生命化学I

生命化学I

天然酵素と人工酵素
著者名 小宮山 真 共著
八代 盛夫 共著
発行元 丸善出版
発行年月日 1996年03月
判型 A5 210×148
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-621-04149-9
Cコード 3343
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

本書では、まず酵素反応を化学の言葉で理解し、分子と分子の相互作用で解明することを学ぶ。次に人工酵素を分子設計するための基礎を作り上げることを主眼において解説する、学部学生のための酵素および酵素反応の教科書。

目次

1章 生体分子の構造と機能
 1.1 はじめに
 1.2 タンパク質の化学構造
 1.3 アミノ酸側鎖の性質
 1.4 アミノ酸側鎖の酸解離定数と水溶液中でのイオン化状態
 1.5 核酸,糖質,脂質の構造と機能
2章 触媒作用の基礎
 2.1 はじめに
 2.2 触媒とは何か?
 2.3 触媒作用の本質
 2.4 酸塩基触媒作用
 2.5 反応の速度定数(kobs)のpH依存性
 2.6 触媒定数の求め方
 2.7 ブレンステッド則
 2.8 反応場による遷移状態の安定化
3章 生体反応と分子間力
 3.1 生体機能における分子間相互作用の役割
 3.2 クーロン力
 3.3 van der Waals力
 3.4 交換斥力
 3.5 原子のvan der Waals半径
 3.6 水素結合
 3.7 疎水結合
4章 酵素の構造と機能(概論)
 4.1 はじめに
 4.2 酵素の特徴
 4.3 酵素の種類
 4.4 ポリペプチドの高次構造
 4.5 酵素の構造
 4.6 酵素の調節機能
5章 酵素反応の動力学
 5.1 はじめに
 5.2 Michaelis-Menten型反応とは?
 5.3 Michaelis-Menten型反応スキームと酵素の特異性
 5.4 動力学の実際
 5.5 酵素の作用機構の研究方法
6章 代表的な酵素の作用機構
 6.1 はじめに
 6.2 セリンプロテアーゼ
 6.3 リボヌクレアーゼA
 6.4 リゾチーム
7章 酵素の固定化とその応用
 7.1 はじめに
 7.2 酵素を固定化すると,どのようなメリットが生まれるか?
 7.3 酵素の固定化法
 7.4 固定化酵素の利用
 7.5 微生物の固定
 7.6 細胞の固定
8章 補酵素
 8.1 補酵素とは
 8.2 ビタミンと補酵素
 8.3 補酵素の関与する反応
 8.4 ピリドキサルリン酸 
 8.5 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
 8.6 生体内のエネルギー源:ATP
9章 金属イオンと金属差気体の化学の基礎
 9.1 生体と金属イオン
 9.2 金属錯体の基礎
 9.3 金属イオンと生体分子との相互作用
10章 金属酵素
 10.1 はじめに
 10.2 金属酵素における金属イオンの役割
 10.3 加水分解酵素:カルボキシペプチターゼA
 10.4 水和酵素:カルボニックアンヒトラーゼ
 10.5 酸化還元酵素
 10.6 金属錯体補酵素:コバラミン(補酵素B12)
11章 酵素反応の人工的模倣(1)――分子内反応と分子内触媒作用――
 11.1 はじめに
 11.2 分子内触媒作用と分子間触媒作用
 11.3 分子内触媒白湯はなぜ効率が高いのであろうか?(エントロピー項の重要性)
 11.4 分子配向の重要性
12章 酵素反応の人工的模倣(2)
 12.1 はじめに
 12.2 複数の分子間触媒の協同作用
 12.3 分子内における協同触媒作用
 12.4 分子内触媒と分子間触媒の協同効果
 12.5 協同触媒作用の効率を支配する因子
13章 酵素反応の人工的模倣(3)――人工ホスト化合物――
 13.1 はじめに
 13.2 ホスト化合物の分子設計
 13.3 各種の環状ホスト化合物
 13.4 環状ホスト化合物の化学修飾(より優れた分子認識能を目指して)
 13.5 非環状ホスト化合物(分子溝ホスト)
14章 酵素反応の人工的模倣(4)――人工酵素の構築――
 14.1 はじめに
 14.2 なぜ人工酵素を開発する必要があるのだろうか?
 14.3 人工酵素をつくるにはどうしたらよいか?
 14.4 シクロデキストリンの触媒作用
 14.5 修飾シクロデキストリン
 14.6 さらに広範な機能をもつ人工酵素の開発
15章 人工ホスト化合物と人工酵素の応用
 15.1 はじめに
 15.2 シクロデキストリンの食品,医薬,農薬への応用
 15.3 構造の似た分子の分離への応用
 15.4 光学異性体の分離
 15.5 有機合成への利用 

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