デザイナー・ベビー

デザイナー・ベビー

ゲノム編集によって迫られる選択
原書名 GMOSapiens The Life-Changing Science of Designer Babies
著者名 中山 潤一
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年08月
判型 四六 188×128
ページ数 414ページ
ISBN 978-4-621-30193-7
Cコード 0045
NDCコード 495
ジャンル 科学一般 >  科学読み物
生物・生命科学 >  生物一般 >  生物読み物

内容紹介

本書は、その課題を正面から扱い、遺伝子組換え研究が始まった当初から今に至るまでの技術の進歩とそこでなされてきた議論をふまえ、ヒトに対する遺伝子組換えを、技術的、社会的、倫理的側面から幅広く解説。また、遺伝子組換え人間(GMOサピエンス)と関わりのあるクローン人間の誕生がどれほど現実に近づいているのかについても記述。本書の著者は生物学者であるが、ヒトに対しての遺伝子組換えについては中立的で、バランスがとれている。近い将来に訪れるであろう未来を考えるための基礎となる一冊。

目次

第1章 神のまねごとに対する序論
 遺伝子組換えをしたヒトの胚
 あなたはただの人…、しかしあなたの子どもはそれ以上になるかもしれない
 メニューを見ながら注文する:体外受精とGMOの接点
 最先端の技術:CRISPR-Cas9
 あなたの優れた子ども
 GMOの誕生
 幹細胞とクローニングのつながり
第2章 GMOの誕生と爆発的普及
 GM植物が目を出す
 GMOはどこから来たのか?
 GM作物への競争
 創造の民主化
 GMペットと珍しさ
 GM蚊、病気と戦うための優れた「武器」に
 ヒトの遺伝子組換えを定義する
 遺伝子治療
第3章 ヒトのクローニング
 1人の学生と最初のクローン
 クローニングの文化
 クローニングの誕生
 2種類のクローニング
 偽りのクローニング
 クローニングにまつわる俗説
 クローニングの政治
 絶滅からの復活
 クローニングとGMOの接点
 クローニングする人とその仲間たち
 誰が最初のクローン人間になるか?
第4章 母なる自然に手を加える:最初のGMOサピエンス
 体外受精の誕生と悪魔のようなジレンマ
 医療カウボーイが最初のGMベビーをつくり出す
 GMOサピエンスをつくるのは合法か?
 哺乳動物の卵やゲノムをもてあそぶ
 3人の親による体外受精の未来
第5章 遺伝学で優れた赤ちゃんをつくる
 商業的遺伝子検査の誕生
 遺伝学的デートと交配サービス:〜との子どもが欲しい
 遺伝学的数式をデザイナー・ベビーで変化させる?
 着床前診断
 CRISPR-Cas9vs.着床前診断
 性の選別
 救済者兄弟
 GMOサピエンスの経済学
 オバサイエンス社
 ミトゲノム・セラピューティクス社
 遺伝学と人類の選択
 遺伝子のための渡航
 GM年表の次の段階はデザイナー・ベビーか?
第6章 GMOサピエンスをつくるためのDIYガイド
 なぜGMOサピエンスをつくるのか?あなたの目的は何なのか?
 CRISPR―Cas9(クリスパー・キャスナイン)とのつながり
 実験ツールとしてのCRISPR―Cas9
 実験室で最初から始める
 アラカルトの遺伝子組換え
 幹細胞の潜在的役割
 優れたマウスをつくる:GMOをつくるための経験
 もしあなたが間違いをしたら?
 何がうまくいかないのか?
 間違いは修正できるのか?
 GMOサピエンスをつくるための現実的課題
第7章 優生学と超人間主義
 優生学の起源はカリフォルニアにある
 優生学による「優れた赤ちゃん」
 体外受精と優生学
 「優れた」、あるいは「完璧」な人とは?
 遺伝子組換えによって優れた赤ちゃんをつくるべきか?
 超人間主義:ACGTからH+へ移動する
 ジョージ・チャーチ:遺伝学と超人間主義の先駆者
 強制的な遺伝子変化:遺伝子の操縦と武器
第8章 ヒトの遺伝子組換えに対する文化的見方
 ヒトの遺伝子組換えに対する一般の認識
 ヒトの遺伝子組換えに対するアメリカ人の見方
 ヒトの遺伝子組換えに対する世界的な見方
 フランケンシュタイン再考
 ハクスリー兄弟
 『ガタカ』(原題:GATTACA)
 『オーファン・ブラック遺伝子暴走』
 ヒトのクローニングに対する芸術家の見方
 遺伝的差別、あるいはセレブ
 ヒトの遺伝子組換えにおけるジェンダー問題
 GMOに対するあなたの想像をたくましくする
 本当のGMOサピエンスを社会はどう見るか
第9章 GMOサピエンスの現在と未来
 ゲノム編集をしたヒトの胚を最初につくる
 「ヒトの生殖系列のゲノム編集をすべきでない」
 「賢明な方向」
 ABCDプラン
 ヒトの遺伝子組換えについてのスタンフォード大学での法律会議
 ヒトの遺伝子組換えにおけるジョージ・チャーチ
 オックスフォードの倫理:心配しないでただやればよい
 変化し続ける融合体としてのヒトゲノム
 ヒトの遺伝子組換えの将来

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