わかりやすい統計学 第2版

わかりやすい統計学 第2版(電子書籍)

著者名 松原 望
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年01月
NDCコード 417
ジャンル 数学・統計学 >  確率・統計 >  統計学

内容紹介

本書は30年以上にわたって統計学を教えている著者が、豊富な興味深い事例を引きながら、わかりやすく、面白く、ためになるということをモットーに書き下した基礎的な教科書であるが、同時に統計学を通じて読者に語りかけ、自分で考えることで科学的態度をも養うように配慮してある。また、練習問題が豊富で、各人、問題を解くことによって深い理解が得られるように創られている。

目次

I 統計の考え方
 1 統計学の意義
  1.1 統計学の有用性
  1.2 統計学の誤用
  1.3 経験と知識
II 統計の解釈
 2 データの解釈
  2.1 日常生活とデータ――女性が一生の間に産む子供の数
  2.2 尺度と数量化
 3 データと地域
  3.1 地域制の統計分析
  3.2 クロスセッション
 4 時系列データ
  4.1 時系列グラフを読む(その1:経済指標)
  4.2 時系列データを読む(その2:エンゲル係数)
  4.3 時系列データを読む(その3:気象データ)
 5 分布とヒストグラム
  5.1 度数分布(その1:恋愛期間中の電話利用パターン)
  5.2 度数分布(その2:試験から住宅まで)
  5.3 偏差値
  5.4 ローレンツ曲線とジニ係数
 6 平均値
  6.1 平均値の実験――平均の統計的性質
  6.2 高すぎる平均貯蓄額――非対称分布
  6.3 現象の分布と期待値
 7 相関
  7.1 相関関係(その1:統計学のはじまり)
  7.2 相関関係(その2:予測)
  7.3 相関関係(その3:金融工学におけるポートフォリオ分析)
 8 質的変数
  8.1 名義尺度――賛否,性別,学歴,階層,購買運動
  8.2 クロス表
 9 順位
  9.1 順位の研究(その1:ランク‐サイズ・ルール)
  9.2 順位をふる――売上げの上昇・下降傾向
  9.3 地域の順位
  9.4 順位のデータ――どの程度リスキーか
  9.5 順位の研究(その2:語の出現頻度と語長)
III 統計分析
 10 平均の統計分析
  10.1 平均,分散,標準偏差,偏差値
  10.2 偏差値による比較――スポーツ・データ
  10.3 スチューデントのt検定――優位性の判断
  10.4 平均の比較(2標本t検定)
 11 相関係数
  11.1 相関関数(その1:年齢血圧関係)
  11.2 相関関数の計算――統計ソフトウェアの利用
  11.3 相関関数(その2:層別と偏相関)
 12 回帰と予測
  12.1 回帰直線――最小二乗法による予測
  12.2 回帰分析の実際
  12.3 重回帰――より高度なモデル 
 13 カテゴリカルデータ
  13.1 適合度――データの当てはまり
  13.2 二重クロス表――要因の関連をしらべる
付録A ノンパラメトリック的方法
 A.1 順位相関――順位からの相関関係
 A.2 ランの統計――ランダム仮説
付録B 因子分析
 B.1 2変量から多変量へ――現象の共通原因
付録C 統計表
 C.1 正規分布表
 C.2 t分布表
 C.3 x2分布表 

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