニクス『天球回転論』より
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