生命化学Ⅱ 第2版

生命化学Ⅱ 第2版

遺伝子の働きとその応用
著者名 渡辺 公綱
姫野 俵太
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年04月
判型 A5 210×148
ページ数 292ページ
ISBN 978-4-621-08356-7
Cコード 3343
NDCコード 464
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  基礎化学コース

内容紹介

遺伝子からタンパク質への合成過程の詳細を学べる、学部学生向けの教科書。第2版では、初版刊行から8年の生命化学の目覚ましい進歩を加筆。基礎編では遺伝子の実体や、遺伝子からタンパク質が合成されるメカニズムを、新しい発見につながった研究を紹介しながらていねいに記述。応用編では、第2版で新たに、ヒトゲノム計画、DNA配列決定法、RNA干渉、ES細胞、iPS細胞など、最新の成果を取り上げて生命の分子機構に関する知見が今日の遺伝子工学にどのように応用されているか体系的に理解できるよう解説。より詳しい説明が必要な章には“上級コース”を設定し、遺伝子の構造や、転写、翻訳の各過程について補足。

目次

基礎編
1章 遺伝子からタンパク質へ―遺伝情報システムの概略
 1.1 生物における遺伝情報の流れ
 1.2 遺伝情報の実体
 1.3 核酸間の情報伝達機構
 1.4 RNAからタンパク質への情報伝達(翻訳)
 1.5 まとめ
2章 遺伝子の実態とその存在形態
 2.1 遺伝子の実態を解明した歴史的実験
 2.2 DNAが二本鎖である証拠
 2.3 遺伝子としてのDNAとRNAの立体構造
 2.4 DNAの超らせん構造
 2.5 細胞内でのDNAの存在形態
 2.6 まとめ
 上級コース(1) 二本鎖DAN以外の遺伝子
 上級コース(2) DNAの左巻き二重らせん構造
3章 DNAの複製
 3.1 はじめに
 3.2 複製モデル―半保存的複製
 3.3 DNAポリメラーゼ
 3.4 DNA複製機構のモデルと岡崎フラグメント
 3.5 DNAの連結
 3.6 複製に関する酵素群
 3.7 複製起点での複製開始機構
 3.8 一本鎖DNAの複製
 3.9 レプリコン説と種々のDNA複製様式
 3.10 線状DNAの末端問題
 3.11 DNA合成の修復
 3.12 まとめ
 上級コース(1)DNAの組換え
 上級コース(2)複製時以外のDNA修復
4章 DNAからRNAへ―転写―
 4.1 転写プロセスの概略
 4.2 原核生物の転写
 4.3 原核生物における転写制御
 4.4 真核生物の転写
 4.5 mRNAの転写後プロセシング
 4.6 mRNAの安定性による制御
 4.7 tRNA前駆体のプロセシング
 4.8 rRNA前駆体のプロセシング
 4.9 まとめ
 上級コース(1)選択的スプライシング
 上級コース(2)トランススプライシング
 上級コース(3)RNAエディティング
5章 RNAの複製,転写と逆転写
 5.1 二本鎖RNAの複製と転写
 5.2 一本鎖(+)RNAの複製
 5.3 一本鎖(-)RNAの複製
 5.4 レトロウイルスにおける逆転写
 5.5 まとめ
6章 タンパク質の合成―翻訳―
 6.1 概略
 6.2 翻訳にかかわる分子と暗号解読ルール
 6.3 翻訳プロセスの素過程
 6.4 真核生物の翻訳反応 
 6.5 翻訳反応に影響する抗生物質
 6.6 生成タンパク質の局在化
 6.7 翻訳制御
 6.8 まとめ
 上級コース 翻訳についての諸問題
応用編
7章 遺伝子操作の誕生
 7.1 遺伝子操作誕生の要因
 7.2 遺伝子操作誕生のための基盤技術
 7.3 遺伝子操作誕生の歴史
 7.4 in vitro遺伝子組換え法
 7.5 種々のベクター
 7.6 まとめ
8章 遺伝子工学の展開 
 8.1 有用物質生産
 8.2 タンパク質工学
 8.3 分子進化工学
 8.4 RNA光学
 8.5 トランスジェニック生物
 8.6 遺伝子ターゲッティングと遺伝子ノックアウト
 8.7 まとめ
9章 遺伝子に直結した生命現象の解明とその応用
 9.1 ゲノム解読
 9.2 遺伝子治療
 9.3 クローン動物
 9.4 ES細胞とiPS細胞
 9.5 ポストゲノム時代と将来の見通し
 9.6 まとめ
参考書および参考文献

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