物語としてのドイツ映画史

物語としてのドイツ映画史

ドイツ映画の10の相貌
著者名 瀬川 裕司
発行元 明治大学出版会
発行年月日 2021年03月
判型 四六 188×128
ページ数 410ページ
ISBN 978-4-906811-29-8
Cコード 0074
ジャンル 人文科学 >  芸術・芸能

内容紹介

本書により読者は、ドイツの映画に他国にないどのような独自性があるか、そしてどのような社会的背景のもとにそういった作品群が成立したかを大まかに把握できるだろう。本研究では、筆者の多年にわたる研究成果を生かし、ひとつひとつの章が〈物語〉として楽しめ、しかも最終的にドイツ映画史の全体像がうっすらとでも見えてくるような記述を心がけた。過去に発表した論文等を下敷きとする章もあるが、いずれも本書の趣旨に合うように全面的に改稿し、情報をアップデートした。(序より抜粋)

目次

■ 第1章 ドイツ映画の誕生物語
■ 第2章 ドイツ映画と〈神話的なもの〉
■ 第3章 戦前のドイツ映画における首都ベルリン
■ 第4章 ファシズム政権下の〈異国映画〉
■ 第5章 冷戦と東西ドイツ映画
■ 第6章 挫折と俗悪の美学
■ 第7章 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとクルト・ラープ
■ 第8章 ヴィム・ベルナーとペーター・ハントケ
■ 第9章 ドイツ映画はヒトラーおよびナチ時代をどう描いてきたか
■ 第10章 21世紀のドイツ映画
映画原題・監督名一覧

関連商品

定価:3,740円
(本体3,400円+税10%)
在庫:在庫あり