ストリング理論 第1巻

ストリング理論 第1巻

原書名 String Theory VolumeⅠ Superstring An introduction to Bosonic String
著者名 伊藤 克司
小竹 悟
松尾 泰
発行元 丸善出版
発行年月日 2005年06月
判型 A5 210×148
ページ数 490ページ
ISBN 978-4-621-06237-1
Cコード 3042
ジャンル 物理学 >  量子力学
物理学 >  素粒子・原子核物理

内容紹介

弦理論は重力を含めた大統一理論として活発に研究されてきた素粒子理論の中心的なテーマである。宇宙論、統計力学、数学など関連する領域も広く、影響も深い。本書は80年代後半の技術的な発展と、90年代の弦双対性やDブレーン等の成果を取り入れ、これから弦理論を学ぶ学生が基礎として知るべき事柄をバランスよく配置、研究者の参考書としても最適である。

目次

第1章 弦を一眺め
 1.1 なぜ弦か?
 1.2 作用原理
 1.3 開弦のスペクトル
 1.4 閉弦と向き付けられていない弦
第2章 共形場理論
 2.1 2次元の零質量スカラー場
 2.2 演算子積展開
 2.3 Ward恒等式とNoetherの定理
 2.4 共形不変性
 2.5 自由CFT
 2.6 Virasoro代数
 2.7 モード展開
 2.8 頂点演算子
 2.9 さらに状態と演算子について
第3章 Polyakov経路積分
 3.1 世界面に関する和
 3.2 Polyakov経路積分
 3.3 ゲージ固定
 3.4 Weylアノマリー
 3.5 散乱振幅
 3.6 頂点演算子
 3.7 曲がった時空での弦
第4章 弦のスペクトル
 4.1 以前の共変的量子化
 4.2 BRST量子化
 4.3 弦のBRST量子化
 4.4 ノーゴースト定理
第5章 弦のS行列
 5.1 演習とトーラス
 5.2 モジュライとリーマン面
 5.3 モジュライの測度
 5.4 さらに測度について
第6章 Treeレベル振幅
 6.1 リーマン面
 6.2 スカラーの期待値
 6.3 beCFT
 6.4 Veneziano振幅
 6.5 Chan-Paton因子とゲージ相互作用
 6.6 閉弦のtree振幅
 6.7 一般的結果
第7章 1ループ振幅
 7.1 リーマン面
 7.2 トーラス上のCFT
 7.3 トーラス振幅
 7.4 怪弦と向き付けられていない弦の1ループグラフ
第8章 トーラスコンパクト化とT-双対性
 8.1 場の理論にオケルトーラスコンパクト化
 8.2 CFTにおけるトーラスコンパクト化
 8.3 閉弦とT-双対性
 8.4 複数次元のコンパクト化
 8.5 Orbifold
 8.6 開弦
 8.7 Dブレーン
 8.8 向き付けられていない理論のT-双対性
第9章 高次振幅
 9.1 一般的なtreeレベル振幅
 9.2 高い種数のリーマン面
 9.3 世界面の縫い合わせと切断
 9.4 CFTの縫い合わせと切断
 9.5 一般の振幅
 9.6 弦の場の理論
 9.7 高次の振る舞い
 9.8 高エネルギーと高温
 9.9 低次元と非臨界弦
付録A 経路積分小課程
 A.1 ボソン場
 A.2 フェルミオン場

出版社からのメッセージ

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