実験精度と誤差

実験精度と誤差

測定の確からしさとは何か
著者名 酒井 英行
発行元 丸善出版
発行年月日 1997年09月
判型 A5 210×148
ページ数 204ページ
ISBN 978-4-621-04380-6
Cコード 3042
NDCコード 501
ジャンル 物理学

内容紹介

実験で求める「真の値」とは何か。平均値・標準偏差など統計的に計算される諸量と具体的な測定結果の関係、実験精度の評価の仕方、精度を上げるための誤差の減らし方など、実験データの解析の際に日常的に必要な基本的内容を具体例でやさしく解説。

目次

1 序論
 1.1 太郎と花子
 1.2 無限回の測定  
 1.3 真の値:平均,モード,そして中央値
 1.4 測定装置の精度:楊淳偏差
 1.5 コメントと例題
 1.6 問題
2 結果の解釈
 2.1 真の値の最良推定
 2.2 精度の最良推定
 2.3 複数の測定値の組合せ:真の値と精度
 2.4 平均値の確度:標準誤差
 2.5 標準偏差の精度:有効数字
 2.6 測定値の組合わせ:標準誤差
 2.7 太郎と花子の実験について
 2.8 コメントと例題
 2.9 問題 
3 最小二乗法
 3.1 真の値の最良推定値の平均
 3.2 二つの量の和(z=x+y)
 3.3 最良直線:線形回帰
 3.4 相関
 3.5 実験値の結合:最小誤差
 3.6 太郎と花子の実験値の結合
 3.7 コメントと例題
 3.8 問題
4 誤差の原因
 4.1 系統誤差
 4.2 偶然誤差
 4.3 二つの偶然誤差の結合
 4.4 コメントと例題
 4.5 問題
5 誤差の基礎理論
 5.1 順列と組合せ
 5.2 二項分布
 5.3 ガウス分布
 5.4 ポアソン分布
 5.5 コメントと例題
 5.6 問題
6 もっともらしさ,信頼度,真の値
 6.1 最尤法;ガウス分布の場合
 6.2 最尤法;ポアソン分布の場合
 6.3 信頼度
 6.4 最良結合推測
 6.5 仮説の正しさ:x2検定
 6.6 再び太郎と花子
 6.7 コメントと例題
 6.8 問題

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