著者名 | 馬場 悠男 訳 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2014年02月 |
NDCコード | 469 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > サイエンス・パレット 生物・生命科学 > 生物一般 > 生物読み物 新書 > サイエンス・パレット |
シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
人類の起原はどこにあるのか――古来から、人は、この根源的な問いに向き合い続けてきた。そして今日、化石の形態的証拠に加え、X線やDNA分析などの手法の発展により、人類進化の足跡が徐々に明らかになってきている。 けれど、私たちの起源を探る営みは、決して簡単なものではない。たとえば初期猿人の化石は、すべてを合わせても、スーパーマーケットのカートに収まるほどしか得られていない。しかもそのほとんどが、体のほんの一部分の化石。そんな中で、研究者はどのようにして人類進化のストーリーを組み立てていくのか? 本書では、研究者がどのように人類進化の謎を解き明かしているか、その謎はどこまで分かったのかをまとめている。また巻末には、訳者書下ろしの追加解説を掲載し、最新の研究成果までカバー。 コンパクトながら、人類進化研究の「いま」がわかる一冊。
目次
1 はじめに
2 われわれは何者か
3 化石人類の調査と背景
4 化石人類の分析と解釈
5 初期猿人:かもしれない人類
6 猿人とホモ・ハビリス:ほぼ確実に人類
7 原人と旧人:古代の人類
8 新人:われわれ自身の人類
追加解説:まさかの最新研究成果(訳者補遺)