リスク評価の入口と出口

リスク評価の入口と出口

シナリオとクライテリア
著者名 新エネルギー・産業技術総合開発機構
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
花井 荘輔
吉田 喜久雄
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年06月
判型 B5 257×182
ページ数 368ページ
ISBN 978-4-621-07998-0
Cコード 3343
NDCコード 519
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

個々の物質のリスク評価で使われた方法論やツールを抜き出し、まとめ、その原理を説明する新シリーズ。本書では、暴露評価の方法、特に最も広く使われているADMERやMETI-LISの大気拡散を中心にしつつ、媒体間移動の予測のためのRisk Learningなどのツールについて説明し、最終的に暴露評価につなげる方法を説明。

目次

第1章 化学物質のリスク評価におけるシナリオ
 1.1 シナリオとは
 1.2 リスク論における「シナリオ」
 1.3 「シナリオ」の重要性
 1.4 リスクに関する「シナリオ」の記述
 1.5 本書で目指すもの  
第2章 リスク評価におけるシナリオの内容:枠組み・ガイドライン・システム・事例
 2.1 はじめに:国内外の概況
 2.2 ここでとりあげるシナリオ
 2.3 これまでのまとめ文献など
 2.4 米国
 2.5 カナダ
 2.6 オーストラリアとニュージーランド
 2.7 欧州
 2.8 日本
第3章 まとめ
 3.1 取り上げたリスク評価の一覧
 3.2 まとめ
 3.3 今後のありかた
 3.4 まとめの表
資料編
 米国:EPA
  A.米国EPAのP2の枠組:ChemSTEERとE―FAST
  B.農薬の集積的(cumulative)リスク評価
  C.大気に関するTRIMシステム
  D.スーパーファンドのリスク評価
  E.廃棄物焼却場周辺のリスク評価
  F.廃棄物処理場からの有害物質:3MRA
  G.水質管理
  H.CAMEO事故時危機管理
 米国:EPA以外
  I:FDA,OSHA,CPSC,DOTにおける化学物質リスク評価
 EU・その他
  J.EUのTGD,EUSES,DEGBEの例
   J‐1 TGDについて
   J‐2 EUSESにおけるリスク評価シナリオの設定
   J‐3 DEGBE評価シナリオ 
  K.REACHのリスク評価シナリオ
  L.コントロールバンディングとRISKOFDERM
  M.ECETOCのTRA(Targeted Risk Assessment)
 日本
  N.環境省―環境リスク初期評価と大気指針値設定
   N‐1 環境リスク初期評価
   N‐2 大気指針値の設定
  O.NEDO/NITE/CERI初期評価
  P.厚生労働省―自主活動と国の評価
   P‐1 事業者の自主活動として
   P‐2 国が行うリスク評価
  Q.食品安全委員会のリスク評価:食の安全  
  R.CRMの詳細リスク評価
 付録
  S.OECDのESD(Emission Scenario Documents):排出シナリオ文書

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定価:3,410円
(本体3,100円+税10%)
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