極めに・究める・フレイルと認知症

極めに・究める・フレイルと認知症

著者名 相澤 純也 監修
國枝 洋太
発行元 丸善出版
発行年月日 2023年07月
判型 A5 210×148
ページ数 128ページ
ISBN 978-4-621-30826-4
Cコード 3047
NDCコード 493
ジャンル 医学・薬学 >  臨床医学・外科系 >  整形外科学・リハビリテーション医学
看護・介護・リハビリ >  リハビリテーション医学 >  理学療法・作業療法

内容紹介

【極めに・究める・リハビリテーション】シリーズ 第7巻「フレイルと認知症」

 

超高齢社会においては高齢者の自立した生活が求められます.その鍵が地域におけるフレイル認知症の「予防」と「ケア」です.しかし高齢者の「揺らぐ病態」の評価は難しく,一見元気な地域の高齢者への指導や接し方に迷うこともあります.地域リハビリテーションで活躍する著者が高齢者の特性を踏まえ、早期発見のための評価方法や対策の立て方などを解説します. 

 

今,読んでおけば,将来役に立つ! 

 

あなただけの「極めに,究める」施術をいつか実現してみてください.

 

目次 目次詳細はこちら(PDFで開きます)

第1部 高齢者の介護予防総論

 Chapter 1 病院ではなく地域から始める(介護予防,疾患予防)
 極める1 健康寿命を延ばすことが高齢化対策のカギ
 極める2 「老年症候群」と要介護の原因疾患
 極める3 高齢入院患者は多疾患,重複障害を併存している
 極める4 早期の予防活動が機能低下を防ぐ
 極める5 フレイルと認知症予防は地域で取り組む

 Chapter 2 フレイルを知る(フレイル総論)
 極める1 フレイルは健常に近い状態へ改善できる
 極める2 高齢者の状態はフレイルの多面性から評価する
 極める3 フレイルは機器がなくても評価できる

第2部 フレイルの各論と実践

 Chapter 3 身体的フレイル:日常生活の中に運動を取り入れる
 極める1 フレイルチェックで要介護リスクを見逃さない
 極める2 運動プログラムは目的を明確に,「一品足し」で強度を上げる
 極める3 サルコペニアなどに配慮した安全な運動の実施
 極める4 動く習慣づくりで活動量を増やす
 極める5 高齢者の栄養摂取状態も考慮する

 Chapter 4 精神心理的フレイルと認知的フレイル:認知機能低下はしょうがない,としない
 極める1 心理状態や認知機能低下をを考慮して有害事象を予防する
 極める2 健常な認知機能へ回復できるMCIを見逃さない
 極める3 予防の目的は認知機能低下の程度によって変わる(一次予防と二次予防)
 極める4 二重課題トレーニングで脳を鍛える

 Chapter 5 フレイルの社会的側面:社会交流の欠如はドミノ倒しの始まり
 極める1 「外出」と「交流」が保たれているか
 極める2 社会的側面から評価してフレイル・ドミノを防ぐ
 極める3 「通いの場」への参加を促して外出と交流の機会を増やそう
 極める4 機能レベルに合わせて社会資源を利用する

 Chapter 6 地域での実践例:客観的評価を取り入れる
 極める1 併存疾患や既往歴などから全体像を把握する
 極める2 機能低下は実測や判定ツールによって評価する
 極める3 機能評価は長期で継続的に,できるだけ同じ測定方法で比較する
 極める4 目的を共有する多職種チームで地域の高齢者を支える

 Chapter 7 地域での指導ポイント:機能レベルや性格は人それぞれ
 極める1 集団トレーニングでは認知機能のレベル差に配慮する
 極める2 医療情報を聴取して個々の状態を把握する
 極める3 認知機能の評価やトレーニングで不要なストレスを与えない

第3部 認知症との共存(地域で長く暮らすために)

 Chapter 8 認知症の基礎知識;認知症は他人事,ではない
 極める1 日本の認知症患者数は増加傾向
 極める2 認知機能低下を自覚するずっと前から,脳では変化が始まっている
 極める3 治る認知症もある
 極める4 遅くともMCIの段階でくい止める

 Chapter 9 認知症の予防とリハビリテーション治療
 極める1 認知症の重症化予防(三次予防)
 極める2 認知症のリハビリテーション
 極める3 バリデーション療法:認知症高齢者との接し方
 極める4 脳の活性化を目指すリハビリテーション

 Chapter 10 社会資源の利用に依存しない地域での自立支援
 極める1 医療介護サービス導入のススメ
 極める2 医療介護サービス脱却のススメ
 極める3 サービスの選択と専門職からのアドバイス
 極める4 「レスパイト入院」などを利用して介護者の負担を軽減する

 COLUMN一覧
 1 日本の「フレイル」と世界の「frailty」研究
 2 地域で判定されたMCI 高齢者は回復率が高い?
 3 二重課題トレーニング実践例
 4 新型コロナウイルス感染拡大による影響は?
 5 「社会的フレイル」という単語を使う際は要注意!
 6 ICT ツールを使用した測定のメリット,デメリット
 7 ヒアリングフレイルとは
 8 地域測定会は高齢者と医療関係者とのコミュニケーションフィールド
 9 認知症予測の課題―バイオマーカーの開発と高齢者が抱く不安
 10 認知症との共存
 11 かなり増えてきた「認知症カフェ」
 12 「認知症高齢者の介護者負担を軽減する」というエビデンス

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定価:3,850円
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