Gatewayを用いた遺伝子導入マニュアル

Gatewayを用いた遺伝子導入マニュアル

著者名 今本 文男
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年01月
判型 B5 257×182
ページ数 160ページ
ISBN 978-4-621-06206-7
Cコード 3045
ジャンル 生物・生命科学 >  シリーズ生物・生命科学 >  ラボマニュアル

内容紹介

本書は画期的な遺伝子導入技術であるGatewayテクノロジーの実践的プロトコール集。基礎的プロトコールから実際の応用例まで、すぐに使えるテクニックを幅広く紹介。プロテオーム構築、ノックアウトベクターの開発、複数遺伝子の導入、染色体への組み込みなど、Gatewayの応用は多岐にわたっている。分子生物学・細胞生物学的研究を行う人のためのラボマニュアル。

目次

I Gatewayテクノロジーの基礎
 1章 Gatewayテクノロジーの原理と開発の歴史
 2章 簡易プロトコール集
  2.1 エントリークローンの作製
  2.2 発現クローンの作製(LR反応)
  2.3 デスティネーションベクターの作製
  2.4 MultiSite Gatewayキットの利用
  2.5 補足プロトコール集
II Gatewayテクノロジーの応用例
 3章 Gatewayシステムを用いたヒトin virtoプロテオームの構築
  3.1 はじめに
  3.2 ゲノムワイドなヒトGatewayエントリークローンの構築
  3.3 エントリークローンのハイスループットタンパク質発現
  3.4 ヒトGatewayエントリークローンのデータベースの構築
  3.5 ヒトin virtoプロテオームの構築と利用
 4章 Gateway技術によるヒトFL cDNAクローンを用いた発現タンパク質の網羅的局在解析
  4.1 はじめに
  4.2 網羅的局在解析
 5章 植物ベクター開発への応用
  5.1 はじめに
  5.2 バイナリベクター
  5.3 Gatewayバイナリベクター(pGWB)
  5.4 タグ・レポーター融合用基本ベクターpUGW2とpUGW0
  5.5 改良型Gatewayバイナリベクター
  5.6 プロモーター交換用R4pGWB
  5.7 植物での実験例
  5.8 おわりに
 6章 MultiSite Gatewayを用いたノックアウトベターの効率的作製法(EG construction法)  
  6.1 はじめに
  6.2 ノックアウトベクターの基本的な構造
  6.3 ベクター構築法
  6.4 おわりに   
 7章 MultiSite Gateway技術を利用したヒト遺伝子ノックアウト細胞株の作製
  7.1 はじめに
  7.2 ターゲティングベクターの考察
  7.3 ターゲティングベクターの構築
  7.4 ターゲティングベクターの直鎖化
  7.5 エレクトロポレーション法による遺伝子導入
  7.6 コロニー形成
  7.7 コロニーの単離とターゲットクローンの選別
  7.8 Cre組換え酵素の一過性発現による薬剤耐性マーカー遺伝子の除去
 8章 細胞への複数遺伝子の導入と発現量の制御
  8.1 はじめに
  8.2 単一発現クローンによる複数遺伝子同時購入における転写干渉の問題
  8.3 MultiSite Gateway技術の登場
  8.4 ゲノムへの部位特異的導入の必要性
  8.5 おわりに
III Gatewayテクノロジーの展望
 9章 生細胞染色体への複数種遺伝子デリバリーと医療への利用
  9.1 はじめに
  9.2 細胞への複数種遺伝子導入技術の開発経過
  9.3 MultiSiteGateway技術の意義と展開
  9.4 今後の展望
IV 付録
 付録1 作製したGatewayクローンの配布について
 付録2 Gatewayベクターの種類

出版社からのメッセージ

本書は、2009年10月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。

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定価:5,390円
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