テクニカル・ライティング 必須ポイント50

テクニカル・ライティング 必須ポイント50

原書名 The Elements of Technical Writing
著者名 畠山 雄二
大森 充香
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年06月
判型 A5 210×148
ページ数 168ページ
ISBN 978-4-621-08407-6
Cコード 3082
ジャンル 科学一般 >  科学論文・プレゼン
科学一般 >  科学英語
論文・語学 >  論文・プレゼン

内容紹介

「数字」「測量単位」「数式」「記号」「句読法」「文法」「略語」「大文字表記」「テクニカル・コミュニケーションのコツ」「間違って使われることばとフレーズ」――テクニカル・ライティングにおいて必要不可欠な10のテーマについて、その重要ポイントを『50の規則(秘伝)』に集約し、具体的に数式や論文の用例を用いてやさしく解説。論文執筆のノウハウが、手際よく一目見て理解できる構成。初学者はもちろんのこと、研究者も現場で活用できる隠れた名著の待望された翻訳。

目次

1 「うまい!」と言われるテクニカル・ライティング
 テクニカル・ライティングとは?
  テクニカル・ライティングとそうでないもの
 いいテクニカル・ライティングとは……
  1.テクニカル・ライティングは何よりも正確でないといけない
  2.読者が必要な情報のみ書くようにする
  3.テクニカル・ライティングはシンプルでかつクリアーでないといけない
  4.テクニカル・ライティングは完全かつ完璧でないといけない
  5.テクニカル・ライティングはクリアーに書かれてないといけない
  6.テクニカル・ライティングは首尾一貫していないといけない
  7.スペリングとパンクチュエイション,それに文法ミスには要注意
  8.どんな人が読むのかイメージしながら書くようにしよう
  9.しっかりした構成のものを書くようにしよう
  10.どうせ書くなら興味をもってもらえるものを書くようにしよう
2 数字に単位、それに式と記号の表し方
 数字
  規則1 10未満の数はすべてことばで書き表すようにする
  規則2 1つのパッセージに、9以下の数と10以上の数が混在するときは、数字はどれもアラビア数字で
      書くようにする 
  規則3 大きな数は、読み手に馴染みがあり、なおかつ見てすぐ理解できるような形で書かないといけ
      ない
  規則4 数字と単位がいっしょになって,ある名詞を修飾しているときは、数字と単位の間にハイフンを
      入れるようにする
  規則5 1以下の数を表す分数なり小数が、ある名詞を修飾しているときは、単複に関しては単数扱い
      する
  規則6 小数と分数はことばではなくアラビア数字を使って書くようにしよう
  規則7 小数を縦の列や横の列にリストアップするときは,特に、表記を首尾一貫させるようにしよう
  規則8 精度が高いことをアピールせんがために,小数点以下にゴチャゴチャと数字を並べ立てるよう
      なことはしないようにしよう
  規則9 だいたいの数を言いたいのであれば、数字を使わずにことばで書き表すようにする
  規則10 数値が2つ連続する時は,(通常短い方であるが)1つをことばで書き表すようにする
  規則11 アラビア数字で文を書き始めてはいけない 
 測量単位
  規則12 単位はどんなものであれ首尾一貫して使わないといけない
  規則13 使う単位系を決めたのであれば,その単位系の単位を首尾一貫して使うようにする
  規則14 基本単位はことばで書き表し,組立単位は記号で書き表すようにする
  規則15 組立単位を書くにあたっては、かけ算の記号は中黒(・)で表し,割り算の記号はスラッシュ
      (/)で表すようにしよう
  規則16 別の単位系でも数値を紹介するのであれば,その時はカッコを使ってやるようにする
 数式
  規則17 数式は可能な限り使わないようにする
  規則18 数式は、短くて簡単なものでない限り,センタリングした上で改行し,さらに番号を付けて書
      くようにする
  規則19 数式を書くにあたっては,等号や割り算,それに分数の記号,さらには,かけ算やプラス,そ
      れにマイナスの記号といったものは,どれも,同じ高さに揃えて書くようにしよう
  規則20 文中に数式が出てきても、いつもと同じように句読点をふるようにする
 記号
  規則21 記号は使うにしてもあまり使いすぎないようにする
  規則22 論文で使う記号はすべて定義するようにしよう
  規則23 1つの記号でいくつもの意味が表わせてしまうことがないようにしよう
  規則24 記号を使うにしても、地の文の中では文法に合う形で使うようにしよう
3 パンクチュエイションに文法、それに略語や大文字語といったものに役立つ規則
 パンクチュエイション(句読法)
  規則25 複合語の形容詞をつくるにあたっては,2つの語をハイフンで結ぶようにする
  規則26 2つの名詞がいっしょになって1つの概念を表すのであれば,その時は,その2つの名詞をハ
      イフンで結ぶようにする
  規則27 いくつもの単語が等位接続されているときは,最後の単語を除いてすべての単語の終わりにコ
      ンマを打つようにする
  規則28 文の中にカッコ付きで文が挿入されているとき,そのカッコ内の文にはピリオドを付けない.
      ただし,文が単独でカッコ付きで紹介されている時はその限りではない
 文法
  規則29 分詞は懸垂させないようにする
  規則30 無終止文は書いてはダメ
  規則31 断片文は使わないようにする
 略語
  規則32 略語は初出の時にスペルアウトする.ただ,略語は,使うにしてもあまり使いすぎないように
      する
  規則33 略語ではピリオドは使わないようにする
  規則34 略語をつくるにあたり,元の語が大文字なら大文字で,小文字なら小文字で書くようにする
  規則35 ライティングをするにあたっては,表の中を除き, ”(インチ)や ’(フィート)といった
      記号は使わないようにする
  規則36 商標名は大文字で書き始める
  規則37 目立たせたいがために単語を大文字で書き始めたりしてはならない
  規則38 官庁の名称や企業の名称,それに部や課の名称,さらには他の組織の名称といったものは,ど
      れも大文字で書き始めるようにしよう
  規則39 固有名詞はどれも大文字で書き始めるようにする.ただし,あまりによく使われるようにな
      り,大本の固有名詞(人名)が意識されないようになったものはその限りでない 
4章 テクニカル・コミュニケーションをうまくやるコツ
 規則40 可能な限り能動態を使うようにする
 規則41 コテコテした大袈裟なことばを使わず,あっさりしたストレートなことばを使うようにする
 規則42 なくてもいい語や文,それにフレーズはカットしてしまおう
 規則43 漠然とした一般的なことばではなく,ハッキリとした具体的なことばを使うようにしよう
 規則44 書いてあることが読み手の頭の中で具体的にイメージできるようにする
 規則45 自分がやった実験や,その実験の結果は過去形で書く
 規則46 自分が行った実験の報告以外は、ほとんどの場合において、現在形を使って書くようにする
 規則47 読み手の知識に応じ、テクニカルな内容のレベルを調整するようにしよう
 規則48 小分けにして書くようにする
 規則49 話の内容と文の構造はどちらもパラレルな形で書くようにしよう
 規則50 どちらかというと、フォーマルな書き方よりもインフォーマルな書き方の方がいい

