内容紹介
21世紀、日本が世界のリーダーとして、更なる発展を遂げるためには「イノベーション立国・日本」を実現させなければならない。その実現のための具体的な考え方を、各業界をリードする企業の経営幹部たちが今後起こりうる問題を整理しながら具体的に提示。「守りとアセットの部」ともいえる後半では、国家としての科学技術政策、知財戦略、セキュリティ、人材育成など、これからの展開において必要不可欠な知識を解説する。企業人必読の一冊。
目次
第1章 21世紀の展望と課題(弘岡正明)
第2章 創造的科学技術進展の基盤―日本人がもつ“知と技のDNA”の活性化を(和田昭允)
第3章 情報産業のイノベーション戦略―プラットフォームを軸として(北野昌宏)
第4章 デジタル・コンシューマー産業の進展への期待と技術経営(浅田 篤)
第5章 デジタル・コンシューマー産業のイノベーション戦略(竹内榮一)
第6章 イノベーション創出に挑戦する職場づくり―企業の研究開発現場から(大木 博)
第7章 自動車産業における技術イノベーションと技術経営(萩野道義)
第8章 エネルギーの展望と技術戦略(井上孝太郎)
第9章 環境産業のイノベーション戦略と技術経営(上田新次郎)
第10章 バイオ・ライフサイエンス技術進展への期待と技術経営(原田義則)
第11章 企業の研究開発戦略と技術経営―日立の戦略(武田英次)
第12章 グローバルな英知との連携により21世紀を勝ち抜く―オープンイノベーションによる新グローバルMOT戦略(桑原 裕)
第13章 日本の国際競争力と科学技術政策の展望―科学技術政策の構造転換(有本建男)
第14章 日本の知財戦略と技術経営(丸島儀一・斎藤 敬)
第15章 企業が勝ち抜くための人材育成(修行憲一)
第16章 21世紀における日本のセキュリティ(小川和久)
第17章 まとめ:21世紀の技術経営とその方向性(桑原 裕)