続 ことわざの生態学

続 ことわざの生態学

森・人・環境考
著者名 只木 良也
発行元 丸善出版
発行年月日 2024年01月
判型 四六 188×128
ページ数 214ページ
ISBN 978-4-621-30892-9
Cコード 0040
NDCコード 652
ジャンル 科学一般 >  科学読み物
環境科学・生活科学 >  環境科学 >  環境一般

内容紹介

1997年に 「丸善ブックス」 の一冊として刊行され、 森林生態学の入門書として読み継がれてきた定評ある書籍の、待望の続編。

古今東西の故事ことわざ、成句や慣用句等が、うまく言い表したり、連想される自然現象をモチーフに、森の自然のしくみと働き、森と人との付き合い、森を介した環境問題への提言などを綴ったユニークな読みもの。長年森林を相手にしてきた生態学者が趣味も交えて語る、森林科学論・森の雑記帳。

いまこそ故事ことわざを通して自然に親しみ、その叡智を学び、環境問題について考えよう。

目次

 まえがき

梅花五福を開く
  梅花五福を開く
  柳は緑、花はくれない
  うろ覚え
  難を転ずる
  木にタケを接ぐ
  「花」報は寝てマツ

もみぢの錦 神のまにまに
  「芽」は口ほどにものを言い
  名は体を表す
  もみぢの錦 神のまにまに
  森厳

辛抱する木に金が生る
  一目千本
  辛抱する木に金が生る
  角を矯めて牛を殺す
  白砂青松

空気のような存在
  空気のような存在
  木を見て森を見ず
  水は方円の器に随う
  「木」死回生
  山笑う

縁の下の力持ち
  森林はモリやハヤシではない
  母なる大地
  縁の下の力持ち
  あらたふと青葉若葉の日の光
  質より量
  年輪を重ねる

マツも昔の友ならなくに
  マツも昔の友ならなくに
  兎追いし彼の山
  適「採」適所
  隠れた才能は名を売らない

船頭多くして船山に登る
  虫の知らせ
  船頭多くして船山に登る
  生涯現役
  歴史は繰り返す

ここと思えばまたあちら
  ここと思えばまたあちら
  常は出ません、今晩かぎり
  樹静かならんと欲すれども風止まず
  柳に風と受け流す
  蛇抜け
  禍転じて福となす

自然は教師なり
  引く手あまた
  自然は教師なり
  兄たり難く弟たり難し
  Variety is the spice of life
  足るを知る

 あとがき

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