内容紹介
国連を取り巻く世界の動きと、1980年代に外務省で外交官としてのキャリアをスタートさせた著者の国連との出会い、安全保障理事会を通じた仕事、そして国連開発計画(UNDP)に移ってからの平和構築と人道支援活動などについて紹介。そのうえで、UNDP東京事務所長として、国連の活動を広く日本の人々に伝えるために著者が果たした役割、SDGsや人間の安全保障に関するUNDPと日本の協力について説明する。
目次
国際機関・国際協力人材育成シリーズ第七作の出版にあたって
序
第1章 国連で働くための資格
Q1 国連ってどんな人が働いているんですか?
Q2 企業の様に新卒で国連に就職して、在職中に研修を受けることもできるのですか?
第2章 私のキャリア系譜と国連観
Q3 近藤さんはどうやって国連に入ったのですか?
第3章 UNDPという国際機関
Q4 国連にはたくさんの機関があると思うのですが、UNDPはなぜ作られて、今は何を行っているのですか?
Q5 人間の安全保障ってよく聞くのですが、UNDPとどういう関係があるのですか?
Q6 日本のすごいところは何ですか?日本は、国連の中でどんな国として見られているのですか?
Q7 SDGsと防災の関係について教えて下さい。
第4章 平和構築の現場
Q8 紛争地域で仕事をした時の最大の苦労は何ですか?紛争地域で勤務するとき、家族はどうしていたのですか?
第5章 国際社会のアクター達:外務省から国連にトラック・チェンジ
Q9 外務省と国連の一番の違いは何ですか?どうして外務省を辞めたのですか?
Q10 国際社会には警察や判決に強制力のある裁判所がないのに、国際法って意味あるのですか?
第6章 世界で現実に起きていたこと1:中東、イラク復興支援
Q11 フィールドで働く魅力とは?今までで一番好きだった任地はどこですか?
第7章 世界で現実に起きていたこと2:アジア・太平洋、インド洋津波
Q12 国連は民間企業とどのような協力関係を持つのですか?民間企業で働いていても国連に応募できますか?
第8章 UNDPの国事務所のしごと
Q13 UNDPに入るためにどんな勉強をすれば良いですか?UNDPで働くのに役に立つスキルとは?
第9章 平和と開発1:東チモールの安定化を目指して
Q14 なぜ政府開発援助(ODA)を行った方が良いのですか?紛争解決と開発援助はどのような関係があるのですか?
第10章 平和と開発2:コソボの民族融和を目指して
Q15 クロスカルチャー・リーダーシップが役に立ったのはどんな時ですか?また、カルチュラル・ダイバーシティに関して、最も気を使うことは何ですか?
第11章 アフリカの未来
Q16 近藤さんが考えるアフリカが抱える真の難題は何ですか?世界の中でアフリカが占めるシェアはこれから拡大していくのですか?
第12章 チャドの国連チーム
Q17 アフリカで働いていて一番ストレスを感じたことはなんですか?健康に支障はなかったのですか?チャドでの仕事で成果が上がったこと、上がらなかったことは?
第13章 人新世の人間の安全保障:日本で発信したU N D Pの提言
Q18 SDGsは本当に達成できるのですか?そのためにUNDPは、政府は、企業は、そして自分は何ができるのでしょうか?
Q19 ウクライナやパレスチナなどの戦争は、いつ終わるのでしょうか。これから世界はどうなっていくのか不安です。
第14章 国際開発協力の将来
Q20 この先、人間の安全保障を脅かす複合的な課題を乗り越えながらSDGsを目指して世界を住みやすくするために、国連の視点から見てどんな国際協力を進めていくのがいいと思いますか。
終わりに
国際キャリアをめざす読者へのアドバイス
謝辞
上智大学国際協力人材育成センターについて
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