5 間違って使われることばとフレーズ
 テクニカルなことばとジャーゴン
 大袈裟な小難しいことば
 グダグダした表現
 「馬から落馬した」表現
 手垢の付いた時代錯誤的な表現
 時代を感じさせる派手な言い回し
 あれこれ使われる-ize
 名詞の形容詞的用法
 間違って使われやすい単語や句
 ようするに、テクニカル・ライティングをするにあたっては……
6 手紙とメモ
 手紙とメモをうまく書くコツ
  1.可能であれば,名前と役職名を書く
  2.Reを使って用件を示す
  3.何のために手紙なりメモを書いているのか,最初のパラグラフで書くようにする
  4.質問に答えるにあたっては,しかるべき順番で答えるようにする
  5.フォーマットを使うようにする
  6.手紙もメモも短いものにする
  7.読み手が次にとるべき行動を書いた上で,手紙なりメモを締めくくるようにする
  8.結語はシンプルなものにする
  9.目に優しいフォーマットにする
 電子メールについてちょっとだけ触れておこう
  1.メッセージは短めにする
  2.電子メールといえどもちゃんと書くようにする
  3.即レスする前に一呼吸する
  4.オリジナルのメッセージに言及しながら返信する
  5.必要に応じて前のメールを言い換えるなり編集したりする
7 マニュアルと添付書類
 マニュアルにもいろいろある
 いいマニュアルを書くためのガイドライン
  1.マニュアルを書くというのは,読み手に指示を与えることである
  2.書くべきことは1つ残らず書くようにする
  3.マニュアルはクリアーにかつ正確に書くようにしよう
  4.指示が確実に伝わるよう,誤解されない書き方をする
  5.警告をする
  6.命令形で書く
  7.読者層ならびに読み手の関心,そして書く内容に応じてマニュアルの構成を考える
  8.操作は通し番号を付けて提示してやる
  9.モジュール・スタイルの構成にする
  10. マニュアルをテスト・ドライブする

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