量子物理
著者名 宮澤 弘成 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年01月
判型 A5 210×148
ページ数 514ページ
ISBN 978-4-621-08338-3
Cコード 3342
NDCコード 421
ジャンル 物理学 >  量子力学
物理学 >  シリーズ物理学 >  〈復刻版〉バークレー物理学コース

内容紹介

多数の実験事実をもとに、量子現象とは何か、どのように考えるべきかを懇切丁寧に解説。量子物理を理解しさらに量子力学的に考える力を養うことを意図した名著。

目次

1.序論
 量子物理の展望/原子と素粒子/古典論の適用限界/プランク定数の発見/光電効果/原子の安定性の大きさの問題/参考文献/問題
2.量子物理における物理量の大きさ
 単位と物理定数/エネルギー/原子および分子物理に特徴的な大きさ/原子核物理の基本事実/重力および電磁気力/数値計算について/特論:自然界の基本定数/参考文献/問題
3.エネルギー準位
 スペクトル項/エネルギー準位の幅/エネルギー準位続論/ドゥップラー効果および衝突によるスペクトル線の幅の広がり/特論:電磁気的遷移の理論/参考文献/問題
4.光子
 粒子としての光子/コンプトン効果,制動放射,対生成と対消滅/光子は“分割”できるか?/参考文献/問題
5.物質粒子
 ドゥ・ブローイ波/周期的構造による回折理論/プランクの定数は唯一無二である/物質波は分割できるか?/波動方程式と重ね合せの原理/特論:物理状態のベクトル変換/参考文献/問題
付録
 A.一般物理定数
 B.化学元素
6.不確定性原理と観測の理論
 ハイゼンベルクの不確定性関係/観測と統計的集団/振幅と強さ/すべての観測結果は原則として予言できるか?/光のかたより/参考文献/問題
7.シュレーディンガーの波動力学
 シュレーディンガーの非相対論的波動方程式/簡単な“障壁問題”/α放射能の理論/特論:波動関数の正規化/参考文献/問題
8.定常状態の理論
 固有値問題としての量子化/調和振動子 分子の振動,回転励起/水素型の系/特論:シュレーディンガー理論における位置と運動量変数/参考文献/問題
9.素粒子とその相互作用
 衝突過程と波動的描像/粒子とは何か?/場の量子論の基礎/π中間子と核力/おわりに/参考文献/問題
付録
 C.比較的安定な素粒子

出版社からのメッセージ

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