内容紹介
道路土工は,土や岩石を主な材料とするほか,多様な材料を使用したさまざまな構造物で構成されており,多くの関係者が関与して成り立っています。よりよい道路土工のためには,こうした多くの関係者の方々が,計画,調査,設計,施工,供用,維持管理・更新等の各過程において,道路土工に関する基本的な知識をもって取り組んでいくことが重要です。また,近年,道路土工を取り巻く環境はICT等新技術の導入,激甚化する災害への対応等,劇的な変化を遂げています。
本書の内容は,道路土工の最近の話題や状況の変化等,多岐にわたっており,基本的な事項,最近の研究開発,実務での取り組み等を取り上げ,各編が独立した構成としています。多くの関係者の方々に読んでいただけるようにわかりやすく記述することに努めております。道路土工の基礎知識と最新技術に触れていただき,実務に活用していただくことを期待しております。
目次
第1編 道路土工の基本
第2編 道路土工における不確実性の段階的な低減
第3編 i-Construction,ICT 土工の取り組み
第4編 建設発生土の利活用
第5編 ブロック積擁壁について
第6編 道路土工の維持管理に関する基本と最近の動向
第7編 豪雨・地震等における被災概要と対策事例