環境年表 平成29-30年

環境年表 平成29-30年

著者名 国立天文台
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年01月
判型 A5 210×148
ページ数 530ページ
ISBN 978-4-621-30100-5
Cコード 3040
ジャンル 科学一般

内容紹介

地球温暖化・気象・酸性雨・水循環・陸水環境・海洋環境・火山・バイオーム・生物多様性といった地球上の自然環境や、太陽活動や地球接近天体といった宇宙からの要因、エネルギー・化学物質・廃棄物・農作物といった産業や生活に密着したテーマ、感染症・放射線といった人々の健康に関わる話題など、「環境」に関する幅広い情報をまとめた一冊。 今回の改訂では主に、「ヒトの健康と環境」章に放射線の項目を追加し、読めるトピックを充実。トピックの例としては、火山の分類とその歴史、野生動物による被害、ジカウイルス感染症、福島原発事故後の放射能汚染と現状、地殻変動と海面変動がつくり出す海岸環境などがある。 本書に掲載されたデータや経年変化の奥に、現代社会にかかわる重要なテーマが埋め込まれている。将来の持続的な発展を見据え、今後の地球環境を考えていくための情報を、データとトピックで紹介。

目次

■目次
1 地球環境変動の外部要因
 1.1 太陽活動、宇宙線の地球環境への影響
 1.2 氷期・間氷期サイクルと地球の軌道要素変動
 1.3 地球接近天体と天体の地球衝突
 1.4 電磁波環境と自然科学への影響
 ◎Topic 光害と自然科学への影響

2 気候変動・地球温暖化
 2.1 気候変動
 2.2 地球温暖化
 ◎Topic 2014年夏から2016年春まで続いたエルニーニョ現象

3 オゾン層
 3.1 オゾン層の破壊につながる物質
 3.2 オゾン層の状況
 3.3 オゾンホールの状況
 3.4 紫外線(UVインデックス、紅斑紫外線量)
 ◎Topic オゾン層破壊の科学アセスメント 2014

4 大気汚染
 4.1 大気汚染
 4.2 酸性雨
 ◎Topic 気候変動対策と大気汚染対策の促進

5 水循環
 5.1 地球上の水循環
 5.2 地下水の循環
 ◎Topic 東京下町における地下水位の上昇と浮き上がる巨大建造物

6 陸水・海洋環境
 6.1 水域環境と生物
 6.2 淡水域生態系
 6.3 沿岸域生態系
 6.4 海洋生態系
 6.5 水産資源
 ◎Topic 水温上昇にともなうサンゴ分布の北上
 ◎Topic 海面水位の上昇に及ぼす地球温暖化の影響

7 陸域環境
 7.1 日本列島の地学的環境
 7.2 日本の海岸線
 ◎Topic 最近の我が国における火山噴火
 ◎Topic 新島の出現:西之島噴火
 ◎Topic 活火山・死火山・休火山について
 7.3 バイオーム
 7.4 生物群集
 7.5 野生生物(種と個体群の分布)
 ◎Topic 野生動物による被害
 7.6 絶滅のおそれのある日本の野生生物(RDB)
 7.7 外来種
 7.8 日本の野生鳥獣保護・管理
 7.9 日本の自然環境保全地域
 7.10 生物資源と農・畜産物
 7.11 化学肥料、農薬、遺伝子組換え作物

8 ヒトの健康と環境
 8.1 熱中症
 8.2 各種感染症の発生
 ◎Topic ジカウイルス感染症
 8.3 放射線と健康影響
 ◎Topic 福島原発事故後の放射能汚染と現状

9 物質循環
 9.1 生物圏の生物と物質循環
 9.2 無機圏における物質循環

10 産業・生活環境
 10.1 エネルギー
 ◎Topic 長期エネルギー需給見通し(2030年のエネルギーミックス)
 10.2 温室効果ガス排出量
 10.3 新たに製造・輸入される化学物質
 10.4 環境中の化学物質濃度
 10.5 化学物質の有害性およびリスク評価
 10.6 化学物質の管理
 10.7 騒音・振動・悪臭
 10.8 国レベルの物質収支
 10.9 各種製品群のリサイクル
 10.10 廃棄物の発生と処理処分
 10.11 循環廃棄過程における化学物質
 10.12 放射能

11 環境保全に関する国際条約・国際会議
 ◎Topic 地球温暖化対処に向けた国際的取り組みの経緯とパリ協定について

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