地球環境学へのアプローチ
著者名 | 京都大学地球環境学研究会 著 |
---|---|
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2008年07月 |
判型 | 四六 188×128 |
ページ数 | 262ページ |
ISBN | 978-4-621-08009-2 |
Cコード | 1336 |
NDCコード | 519 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > 京大人気講義シリーズ |
内容紹介
人間が活動する限り鉱物資源・化石エネルギーはどうやっても枯渇する。このような制約のもとで、生態系保全と地域産業の振興は両立可能なのか。次々と新しく合成される化合物の化学物質管理手法はどうあるべきか。これらすべての人間の生き方、生存に直接関わる問題を、自然科学と社会科学の両面から指摘し、解決策見つけるのが「地球環境学」である。本書では、様々な興味深いテーマが、地球環境学とどのようにつながっているのかを紹介することで、地球環境学には、非常に多様なアプローチがあることを読者に提示する。
目次
第Ⅰ部 社会システム・コミュニティーからのアプローチ
第1章 環境とNGO――気候変動問題への取組み
第2章 環境と規範形成――法律・CSR活用による環境問題への対応
第3章 環境と経済・政策――環境政策と環境保全型技術の開発・普及
第4章 環境と防災――人とコミュニティーの役割
第5章 環境と文化遺産防災――地球環境をまもる木造文化都市の防災
第Ⅱ部 技術・テクノロジーからのアプローチ
第6章 環境と水道――飲み水の安全と安心
第7章 環境と食――生体防御からみた食の環境
第8章 環境と化学――現代社会における合成化学の役割とグリーンケミストリー
第9章 環境とバイオエネルギー――藻類を利用したエネルギー生産
第10章 環境と生産――低環境負荷化学プロセス
第11章 環境とリモートセンシング――衛星を用いた地球環境観測
第12章 環境と地盤――社会基盤技術による環境保全と創造
●コラム:EUの新しい化学物質管理法REACH
第Ⅲ部 フィールド研究からのアプローチ
第13章 環境と生態系――なぜ熱帯雨林をまもらなければならないのか
第14章 環境とジェンダー――ベトナム中部・山間地域での伝統織物教室の記録と評価
第15章 環境と国際協力――地球環境学堂ベトナムプロジェクトからのメッセージ
第16章 環境と現場認識――フィールドに学ぶ視点