誤差がわかれば実験データがいきる 技術者と科学者のための不確かさ解析

誤差がわかれば実験データがいきる 技術者と科学者のための不確かさ解析

原書名 Uncertainty Analysis for Engineers and Scientists: A Practical Guide
著者名 重川 秀実
吉村 雅満
重冨 千紘
発行元 丸善出版
発行年月日 2023年08月
判型 A5 210×148
ページ数 356ページ
ISBN 978-4-621-30831-8
Cコード 3042
NDCコード 420
ジャンル 数学・統計学 >  確率・統計 >  データ解析
物理学 >  物理学実験
化学・化学工学 >  化学一般・基礎化学

内容紹介

理工系の学生・院生および技術者・科学者向けの不確かさ解析の入門書・参考書として適したテキスト

実験データを取得した者が、そのデータの信頼性を確信をもって報告するのに必要不可欠な誤差解析を、どのような手法を使って考えるか、そのプロセス、原理と応用を豊富な「例題」を通して体系的に学ぶことができる。

 ・ 誤差の見積もりに有用な誤差解析のワークシートを提供
 ・ ExcelとMATLABを使用した誤差計算方法を紹介
 ・ 誤差解析のための実践的なExcelとMATLAB関数を提供
 ・ 「例題」で使用したMATLAB コードを参照できる
 ・ 数値の不確かさの下限を推定する有効数字の規則など、誤差解析における数学的背景もしっかり解説
 ・ 各章末に多数の問題を提供.内容の理解を深められる

目次

1 序論と定義
1.1 正確さと精度
1.2 有効数字
1.3 誤差限界
1.4 不確かさまたは誤差のタイプ
1.5 まとめ
1.6 問 題

2 クイックスタート:反復誤差の基本
2.1 はじめに
2.2 データの抽出
2.3 反復誤差限界
2.4 誤差における有効数字
2.5 まとめ  
2.6 問 題 

3 読み取り誤差
3.1 読み取り誤差の要因  
3.2 標準読み取り誤差
3.3 標準誤差の結合
3.4 読み取り誤差の扱い
3.5 まとめ 
3.6 問 題 

4 較正誤差
4.1 較正について
4.2 較正誤差の決定
4.3 動作の下限と上限における特別な考慮事項
4.4 較正誤差の扱い
4.5 まとめ
4.6 問 題

5 誤差伝播
5.1 はじめに
5.2 誤差の伝播方法
5.3 誤差伝播ワークシート
5.4 誤差伝播の操作
5.5 まとめ
5.6 問 題

6 モデルフィッティング
6.1 はじめに
6.2 線形モデルの最小二乗法
6.3 多項式モデルの最小二乗法
6.4 最小二乗法の他のモデルへの拡張
6.5 物理学を基礎とするモデルによる最小二乗法
6.6 まとめ
6.7 問 題 

付録A 誤差解析のワークシート

付録B 有効数字
B.1 有効数字の定義
B.2 加算,減算,乗算,除算の有効数字への影響
B.3 対数と有効数字
B.4 有効数字の規則の制限事項

付録C 誤差解析におけるMicrosoft Excel 関数

付録D 誤差解析のためのMATLAB 関数 
D.1 MATLAB-Excel の表
D.2 選択した例題のMATLAB コード

付録E 統計トピックス
E.1 確率密度関数の性質
E.2 古典的な分布
E.3 不確かさと誤差限界の組み合わせ(GUM)
E.4 その他の統計トピックス

付録F 経験的モデルの選択
F.1 直線,放物線,および三次関数
F.2 指数関数
F.3 べき乗則 

参考文献
索 引

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