内容紹介
大学学部初学年の入門講義から高学年の専門講義まで利用できる優れた教科書。分析化学は化学の基礎として、理、工、農、薬、医学部などの基幹領域のほか、環境化学、臨床化学などの応用領域においても、大学の初学生から化学の手ほどきとしての分析実験とともに教えられている。分析化学の教科内容の基本は、試料中の物質を同定する定性分析と、その物質の量を測定する定量分析。本書は、光分析、クロマトグラフィーを中心にかなりの部分が機器分析法の原理とその応用について懇切丁寧に記述で解説されており、さらに、臨床化学、ゲノミクスとプロテオミクス、環境試料の採取と分析の内容は、本書を学んだ集大成として、分析化学の現在の社会的役割と貢献についても記述。
目次
Chapter13 分光化学分析法
Chapter14 原子スペクトル分析法
Chapter15 電気化学セル(電池)と電極電位
Chapter16 電位差測定用電極と電位差測定法
Chapter17 酸化還元滴定と電位差滴定
Chapter18 ボルタンメトリーと電気化学センサー
Chapter19 クロマトグラフィー―原理と理論
Chapter20 ガスクロマトグラフィー
Chapter21 液体クロマトグラフィー
Chapter22 速度論的分析法
Chapter23 測定の自動化
Chapter24 臨床化学
Chapter25 遺伝子の世紀:ゲノミクスとプロテオミクス――DNA配列とタンパク質解析
Chapter26 環境試料採取と分析
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『クリスチャン分析化学 原書7版 II.機器分析編』(2017年1月刊)を刊行しています。