質量顕微鏡法

質量顕微鏡法

イメージンクマススペクトロメトリー実験プロトコール
著者名 瀬藤 光利
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年11月
判型 B5 257×182
ページ数 210ページ
ISBN 978-4-621-06262-3
Cコード 3045
ジャンル 生物・生命科学 >  シリーズ生物・生命科学 >  ラボマニュアル

内容紹介

質量顕微鏡法(イメージングマススペクトロメトリー)は生体組織に質量分析を適用した新しい可視化技術であり、生体物質の観察を行いながら目的分子の同定を行うことができる画期的な手法といえる。本書は世界初の質量顕微鏡法の解説書であり、質量顕微鏡法を初めて行う人でもすぐに実験ができるように実験計画から実験プロトコール、データ解析、トラブルシューティングまで、必要な情報が全て網羅されている。分子生物学的手法で研究を行う人、脳科学者、病理医など、多くの研究者に新しい可能性を提供する一冊。

目次

1章 イノベーションとしての質量顕微鏡
 1.1 イノベーションの生まれる潮目
 1.2 質量分析法からの発展
 1.3 MALDIイメージングの研究動向
 1.4 SIMSイメージングの研究動向
 1.5 顕微鏡からの発展
 1.6 学問に先行する産業応用
 1.7 身近な病院で使われる未来
 1.8 本書を出版する意義
2章 IMS実験のための基礎用語集
 2.1 はじめに
 2.2 質量分析初心者のための用語集
 2.3 生体試料取扱い初心者のための用語集
3章 IMS実験計画
 3.1 はじめに
 3.2 IMSにおけるMALDI法の特性
 3.3 タンパク質,ペプチドの測定
 3.4 低分子量有機化合物の測定
 3.5 IMSが可能な質量分析計とその展望
4章 実験プロトコール集
 4.1 組織試料のサンプリング
 4.2 IMS測定のための生体組織切片の作成法
 4.3 マトリックス塗布法 
 4.4 AXIMA―QITの操作方法
 4.5 組織切片からPVDF膜への転写
 4.6 培養細胞のIMS
 4.7 薄膜クロマトグラフィー上でのイメージング(TLC―Blot―MALDIイメージング)
 4.8 病原体等安全管理規定に沿った実験法
5章 データ解析プロトコール集
 5.1 イメージング画像の抽出法
 5.2 統計解析を用いたデータ抽出
 5.3 主成分分析
 5.4 バイオマーカー探索
6章 トラブルシューティング
 6.1 メンテナンス
 6.2 トラブルシューティングガイド
7章 質量分析装置開発メーカーのIMSアプリケーション
 7.1 Applied Biosystems社のIMS
 7.2 Bruker Daltonics社のIMS
 7.3 島津製作所のIMS 

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