シリーズ紹介
英国の黒人たちの歴史は、今までほとんど語られてこなかった。しかし、彼らの歴史はおよそ1800年前まで遡ることができる。その頃すでに大陸間のダイナミックな交流があったことが最近の研究から明らかになってきている。このシリーズでは、アフリカにルーツをもつプレゼンター、デイビッド・オルソガが、英国の黒人たちの歴史上でキーとなった出来事、人物、場所などをローマ帝国期から20ほど選出して紹介し、関係者へ番組オリジナルの記念盾を贈呈する。このストーリーをたどることで、英国の多民族社会のあり方を探り、英国史に新しい光をなげかける。
内容紹介
世界に先駆けて奴隷制を廃止した英国。英国は国外でも奴隷制廃止を道徳的使命とし啓蒙を試みる。しかし、米国南北戦争に際しての南部奴隷州支持の広がりや、ジャマイカでの黒人反乱に対する残虐な弾圧など、それに逆行する動きもあり、奴隷制廃止の道は様々な曲折を経る。
3巻で紹介するトピック:
1808-1860年 西アフリカ艦隊に解放された15万人のアフリカ人を偲んで
1855-1861年 ビクトリア女王に庇護されたアフリカ人少女サラが暮らした家
1846年1月30日 奴隷制廃止論者 フレデリック・ダグラスが講演した場所
1861-1865年 奴隷制廃止を支持したロッチデールの労働者たち
1865年 モラント・ベイの反乱で犠牲になった1000人ものジャマイカ人たちを偲んで