内容紹介
最新版ベセスダシステム第3版の完全日本語版
世界的に合意されたベセスダシステムは、日本でも広く定着し、子宮頸部細胞診の診断判定の現場や日常診療、検診業務に用いられています。本書はその解説書の最新版です。
細胞診結果報告の各章では、実用的な「細胞診判断基準」がわかりやすく詳述されました。いずれも世界標準として合意された内容で、「背景」「定義」「注釈」「報告見本」「文献」とともに、日常の診断判定の実務において必携の内容です。先進的報告様式がより洗練され、実用に即したものとなりました。
液状化検体法、HPVのバイオロジー、子宮頸部病変のスクリーニングと管理ガイドラインなどに関して蓄積された、多くの知見とエビデンスが反映されています。
細胞診断業務に携わる産婦人科医、病理医、細胞検査士を始め、子宮頸がん検診事業や病理・公衆衛生に携わる医師や医療従事者、行政関係者などの方々にとって唯一無二の必携の書です。
目次
第1章 検体の適否
第2章 非腫瘍性所見
第3章 子宮内膜細胞:どのようなときに,どのように報告すべきか
第4章 異型扁平上皮細胞
第5章 上皮細胞異常:扁平上皮系
第6章 上皮細胞異常:腺系
第7章 その他の悪性腫瘍
第8章 肛門細胞診
第9章 補助的検査
第10章 コンピュータ支援による子宮頸部細胞診
第11章 細胞診報告書に付記される教育的注釈と提案
第12章 管理に向けてのリスク評価アプローチ
監訳者あとがき
索 引
出版社からのメッセージ
本書は『ベセスダシステム2001アトラス』(2007年11月刊)の改訂版です。
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