ブレインサイエンス・レビュー2024

ブレインサイエンス・レビュー2024

著者名 松田 憲之
南本 敬史
難波 隆志
発行元 アドスリー
発行年月日 2024年04月
判型 A5 210×148
ページ数 216ページ
ISBN 978-4-910513-19-5
Cコード 3047
ジャンル 医学・薬学 >  その他医療系

内容紹介

2024年版のハイライトは、パーキンソン病の解明であり、複雑な霊長類の脳回路、神経回路を化学遺伝学イメージングで探る研究法の解説である。また、ヒト脳の進化、記憶を長期保存するメカニズム、Dreadd を介した、視床から大脳皮質へ送られる並列経路の解明、不確実性下の総合的意思決定を媒介する神経回路、うつ病におけるサイケデリック(セロトニン作動性幻覚薬)の利用であり、睡眠時のイメージング解析であり、統合失調症と不眠症の治療について言及。

目次

【塚原賞】1.パーキンソン病を抑制するPINK1/Parkin 依存性マイトファジーの分子メカニズム 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 機能分子病態学分野 松田 憲之/【塚原賞】2.化学遺伝学イメージングで探る霊長類の脳回路とその機能 量子科学技術研究開発機構 脳機能イメージング研究部 南本 敬史/3.細胞内代謝から解き明かすヒト脳の進化と発生 ヘルシンキ大学 難波 隆志 4.神経回路の改編に伴うシナプス前機構の機能的変化 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 緑川 光春/5.記憶を長期保存する細胞メカニズム 京都大学大学院医学研究科システム神経薬理 後藤 明弘/6.視床から大脳皮質へ送られる並列経路の解明アムステル大学 鈴木 基高/7.不確実性下の総合的意思決定を媒介する神経回路 量子科学技術研究開発機構 廣川 純也/8. サイケデリック(セロトニン作動性幻覚薬)の抗うつ作用の検証とセロトニン5-HT2A 受容体の関与名城大学薬学部 衣斐 大祐//9.睡眠時の記憶神経回路のイメージングと光操作 富山大学学術研究部医学系(兼)研究推進機構アイドリング脳科学研究センター 宮本 大祐/10.統合失調症の新しい治療戦略に関する研究 Koustav Roy

定価:4,290円
(本体3,900円+税10%)
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