パリティブックス いま、もう一つの素粒子論入門
新装復刊

パリティブックス いま、もう一つの素粒子論入門

著者名 益川 敏英
パリティ編集委員会(大槻義彦責任編集)
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年05月
判型 B6 182×128
ページ数 174ページ
ISBN 978-4-621-30161-6
Cコード 3342
NDCコード 429
ジャンル 物理学 >  素粒子・原子核物理
物理学 >  シリーズ物理学 >  パリティブックス

内容紹介

パリティ1997年4月号〜1998年3月号連載の同名の講座を単行本化したパリティブックスを新装復刊。物質の存在形態や運動法則を明らかにする素粒子物理学を学ぶには、基礎物理の知識や数学的手法の習得が必要だが、本書は、もともと雑誌に連載(12回)したものであるため、最小限の前提で相対論・量子論の基礎から始めて素粒子の標準理論までがコンパクトにまとめられ、全体を俯瞰できる本となっている。素粒子の世界を理解するのに不可欠な、時空の幾何学である一般相対論やゲージ理論を最小限学び、場の理論の言葉に慣れて具体的な計算ができ予言ができるようになる道筋をたどる。素粒子論の発展の要点が著者の視点でうまくまとめられている。

目次

第1章 相対論の世界
 1.1 はじめに
 1.2 マクスウェル方程式とローレンツ共変性
 1.3 相対論と光速不変
第2章 量子論の世界
 2.1 電子や陽子の世界
 2.2 ミクロの世界の法則,量子論
 2.3 量子論の枠組
第3章 場の理論超入門(I)
 3.1 変分原理
 3.2 場の方程式と正準理論
 3.3 相対論的場の方程式
第4章 場の理論超入門(II)
 4.1 スカラー場の理論と粒子像
 4.2 スピノルとローレンツ変換
 4.3 スピノルの変換性
第5章 ディラックと電子論
 5.1 ディラック方程式とその解
 5.2 ディラックの空孔仮説と陽電子
 5.3 スピノル場の量子論
 5.4 スピノル場と対称性
第6章 力は相互作用
 6.1 電磁気の量子論
 6.2 重力と弱い相互作用
 6.3 強い相互作用
第7章 疾風怒濤の時代に
 7.1 ドラマの幕開け
 7.2 クォーク理論前夜―坂田模型
 7.3 パリティ非保存と弱い相互作用
第8章 ゲージ理論とは(I)
 8.1 波動関数とゲージ変換
 8.2 AB効果
 8.3 接続の幾何とゲージ理論
 8.4 実空間での接続と重力理論
第9章 弱い相互作用理論の展開
 9.1 カレント再論
 9.2 弱い相互作用とカレント―カレント型理論
 9.3 カレント―カレント型理論の意味するもの
第10章 ゲージ理論とは(II)
 10.1 対称性と有限自由度系の基底状態
 10.2 対称性の自発的破れとヒッグス機構
 10.3 ヒッグス機構と電弱統一理論
第11章 強い相互作用,QCD理論
 11.1 クォークとQCD
 11.2 カイラル対称性の自発的破れ
 11.3 QCD理論とクォークの閉じ込め
第12章 標準模型と展望
 12.1 CPの破れと6元クォーク模型
 12.2 くり込みと大統一理論,GUT
 12.3 標準模型と素粒子論の展望

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