内容紹介
医師であり、画家でもあったFrank H.Netter博士の作品のなかでも、神経系の解剖と生理をあつかった神経Iと、神経系の疾患を記述したこの神経IIは特に優れているように思われる。 昔の臨床の大家は患者が診察室に入って来た途端に診断を下してほとんど過ちが無かったという。医師でもあったSir Arthur Conan Doyle(1859-1930)は彼の学生時代の師Bell教授のそんなすばらしい能力を印象にとどめていたので、あの名探偵Sherlock Holmesを創造したのだといわれている。 本書のパーキンソニズムに載せられている画を見た読者はこの病気の患者を一見しただけで診断がつくであろう。それほどNetter博士の絵は見事。 MRIについて多数の画像と解説が加えられたことは本書をよりいっそうup-to-dataなものにしている。神経系の構造、機能、疾患を学ぶための必携の書。
目次
第1章 小児の神経系疾患
第2章 神経学にみられる症状
第3章 脳血管障害
第4章 中枢神経系外傷
第5章 脳腫瘍
第6章 よくみられる精神症状
第7章 中枢神経系の変性疾患
第8章 感染症
第9章 中枢神経系の脱髄疾患
第10章 脊髄・神経根・神経叢の疾患
第11章 運動ニューロン・骨格筋の疾患
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