内容紹介
生命科学・医療系の大学・大学院で必要な情報リテラシーをまとめた書籍。Word、Excel、PowerPointなどの主要ソフトの基本的な使い方から、ChemBioDraw、Accelrys Drawでの化学構造式の描画、情報検索とその信憑性の判断、情報倫理と情報セキュリティ、実験データの整理、論文の作成、学会発表の準備まで、「調べて、まとめて、発表する」ために必要なスキルをこの一冊で身につけることができる。また、なぜその操作を行うのか、どうやったら効率的にPC、ソフトウェアを扱うことができるのか、について、ただ操作できるだけではなく、理解して使いこなせることを目的として解説。PCを操作する際のちょっとしたコツも随所に紹介している。「生命科学・医療系のための情報リテラシー」(2010)を、Window 8、Microsoft Office 2013に対応させてバージョンアップした改訂版。
目次
第1章 電子データを取り扱うための基礎知識
[1]ファイル操作
[2]ファイルに関する情報:プロパティ
[3]ファイルの検索
[4]リムーバブルメディアへのデータの保存
第2章 ソフトウェアの種類と機能
[1]基本ソフトとアプリケーションソフト
[2]アプリケーションソフトの機能と特徴
[3]電子データの有効活用
第3章 電子メールの利用
[1]電子メールの特徴
[2]電子メールの構成と基本的な書き方
[3]電子メールの送受信方法
[4]ウイルスや詐欺などの被害にあわないために
[5]電子メール使用上のマナー
第4章 情報倫理と情報セキュリティ
[1]情報倫理とは
[2]個人情報保護の必要性
[3]PCと情報の保護:情報セキュリティ
[4]PCを守るための対策
第5章 報告書の作成(ワープロソフト)
[1]Wordの基本操作
[2]文字列の編集
[3]文字列・段落のレイアウト
[4]置換と検索
[5]表の作成
[6]写真などのデジタルデータの挿入
[7]ヘッダーとフッター
[8]報告書・論文を効率よく作成する機能
[9]他のソフトウェアで作成したデータの利用
第6章 データの分析(表計算ソフト)
[1]Excelの基本操作
[2]セル書式の設定
[3]繰り返しまたは連続した数値などの入力
[4]計算式と関数の利用
[5]セル内容のコピー
[6]データの並び替えと抽出、検索と置換
[7]グラフによる情報の表現・説明
[8]種々のデータを表現するためのグラフの応用
[9]分析ツールの利用――統計解析
第7章 化学構造式の描画
[1]基本操作
[2]化学構造式の描画
[3]化学式の入力
[4]化学反応式、複雑な構造式の描画
[5]化合物の情報の利用
[6]構造式などの描画要素の設定
[7]立体構造の表示
第8章 画像データの取り扱い
[1]デジタル化された画像データの種類
[2]コンピューターでの色の表示
[3]解像度と印刷物の刷り上がり
[4]画像データの圧縮
第9章 研究・調査結果の発表(プレゼンテーションソフト)
[1]プレゼンテーションの基本
[2]PowerPointの基本操作
[3]スライドのデザインとレイアウト
[4]箇条書きによる項目の整理
[5]スライド順序の編集、他のファイルからの挿入
[6]図形などのオブジェクトの挿入
[7]アニメーション効果
[8]ノートの利用
[9]スライドショーの実施
[10]プレゼンテーションの実施
[11]ポスターの作成
[12]他のソフトウェアで作成したデータの利用
第10章 さまざまな情報源と情報の信憑性
[1]情報検索の基本
[2]インターネットを利用した情報検索
[3]学術情報の検索とその情報源
[4]インターネット上のさまざまな情報源
第11章 ICT活用のための著作権と肖像権の考え方
[1]著作権と肖像権
[2]情報発信に電子データを利用する際の注意点
[3]公表された情報の利用
12章 Webページによる情報の発信
[1]WebページとHTML
[2]Webページを構成する要素
[3]メモ帳を利用したWebページの作成
[4]Webページの公開と作成
第13章 調べて、まとめて、発表する
[1]調べて、まとめて、発表する
[2]レポート・報告書を作製する
[3]研究成果を発表する
[4]論文を書いて成果を公表する
[5]現代の情報科学:インフォメーションとインテリジェンス
出版社からのメッセージ
本書は『生命科学・医療系のための情報リテラシー』(2011年9月刊)の改訂版です。
本書は改訂版『生命科学・医療系のための情報リテラシー 第3版』(2018年05月刊)を刊行しています。