内容紹介

大学１〜２年の学生を対象とした生態学の入門書。生態学の基本的内容が62の項目に分けて記述されており、各項目の冒頭にはその要点が“ポイント” として箇条書きの形でまとめられている。コンパクトな教科書ではあるが生態学の全領域が網羅されている。資源、管理、食糧、生物保全、環境問題など応用生態学分野の基本的知識も得ることができる。

目次

Ａ　生態学序論
　Ａ１　生態学とは何か
　Ａ２　生態学の10規則
Ｂ　環境への適応
　Ｂ１　適応
　Ｂ２　環境変化への対応
　Ｂ３　ニッチ
Ｃ　気候
　Ｃ１　太陽放射と気候
　Ｃ２　微気候
Ｄ　水
　Ｄ１　水の性質
　Ｄ２　植物と水
　Ｄ３　動物と水
Ｅ　温度
　Ｅ１　温度と代謝
　Ｅ２　温度に対する応答
　Ｅ３　温度と種の分布
Ｆ　放射
　Ｆ１　多様放射と植物
Ｇ　養分
　Ｇ１　供給源と循環
　Ｇ２　植物と消費者
　Ｇ３　土壌の生成，性質，分類
Ｈ　個体群生態学
　Ｈ１　個体群と個体群構造
　Ｈ２　出生率，死亡率，個体群の成長
　Ｈ３　密度と密度依存性
　Ｈ４　個体群動態―変動，周期性，カオス
Ｉ　競争
　Ｉ１　競争の性質
　Ｉ２　種内競争
　Ｉ３　資源の配分
Ｊ　捕食
　Ｊ１　捕食の性質
　Ｊ２　捕食者の行動と被食者の反応
Ｋ　寄生　
　Ｋ１　寄生の性質
　Ｋ２　寄生の動態
Ｌ　相利共生
　Ｌ１　相利共生
Ｍ　生活史様式
　Ｍ１　生活史
Ｎ　行動生態学
　Ｎ１　社会集団，協同，利他現象
　Ｎ２　生態学における性
Ｏ　集団遺伝学
　Ｏ１　遺伝的変異
　Ｏ２　種分化
Ｐ　生態系諸過程
　Ｐ１　構成要素と過程
　Ｐ２　一次生産と二次生産
　Ｐ３　食物連鎖
Ｑ　群集
　Ｑ１　群衆，構造と安定性
　Ｑ２　島群衆と移住
　Ｑ３　群衆様式，競争と捕食
Ｒ　群集動態
　Ｒ１　遷移
　Ｒ２　攪乱に対する群衆の応答
Ｓ　バイオーム
　Ｓ１　生態系の分布
　Ｓ２　草原
　Ｓ３　ツンドラ
　Ｓ４　森林
　Ｓ５　砂漠，半砂漠，疎低木林
　Ｓ６　排水バイオーム
　Ｓ７　淡水バイオーム
Ｔ　収穫
　Ｔ１　収穫理論
　Ｔ２　漁業と捕鯨
Ｕ　有害生物防除
　Ｕ１　有害生物問題と防除戦略
　Ｕ２　殺虫剤と諸問題
　Ｕ３　生物的防除と有害生物総合防除
Ｖ　保全
　Ｖ１　希少種，生息場所の消失と絶滅
　Ｖ２　保全戦略
　Ｖ３　生物資源と遺伝子銀行
Ｗ　汚染と地球温暖化
　Ｗ１　大気，水，土壌の汚染物質
　Ｗ２　温室効果ガスと地球温暖化
　Ｗ３　オゾン
Ｘ　農業の生態学
　Ｘ１　土壌浸食と農業
　Ｘ２　養分，水，エネルギーの使用

出版社からのメッセージ

本書は、2001年２月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。

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