大気拡散から暴露まで

大気拡散から暴露まで

-ADMER・METI-LIS-
著者名 新エネルギー・産業技術総合開発機構
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
花井 荘輔
東野 晴行
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年07月
判型 B5 257×182
ページ数 344ページ
ISBN 978-4-621-07879-2
Cコード 3343
NDCコード 519
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

個々の物質のリスク評価で使われた方法論やツールを抜き出し、まとめ、その原理を説明する新シリーズ。1冊目は、暴露評価の方法、特に最も広く使われているADMER(曝露・リスク評価大気拡散モデル)やMETI-LIS(低煙源工場拡散モデル)の大気拡散を中心にしつつ、媒体間移動の予測のためのRisk Learningなどのツールについて説明し、最終的に暴露評価につなげる方法を説明。

目次

第1章 はじめに――ADMERとは
 1.1 基本的な考え
 1.2 要求されるモデルの機能
 1.3 機能の概要
 1.4 応用 
 1.5 今後の展開
 補足:空間的・時間的枠組みに関する追加説明
第2章 計算範囲の設定
 2.1 はじめに―計算範囲とは
 2.2 計算範囲の構成
 2.3 計算範囲の指定:選択・新規入力・削除
 2.4 計算範囲属性情報の入力・編集など
 2.5 計算範囲,あるいは地点の表示による確認
第3章 排出量の設定
 3.1 はじめに―各種排出源
 3.2 各排出源の処理
 3.3 グリッド排出量データの確認
 3.4 排出量データの実際[PRTR公表データより]
 3.5 届出外排出量の推計
 3.6 排出量データ源
 3.7 システム内蔵データの補足説明
第4章 気象情報の設定
 4.1 はじめに
 4.2 解析の概要
 4.3 入力:アメダス(AMeDAS)データなど
 4.4 計算処理
 4.5 出力
 付録 I.大気安定度とは
    II.混合層高さ(Mixing Height)について
    III.アメダス観測年報のデータ内容
    IV.各気象官署の気象データ
 付録の付録 1.高層気象観測について
       2.客観解析 
       3.大気安定度
第5章 濃度・沈着量の計算 
 5.1 はじめに
 5.2 入力:枠組み,排出量,気象条件
 5.3 計算処理の内容
 5.4 出力と加工
第6章 結果の表示と確認
 6.1 はじめに
 6.2 計算結果の表示と解析
 6.3 その他の表示・確認機能
第7章 モデルの検証
 7.1 はじめに
 7.2 検証―1 関東地方版:トリクロロエチレン,テトラクロロエチレンの例
 7.3 検証―2 関東地方版:窒素酸化物Noxとテトラクロロエチレンの例   
 7.4 検証―3 全国版:窒素酸化物の例
 7.5 詳細リスク評価書での検討
 7.6 まとめ
第8章 応用と今後の展開
 8.1 はじめに―前史
 8.2 詳細リスク評価書
 8.3 産構審(産業構造審議会)での議論
 8.4 その他の活用
 8.5 今後の計画

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