振動の工学

振動の工学

著者名 鈴木 浩平
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 B5 257×182
ページ数 152ページ
ISBN 978-4-621-07377-3
Cコード 3353
NDCコード 501
ジャンル 機械・金属・材料

内容紹介

工学系大学や工業高等専門学校の、主として機械工学系で学ぶ学生を対象とした振動工学の入門用テキスト。自動車、船舶、航空機、原子力プラント、ロボット、宇宙構造物、情報機器システムを初め、さまざまな工業製品の設計に、振動工学と振動解析技術の習得は必須条件。本書は、振動工学の修得すべき基礎事項をほぼカバーし、平易な記述で、高度な数学知識がなくても学べるよう配慮。また、問題の解析手順を理解するために多くの「例題」を配し、各章の内容に関連するトピックスや補足事項をコラムの形でまとめ、理論と応用の関係の知見を深められるようにした。

目次

1. 振動学の歴史
 1.1 古代における振動
 1.2 中世の振動学(ガリレオからレイリーまで)
 1.3 近代から現代まで
 1.4 日本における振動工学
2. 振動の表現とモデル化
 2.1 調和振動とその表現
 2.2 振動系のモデル化
3. 自由振動
 3.1 1自由度系の自由振動
 3.2 1自由度振動系の実例と固有振動数
 3.3 減衰自由振動
 3.4 摩擦による減衰振動
 3.5 エネルギー保存則による解析
4. 強制振動
 4.1 自由度系の強制振動
 4.2 基礎励振系の強制振動
5. 2自由度系の振動
 5.1 減衰のない2自由度系の振動
 5.2 2自由度系の実例と固有振動数
 5.3 自動車の車体振動
 5.4 自動車の走行振動――ダンパによる制振効果――
6. モード解析
 6.1 固有値問題
 6.2 モード解析の手順
7. 連続体の振動
 7.1 簡単な連続体の振動
 7.2 波動伝播と波動方程式
 7.3 波動方程式の解法
 7.4 棒の曲げ振動
 7.5 板の振動
8. 非線形振動
 8.1 非線形振動系の実例
 8.2 非線形振動の近似解法
 8.3 非線形振動の相平面軌跡
9. 自励振動
 9.1 自励振動の実例
 9.2 渦により生ずる振動
 9.3 ブランコの振動
さらに学ぶ人のために ―― 参考文献の紹介 ――

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