バプテストの歴史と思想研究 7
関東学院大学 キリスト教と文化研究所 研究論集 7

バプテストの歴史と思想研究 7

著者名 関東学院大学キリスト教と文化研究所バプテスト研究プロジェクト
発行元 関東学院大学出版会
発行年月日 2024年03月
判型 A5 210×148
ページ数 182ページ
ISBN 978-4-901734-87-5
Cコード 3316
ジャンル 人文科学

内容紹介

関東学院大学(キリスト教と文化研究所)が発表するバプテスト研究論文集の最新号。第一部の本学専任教員によるバプテスト研究論文においては、第一章で日本におけるバプテストの歴史的課題(神学校設立問題、東西バプテスト合同問題)が新たな視点と資料から再考察されている。第二章では、熊野清樹が福岡の西南学院から東京の小石川バプテスト教会に牧師として転じた時期から日本における東西バプテストの合同に関わりを持った時期について紹介している。また第二部においては、「バプテストの日本宣教150周年」企画として、現在の日本におけるバプテスト研究の歩みと担い手を紹介する。

目次

第一部 研究論文

第1章 横浜バプテスト神学校設立に関する一考察
-横浜バプテスト神学校設立におけるABMU財政援助問題-
(村椿真理)
1. はじめに
2. ABMUの日本宣教開始に至る経緯概略
3. 日本宣教の開始と進展
4. 横浜バプテスト神学校設置の経緯
5. C.H.カーペンターABMU人事刷新『請願書』との関係
6. ビルマ宣教におけるセルフサポート宣教論の歴史的始まりとその展開
7. スゴー・カレン・ミッション宣教師たちが提起した問題の本質
8. ABMUの財政状況分析
9. 神学校設立財政援助拒否の謎
10. ABMUとの関係改善
11. おわりに


第2章 熊野清樹を通して見る日本のバプテスト(4)
-小石川バプテスト教会牧師として、東西バプテスト合同の時代へ-
(内藤幹子)
1. 小石川バプテスト教会牧師として着任(1932[昭和7]年8月)
2. D.L.クラークとの別れ(1933[昭和8]年)
3. 東西バプテスト合同への積極的姿勢の表明、恩師クラークの病
(1934[昭和9]-1935[昭和10]年)
4. クラークの帰米、ギャロットの転任、母・初子の帰天
               (1936[昭和11]年)
5. 小石川教会の「自給独立」、牧師としての思い
          (1937[昭和12]年-1938[昭和13]年)
6. ついに東西バプテストの合同へ(1939[昭和14]年)
7. 終わりに


第二部 日本におけるバプテスト研究の歩みと担い手(寄稿)
 (編集担当:内藤幹子)   

はじめに
 私のバプテスト研究
「バプテストとは何か」を見つめて
多くの証人に雲のように囲まれている
「私と歴史研究」

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