まちづくり学習
| 著者名 | 日本建築学会 編 |
|---|---|
| 発行元 | 丸善出版 |
| 発行年月日 | 2004年09月 |
| 判型 | B5 257×182 |
| ページ数 | 130ページ |
| ISBN | 978-4-621-30033-6 |
| Cコード | 3352 |
| ジャンル | 土木・建築 > シリーズ土木・建築 > まちづくり教科書シリーズ |
内容紹介
小学校の総合学習等での「まち学習」が学校教育の場面で子どもたちを育み、さらに地域社会において多様な住民と「まち」との関わりを育んでいくことこそが「まちづくり学習」の目指す目標である。「まち」を学ぶ方法に、全国共通の形式などなく、地域で何にこだわり、何を思って「まち」を育てていくのか、それを自分たちで再確認するためのプロセスとして、「まちづくり学習」は大きな効果を発揮すだろう。本シリーズは、まちづくりの歴史、考え方、取組み方法など、多くの実践例の紹介を中心に、さまざまな角度から今後のまちづくりにとって必要不可欠な内容をわかりやすくまとめた。本書では、全国各地で模索的に展開されている多様な「まちづくり学習」を客観的に評価しながら、「まち」を育てる技術の習得をめざす。全国各地で模索的に展開されている多様な「まちづくり学習」を客観的に評価しながら、「まち」を育てる技術の習得をめざす。
目次
第Ⅰ部 理論編
第１章 「まちづくりを学ぶ」ということ
１―１ まちづくり学習とは
１―２ この本を上手に活かすために
第２章 「まち学習」の視点
２―１ 学校教育とまち学習
２―２ 英国の住環境学習
２―３ City Building Education
第３章 「まち学習」から「まちづくり学習」へ
３―１ 都市計画のとびらをひらく「実践まちづくり」学習
３―２ まちづくり学習とＮＰＯ
３―３ 大学と地域との接点となるまちづくり学習
第４章 「まちづくり学習」から「まちづくり」へ（紙上座談会）
第Ⅱ部 実践編
１章 まちを「つくる」「たべる」学習のススメ
［まち学習＆まちづくり学習］実践レシピ
01 メニューを考えよう① まちと「なかよくなる」ことからはじめよう
―栃木市栃木第５小学校における生活科でのプログラム―
02 メニューを考えよう② メニューの中にたべたいものを入れる
―土手住専科（弘前市土手町のまち学習）
03 素材を探そう① わくわく探検隊
―松戸市小金地区旧水戸街道沿いのおいしい探検メニュー
04 素材を探そう② 子どもたちはおいしい素材を知っている
―the good,the bad & the ugly―
05 素材を探そう③ まちのお宝・みつはま生活博物館―エコミュージアムのすすめ―
06 料理してみよう① みんなでトライ「まちづくりシミュレーション」
―身近な環境と子どもたちを考える会―
07 料理してみよう② 得意料理はインターネット―高校生によるまちづくり情報発信―
08 おいしく仕上げをしよう① 創造的な「けんか」のススメ
―青森市気象台跡地公園（つくだウェザーパーク）計画―
09 おいしく仕上げをしよう② 料理の本家本元「家庭科」で味付けする
―高根沢町立Ａ小学校における家庭科でのまち学習―
10 たべてみよう① 仙台・ヘルシンキ子ども会議―西公園プロジェクト―
11 たべてみよう② もう一度たべてみる―長町副都心プロジェクト―
12 フルコースメニュー① 半年かけて素材をじっくり仕込む
―三重県女性センター まちづくりワークショップ講座
13 フルコースメニュー② よってたかって素材を仕込む
―まちづくり大好き人間養成作戦事業―
14 フルコースメニュー③ アラカルト料理でおいしさ倍増
―庚申庵伝統子ども文化教室におけるまち学習―
15 フルコースメニュー④ 公園づくりから学ぶ「参画」
―佐野市天明小学校における総合的な学習の時間活動―
16 フルコースメニュー⑤ 三世代遊び場マップづくり
―世田谷区三軒茶屋・太子堂地区での遊びを通してみた街の変遷―
２章 まちづくりブックのつくり方・使い方・育て方
２―１ まちづくりブックって何だろう
２―２ つくり方
２―３ 使い方
２―４ 育て方
３章 「まちづくり学習」タウンページ
