最新 腰痛症ハンドブック
著者名 | 遠藤 健司 編著 金岡 恒治 編著 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2012年03月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 186ページ |
ISBN | 978-4-621-06313-2 |
Cコード | 3047 |
ジャンル | 医学・薬学 > その他医療系 看護・介護・リハビリ > リハビリテーション医学 |
内容紹介
『むち打ち損傷ハンドブック』の著者らが、腰痛に関する最新情報とエビデンスをわかりやすく解説。解剖・生理,バイオメカニクス、最新の検査・治療法の他、スポーツ由来の腰痛、労災・事故との関係など、様々な切り口で腰痛に迫る。豊富な図と多数のコラム、Q&Aで読み易さを重視したハンドブック。腰痛の臨床に携わる整形外科医、コメディカル、研修医らに有用。
目次
第1章 現代社会と腰痛
1 腰痛発症の危険因子
2 高齢化社会と骨粗鬆症
3 米国の腰痛事情
第2章 腰痛の解剖
1 腰椎の構造
1.1 基本構造
1.2 脊椎のカーブ
1.3 加齢による脊椎カーブの変化
2 椎間板
3 脊椎をつなぐ靭帯
4 椎間関節(facet joint)
5 筋肉
6 血管
7 神経
第3章 腰痛のバイオメカニクス
1 支持機能
2 運動機能・脊椎の可動域
3 脊椎配列(アライメント)・姿勢
4 脊椎の安定性
第4章 腰痛の神経生理
1 腰痛
1.1 筋筋膜性腰痛
1.2 椎間関節性腰痛
1.3 椎間板性腰痛
1.4 神経根性腰痛
2 急性疼痛と慢性疼痛
第5章 画像診断
1 X線
2 CT
3 脊髄造影
4 神経根造影
5 MRI
6 骨シンチグラム
第6章
1 分類
2 急性腰痛症
3 腰椎椎間板ヘルニア
3.1 疫学
3.2 自然吸収
3.3 症状と診断
3.4 腰部脊柱管狭窄症
3.5 腰椎椎間板ヘルニアの障害高位の臨床的鑑別
4 腰部脊柱管狭窄症
4.1 病態
4.2 疫学
4.3 診断
5 腰椎分離症
5.1 病態
6 骨粗鬆症性腰痛
6.1 骨粗鬆症治療の基本
6.2 脆弱性骨折予防のための薬物治療開始基準
6.3 椎体骨折の予防
7 炎症性腰痛
7.1 結核性脊椎炎(脊椎カリエス),化膿性脊椎炎
8 腫瘍性腰痛
8.1 脊椎腫瘍と脊髄腫瘍
8.2 脊髄腫瘍
9 脊髄終糸症候群
10 心因性腰痛
11 手術をしても治らない腰痛(MOB)
12 内臓からくる腰痛
第7章 スポーツと腰痛
1 はじめに
2 外傷
2.1 打撲,筋・靭帯損傷
2.2 骨折・脱臼
3 傷害
3.1 腰椎分離症・すべり症
3.2 腰椎椎間板ヘルニア
3.3 成長期腰椎終板障害
3.4 椎間関節性腰痛
3.5 筋筋膜性腰痛
4 おわりに
第8章 事故と腰痛
1 腰痛と労災
1.1 災害性腰痛
1.2 非災害性腰痛
2 腰痛と交通事故
3 職業性腰痛
第9章 腰痛の治療
1 はじめに
2 鍼灸・マッサージ
2.1 はじめに
2.2 鍼灸について
2.3 マッサージについて
3 理学療法
3.1 脊椎マニピュレーション
3.2 温熱療法(温熱・寒冷療法)
3.3 経皮的電気神経刺激療法
3.4 牽引療法
4 運動療法
4.1 運動療法の紹介
4.2 急性腰痛に対する運動療法
4.3 慢性腰痛に対する運動療法
4.4 腰痛予防に対する運動療法
5 コルセット治療の原理
6 薬物療法
6.1 NSAIDs
6.2 筋弛緩薬
6.3 抗うつ薬
6.4 抗不安薬
6.5 抗痙攣薬
6.6 プロスタグランジン製剤
6.7 ノイロトロピン
6.8 オピオイド製剤
7 漢方治療
7.1 腰痛に対する中医学の考えおよび中医学治療
7.2 中医学の整体観念
7.3 中医学から見る痛み
7.4 腰痛の仕組み――中医学の考え方
7.5 中医学的な腰痛の分類
7.6 現代の臨床応用
7.7 利点と欠点
8 手術療法
8.1 Love法
8.2 レーザー治療
8.3 内視鏡治療
8.4 経皮的髄核摘出術
8.5 顕微鏡下ヘルニア摘出術
8.6 開窓術
8.7 椎弓切除術
8.8 脊椎固定術
第10章 腰痛Q&A
付録
1 腰痛の評価
2 腰部脊柱管狭窄症サポートツール
出版社からのメッセージ
本書は、2008年5月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。