ようこそ、山岳と大気がおりなす世界へ
著者名 | 上野 健一 著 |
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発行元 | 筑波大学出版会 |
発行年月日 | 2024年03月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 112ページ |
ISBN | 978-4-904074-80-0 |
Cコード | 1044 |
内容紹介
著者のフィールド研究に基づき、ヒマラヤ・チベットと本州中部山岳域を舞台とした自然地理的記載も交え、山岳域特有の天候が大気と陸面のどのような相互作用により生じているかを分かりやすく解説。アフリカ・キリマンジャロ/レソトや中国・雲南省での旅行記を学術的にまとめたコラムや、より専門的な内容を学習するための最新の引用文献と用語解説も収録。
目次
プロローグ
第 1 章 ネパールヒマラヤの雨
ヒマラヤとの出会い
雨の降りしきるカトマンズ
山で雨を測る
雲の中を飛ぶ
夜雨の正体
長期の気候モニタリングを目指して
Column 1 レソトの水 ―太平洋と大西洋の分水嶺―
第2章 チベット高原の雲と降水
大気圧の働き
高原への旅
世界初のドップラーレーダー観測
地面に届かない雨
水はどこから?
冬の高原
Column 2 キリマンジャロを行く ―山岳環境と共存する努力―
第3章 中部山岳域の森と積雪
山の天候は変わりやすい?
それは霜柱だった
落葉・開葉と冷気湖の形成
パウダースノーが濡れている
Column 3 雲南の霧、日本の雲海 ―発想のめぐり合わせ―
エピローグ/出版にあたっての謝辞
English abstract
用語集
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