内容紹介
暗号との関わりを中心に据えて、格子の諸問題に関する計算量の理論とアルゴリズムを述べる。概念導入には2次元格子から始めて徐々に一般次元へと進む。LLLアルゴリズムの記述の前には、2次元格子に対するガウスのアルゴリズムを紹介。基底簡約が感覚的にもわかるように工夫。
目次
第1章 基礎
第2章 近似アルゴリズム
第3章 最近ベクトル問題
第4章 最短ベクトル問題
第5章 球充填
第6章 低次超グラフ
第7章 基底簡約問題
第8章 暗号用関数
第9章 対話証明系