理工系の基礎 教養化学

理工系の基礎 教養化学

著者名 教養化学 編集委員会
発行元 丸善出版
発行年月日 2016年08月
判型 B5 257×182
ページ数 270ページ
ISBN 978-4-621-30041-1
Cコード 3043
NDCコード 430
ジャンル 化学・化学工学 >  化学一般・基礎化学 >  基礎化学

内容紹介

理工系学部の初年次学生が学んでおくべき内容をまとめた「理工系の基礎」シリーズの一冊。本書は学部教育まで化学をほとんど学んでこなかった学生に化学の面白さに気づけるように構成されている。第I部では化学の基礎を身近な現象や製品などと関連付けて学ぶことができ、報道される化学的な事柄を読み解けることを目指す。第II部では電子の振る舞いという化学の基盤となる考え方を学び、そこから金属や半導体など生活に関わる事柄の仕組みを知ることができる。

目次

第I部 宇宙のはじまりから身のまわりの化学へ
 1.原子の成り立ちと性質
  1.1 原子の誕生
  1.2 原子核と原子
  1.3 原子核の構造
  1.4 同位体と放射性核種
  1.5 放射性同位体と放射線の利用
 2.熱化学基礎とエネルギー変換
  2.1 熱化学とエネルギー変換
 3.溶液化学基礎と分析化学
  3.1 溶液とイオン
  3.2 生活を守る分析化学
 4.固体・分子集合体・コロイド粒子の化学
  4.1 固体とは
  4.2 液晶
  4.3 表面張力とコロイド界面化学
  4.4 単分子膜・コロイド粒子
 5.生活を豊かにする高分子材料
  5.1 高分子化合物とは
  5.2 汎用高分子材料と高性能化
  5.3 機能性高分子
  5.4 バイオミメティクスと生物模倣材料
 6.生体高分子・食品・医薬品
  6.1 生体と高分子
  6.2 食品に含まれている栄養素
  6.3 農業に関わる化学薬品
  6.4 医薬品
第II部 電子の振る舞いから理解する化学
 7.電子配置と周期表
  7.1 原子の構造
  7.2 周期表と原子
  7.3 原子の性質
  7.4 周期表の族と元素の性質
 8.光と原子
  8.1 光とは何か
  8.2 水素原子の構造:ボーアの理論
  8.3 水素原子の構造:量子力学
 9.分子の構造と電子
  9.1 物質の構成:分子・イオン・金属など
  9.2 官能基による分類
 10.化学反応と電子
  10.1 反応の分類
  10.2 さまざまな反応例
  10.3 固体表面と化学反応
 11.電子と正孔のふるまいから理解する金属と半導体
  11.1 固体結晶中の電子の振る舞い
  11.2 半導体素子
 12.電子とイオンのふるまいから理解する電池と光合成
  12.1 電池
  12.2 光エネルギー変換:光合成の初期過程
  12.3 天然の光合成系を手本にした新しい人工分子群の構築
コラム
 セシウムボール/燃料電池/植物による環境の重金属汚染の除去/金属クラスター/身のまわりのソフトな
 フォトニクス材料/糖アルコール/不斉自己触媒反応と生命のホモキラリティー/テロメアと細胞の老化・
 がん化/宇宙電波分光学:宇宙に存在している分子を光で観測しよう/蛍光X線分析:考古試料の謎を解く
 /光化学と環境科学の深い関係/オゾン層とオゾンの消滅/レーザー:その仕組みと発振の原理/日本人が
 発見した重要な有機化学反応/有機ELと有機薄膜太陽電池/人工光合成

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定価:3,300円
(本体3,000円+税10%)
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