内容紹介
創造力、技術力、そして文化力の三点が調和した社会は、いろいろな個性や特技、スキルや知識を持った人たちが出会え、そこから新しい発見やビジネス機会を創出していく活気ある社会となる。格好のよいIT社会像がCool On ITだとすると、活気や熱気に溢れたネット社会、さしずめ、Hot On ITというネット社会の実現をデジタル時代で目指したらよいのではないか。そのためには、誰でも自由にコンテンツを作って発信し、それをデジタル資産として集積し、それに平等にアクセスできて、安心して付加価値化が行えるような情報循環システムを実現する必要がある。本書は 情報インフラを活用する放送、教育、ソフトウェア、アーカイブの技術とサービスについてわかりやすく解説。
目次
第一章 デジタル放送
はじめに/IT×DT―デジタル技術が目指してきたもの/アナログ財×デジタル財―時間と空間に無関係/物流×情流―デジタル流通のパラドックス/排他性×競合性―デジタル流通のパラドックス/他
第二章 e―ラーニング
「e―ラーニング」の定義/「e―ラーニング」の基礎/「e―ラーニング」に求められるもの/何のために遠隔教育を導入するのか?/e―ラーニングの本場アメリカの教育事情/他
第三章 オープンソース
オープンソースとは何か/ビル・ゲイツとリーナス・トーバルズ/ソフトウェアの歴史/ユニックスの登場とオープンソース/ソフトウェアの有料化/他
第四章 デジタル・アーカイブ
デジタル・アーカイブとは何か/NASAのデジタル・アーカイブ/デジタル・アーカイブと著作権の問題/アジア歴史資料センターの取り組み/京都大学電子図書館と文化遺産オンライン/他
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