内容紹介
鉄筋コンクリートの解き方と設計を、大学などの土木工学課程において基礎を学ぶ学生のために解説する教科書。各種鉄筋コンクリート部材に共通する断面設計の考え方、計算法や、限界状態設計法および許容応力度設計法について詳述。
目次
１章 鉄筋コンクリートの特徴と構造
１-１ コンクリート構造物の種類と特徴
１-２ 鉄筋コンクリートの特徴
１-３ コンクリート構造物の３要素
２章 鉄筋コンクリートの材料力学
２-１応力・ひずみ・弾性係数
２-２ 鉄筋とコンクリートの力学的性質
２-３ 鉄筋とコンクリートによる複合材料力学
３章 鉄筋コンクリートの設計法
３-１ 構造物の設計目的
３-２ 限界状態設計法
３-３ 安全性の照査
４章 曲げモーメントを受ける部材
４-１ 曲げ部材の変形挙動
４-２ 曲げ部材の弾性解析
４-３ 曲げ部材の終局耐力
４-４ コンクリート標準示方書による設計法
５章 軸力と曲げを受ける部材
５-１ 中心軸圧縮部材の耐荷力
５-２ 曲げと軸力を受ける部材の弾性解析
５-３ 軸力と曲げを受ける部材の終局耐力
６章 せん断力を受ける部材
６‐１ 梁に作用する応力と耐荷機構
６‐２ 梁部材のせん断破壊と耐荷機構
６‐３ コンクリート標準示方書によるせん断設計法
６‐４ スラブの押抜きせん断
７章 許容応力度設計法
７‐１ 許容応力度法における仮定と照査法
７‐２ 曲げモーメントを受ける部材
７‐３ 軸力と曲げを受ける部材
７‐４ せん断力を受ける部材
８章 ひび割れと変形：使用限界状態
８‐１ ひび割れ挙動
８‐２ ひび割れ幅の検討
８‐３ 変位・変形の検討
９章 繰返し荷重を受ける部材：疲労限界状態
９‐１ 疲労荷重と疲労破壊
９‐２ 線形被害則（マイナー則）
９‐３ 疲労設計法
10章 一般構造細目
10‐１ 鉄筋のかぶりとあき
10‐２ 鉄筋のフックと曲げ形状
10‐３ 鉄筋の定着
10‐４ 鉄筋の継手
11章 耐震設計法
11‐１ 構造物の動的応答
11‐２ 鉄筋コンクリート構造物の挙動
11‐３ 耐震設計の手順
11‐４ 耐震構造細目
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『鉄筋コンクリートの設計 第2版』（2024年1月刊）を刊行しています。
